@コア科目 |
法学部では、1999年度より、法学入門、契約法T、憲法T、契約法U、刑法T(政治行政専攻を除く)および近代政治思想史(政治行政専攻のみ)の6科目を、法学部学生が学習を進めていくうえで不可欠な基本科目(コア科目)として位置づけ、登録者数300人規模に授業を分割するともに、小テストおよびコミュニケーション・ペーパーを積極的に活用するなどして双方向型授業を実施している。また、各クラスに3名ずつのティーチング・アシスタント(大学院生)を配置し、学生諸君の自主的学習を支援する体制も整えている。さらに、学生諸君の省察を促すため、定期試験の答案も返却している。 |
A専門ゼミ |
専門ゼミは3・4回生時の学習の核となるものである。将来の進路との関係においても、ゼミでの学習さらには学生と教員・学生相互のコミュニケーションが占める位置は極めて大きい。そこで、2000年度より、「私は○○ゼミの学生である」というアイデンティティを持たせるべく、また、ゼミ選択を一つの学習機会として位置づけ、「演習実施要項」の配付から仮登録までに1ヶ月の熟考期間を確保した。
なお、前述のように、4回生ゼミのいわゆる空洞化を防ぐため、1999年度より4回生ゼミを「卒業研究・論文」とした。 |
B双方向型授業の実現 |
コア科目における双方向型授業の実践については前述したが、その他の科目においても、コア科目におけると同様の教育条件を確保するべく努力を続けている。
すでに、全科目において、登録者数500人以下となるように授業を分割している。
また、定期試験の講評も半数以上の科目で実施されている(コア科目においては答案返却とともに完全実施)。
小テストおよびコミュニケーション・ペーパーの活用やTA配置なども、教員相互の経験交流会などをとおして、全学部的な拡がりを見せてきている。
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