記述編目次→2.学部教学-現状と課題〜9−2文理総合インスティチュート
 

  9−2.文理総合インスティテュート

 



2001年度は文理総合インスティテュート(以下インス)完成年度であり、前期に履修の実態と課題を中心に詳細な総括を行なって、教学の改善・充実の取り組みをすすめた。


(1)カリキュラム改革

 教学総括で整理された課題について後期から各インス教員会議で具体的な改革案を検討して2002年度からのカリキュラム改定を決定した。その主内容は、インス固有科目の新設2(環境・デザイン)、インス科目の新設6(環境・デザイン2、サービス・マネジメント4)、配当セメスターの改善9(1科目を除いて3回生から2回生へ)、科目名称変更5、コア(的)科目の明確化(基礎学力強化、系統履修)である。


(2)教員の充実−インス専念教員枠の増

 インス科目の充実のために、従来からのインス教員枠6に加えて、インス専念教員枠3(当面は任期制教員として運用)を新たに設定した(各インス1名枠)。本年度については、環境・デザイン・インスで1名の次年度任用を確定した(デザイン分野、経営学部所属)。


(3)インス教学スペースの充足

実験・実習のスペース不足の改善と、インスの実践的学習、専門演習・卒業研究の展開、プロジェクト研究等の自主的学習の拡大を目的とするインス教学スペースについて、 2003年度・2004年度での充足案を策定した。


(4)進路就職、入試

本年度の就職内定状況は、3学部のインスとも概ね順調に推移し、特に、経営のファイナンス、経済のサービス・マネジメントではこれが顕著であった。本学大学院への進学予定者は、理工学部インスの22名のみであり、インス学生の進路としての大学院問題も重要な検討課題になっている。入試志願者は、過去4年間、6000人台を保ってきたが、本年度(2002年度入試)は4700人強で前年度の80%弱となり、志願者確保の取り組みが一層重要になっている。


 

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