修了生の声

修了生の声

蔵本 素之さん

(2018年4月入学 博士課程前期課程)

略歴
2018年4月 テクノロジー・マネジメント研究科 博士課程前期課程 入学
2020年3月 テクノロジー・マネジメント研究科 博士課程前期課程 修了

日本カーリット株式会社勤務
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インタビュー

一般学生(ストレートマスター)と共に受講する講義について
若い学生達と共に学べたことは、私にとっては面白く非常に刺激的でした。出張が多く、グループワークでは、週に1回の集まりがやっとで、後はメールでのやり取りでしたが、チームワークで目標を達成できました。共に学べたことは大きな喜びにつながりました。
修士論文・研究内容について
修士論文は、車載用リチウムイオン電池開発におけるプロセスイノベーションの重要性についての研究を行ないました。電気自動車 (EV) の動力源である車載用電池開発に関する研究は、今最も注目されている技術のひとつです。それゆえに非常に苦労もしました。日本の液晶パネルや民生用リチウムイオン電池が中韓勢に負けた要因を分析し、日本の電池メーカーが生き残る提案を行ないました。技術面だけでなく、日本のものづくりや雇用慣行まで踏み込む壮大な内容となりましたが、私にとっては充実した研究でした。
仕事と学業の両立について
正直大変でした。毎週、東京(本社)、群馬(工場)と大阪いばらきキャンパスを往復する日々が続きました。私の勉強部屋は、新幹線の車中とホテルの部屋でした。仕事のトラブル対応もあり、限られた時間の中での学業でした。しかし、集中力を高めることでそして、周りの方々に支えられ乗り越えることができました。感謝しています。
MOTを学んで身についたこと
自分の仕事に関して深く、広く考える機会を得、新たな視点を得ることが出来ました。俯瞰的な見方が出来たことで、自分にとってベストな方向性を見出せたと思っています。 立命館MOTは、そのようなことを教えてくれる学びの場でした。
進学を検討している方々へのアドバイスやメッセージをお願いします。
確かに仕事と学業の両立は大変だと思います。しかし、そのことが必ず仕事に役に立ちますし、役に立つために勉強をするべきだと思います。一般学生に比べ、仕事や家庭があるため、時間がなかなか取れないとは思いますが、その分集中すれば得るものも大きいです。 様々な課題を科学的に分析し、それらを実務に落とし込むことが解決の早道です。