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●部別状況
増加した学部は、理工学部29.0%増、文学部26.5%増、産業社会学部18.5%増、法学部14.5%増である。理工学部は、電子光情報工学科への名称変更とセンター試験利用方式前期に3教科型を加えたことも主因といえる。文学部と産業社会学部は新学科の心理学科と人間福祉学科の人気のほかに、センター試験利用方式のセンター試験前出願締切も大きな伸びにつながった。減少した学部は、国際関係学部18.4%減、経営学部14.7%減、経済学部9.9%減、政策科学部9.8%減である。
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(2) |
●地域・男女・現浪別志願者数の状況
出身高校地域別では、近畿圏45.7%で前年度より0.9%減。近畿圏以外は、前年度より0.9%増加し、53.4%でした。センター試験利用方式の受験者増や地方会場の展開により、地元での複数受験が定着化したことが要因である。男女別では、女子が30.1%で前年度より1.4%減。現浪別では、現役が62.5%で前年度より0.4%増加。ここ1〜2年は現役志願者数の急激な減少が予測されていないことから今後もこの傾向は続くものと思われる。 |
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●入試方式別の志願者数状況
C方式が117.6%増、女子特別42.8%増、後期分割18.7%、センター試験利用方式前期日程で17.6%増、A方式6・6%増。C方式は今年度から2回受験実施のため増加し、センター利用方式は全国的なセンター試験受験者の増加、国立大志望者層の上位私立大受験の増加、同一学部を4教科型と3教科型の2パターンで併願できることなどが背景にある。個別方式では、JE方式(39.0%減)、E方式、M方式等が減少している。 |
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●実志願者数と志願者1人当たりの併願件数
1人あたりの併願件数は2.12件で、前年度より0.07件増加。本学の教学改革や進路・就職実績等への幅広い支持層の拡大により年々、実志願者数は拡大している。
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●合格者数の状況
合格者数は、21,319名で前年度より761名増加しました。A方式、M方式、JE方式、女子特別で減少したほかは、各方式ともに増加しており、センター試験利用方式前期日程は前年度比117.5%と門戸を広げた。全体の競争率は、4.6倍で前年度より0.2ポイント上がった。方式別ではC方式が高い一方でJE方式は前年度高倍率のため合格者数を絞り込んだ。現役合格者は、56.7%で前年度より0.8ポイント下がり、合格者全体に占める女子合格者は29.7%で、前年度より2.8ポイント下がった。女子は志願者が減少したのに合わせて合格者数も前年を下回った。
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(1)
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APUの開学により2大学3キャンパス、3附属校としての総合学園としての立命館の特徴を発揮した教学政策に沿った入学政策を展開する。また、国内外の優秀な学生の受け入れを目指し、双方向ネットワーク作りを行う。
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(2)
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入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)を明確にし、教育界・受験界に発信する。その中で総合学力に優れた学生の確保を目指し、3教科論述型入試、4教科型入試を導入し、21世紀初頭の先駆的入試の新しいモデルを構築する。 |
(3)
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中等教育現場との連携と相互理解を図り新しいAO入試モデルを提示する。高等教育に必要な基礎学力の修得を前提に、自己表現力に豊かな入学者の発見の場とする。 |
(4)
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高等学校との教育的接続を積極的に推進し、リーディングユニバーシティとして有機的連携のあり方を提示する。 |
(5)
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2大キャンパスとAPUにおける教学改革、進路(大学院・就職政策)と連動させる総合的な入学政策の確立を図る。
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(6)
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社会人・編入学試験を通じ、多様な社会経験を持つ学生受け入れ策を一層推進する。 |
(7)
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留学経験や国際交流において優れた実績をあげた学生とAPUの先行事例も活かした留学生を確保し、国が推進している留学生受け入れ政策を先取りする。 |
(8)
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IT化に伴う受験システムの変革を推進し、時代の新しい動きを迅速、的確に対応する。高等学校と受験生がより簡明に本学の情報を入手でき、密接な連携を図ることが可能である。
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