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社会が高度化するなか、生涯学習をめぐる課題は、教養志向からスキルアップ志向まで幅広く展開しており大学に寄せられる期待は大きい。学びのスタイルも、正規学生として体系的に学ぶ人から、科目等履修制度等を活用して必要な部分を重点的に学ぶ人まで多様であり、授業選択でも仕事等の関係で昼夜開講制を活用する人も多く、これらの多様なニーズにどこまで応えられるかが問われている。 |
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本学では1996年度より昼夜開講制を導入し、4学部で計320名の社会人定員を設定するとともに履修上・学費制度上の配慮や土曜開講プログラムの開講など、社会人学生が学びやすい環境整備を大規模に進めてきた。具体的には2001年度は学部段階では産業社会学部の社会人学生を合わせると271名の社会人学生を受け入れた。また2001年度開設の応用人間科学研究科では、入学者のほぼ半数が対人援助の現職にある社会人である。さらに教育訓練給付講座の設置や、企業と協定を結んでの科目等履修生の受け入れなど、多様なニーズへの対応を進めてきている。 |
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上記のように、正規学生としての受け入れについては一定の到達点にあるといえるが、大学の持つ豊富な教学資源を更に活用してより多様なプログラムを開発する面でなお多くの課題がある。 |
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生涯学習ニーズは、現時点では大学院における展開に重点が移りつつある。本学においても2003年度開設に向け、定員の半分を社会人が占める言語系大学院の申請を準備中である。2002年度には5研究科が教育訓練給付制度講座の指定を受けるが、大学院における社会人受け入れの一層の推進とともに、学部教育と連携した新たな社会人プログラムの開発などを早急に検討する必要がある。 |
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