教員紹介

専任教員

名取 隆(なとり たかし) 教授

取得学位
博士(工学、東北大学)
担当課程
博士課程前期課程、博士課程後期課程
研究分野
技術経営、中堅中小・ベンチャー企業論、新製品・新事業開発、オープンイノベーション
研究テーマ
「中堅・中小・ベンチャー企業の経営戦略」
「技術マーケティング」
「新製品・新事業開発」
「オープンイノベーション(企業間連携、産学官連携等)」
「競争戦略」
「中小企業支援育成政策」

研究紹介

  • 「中小企業のイノベーション創出における課題と対応策」
  • 「ウェブサイト活用による中小企業の技術マーケティング」
  • 「BtoB中小企業のブランド構築と顧客との関係づくり」
  • 「マッチング型オープンイノベーションの有効性とその要因」
  • 「中小ものづくり企業の持続的競争優位」
  • 「自治体による中小企業のイノベーション促進政策の方法と効果」

経歴

東京大学経済学部卒業後、日本開発銀行(現在の日本政策投資銀行)入行。日本政策投資銀行地域振興部企画審議役を経て、2009年4月より現職。同行での約30年間の勤務において、主として調査とファイナンス業務に従事する。強みはあらゆる業界と現場の事情を熟知していること。また、市長アドバイザーとして自治体へ出向し、地域の起業家の育成に務めるなど地域振興行政の経験もある。英国ロンドン・ビジネス・スクール・スローン・プログラムコースを修了。東北大学大学院工学研究科技術社会システム専攻を修了し、博士(工学)を取得。研究は中堅中小・ベンチャー企業を対象に、イノベーション創出(新製品・新事業開発、オープンイノベーションを含む)、技術マーケティング、競争戦略、中小企業支援育成政策などのテーマが中心。数多くの論文と学会発表の実績あり。実務と学術研究の双方に通じていることから、自治体、経済団体等から各種の公務(委員会委員等)の依頼も多く、企業の経営幹部・技術者等を対象とする社内研修にも数多く携わる。近年では中小企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の研究を進めており、その成果を講演会や研修に活かすなど中小企業の支援育成に努めている。

著書

  • 「兵神装備が進める中小ものづくり企業のブランド戦略」日経BP 2016年10月
  • 「中小企業のための技術経営(MOT)入門」同友館 2015年3月
  • 「経営システム学への招待」日本評論社 共著 2011年12月
  • 「経営学論集79集『日本企業のイノベーション』」千倉書房 2009年9月
  • 「日本中小企業学会論集第28巻『中小企業と地域再生』」同友館 2009年8月

所属学会

研究・イノベーション学会、日本MOT学会、日本ベンチャー学会、関西ベンチャー学会、日本経営システム学会、日本中小企業学会、組織学会、日本経営学会、日本地域政策学会

受賞学術賞

  1. 研究・技術計画学会(現、研究・イノベーション学会)第1回論文賞受賞
    対象論文「技術指向型地域企業に対する知的財産ファイナンスの円滑化方策に関する研究」研究技術計画Vol.20、No.4(平成17年)
  2. 日本ベンチャー学会第8回清成忠男賞(論文部門)受賞
    対象論文「ウェブサイト活用による中小企業の技術マーケティング-潜在顧客から“探し当てられる”戦略の効果と課題-」、日本ベンチャー学会誌 ベンチャーレビュー March 2013、No.21(平成25年)