修了生の声

修了生の声

松本 侑樹さん

(2018年4月入学 博士課程前期課程)

略歴
2018年3月 立命館大学情報理工学部 知能情報学科 卒業
2018年4月 テクノロジー・マネジメント研究科 博士課程前期課程 入学
2020年3月 テクノロジー・マネジメント研究科 博士課程前期課程 修了

2020年4月より NTTコミュニケーションズ株式会社に入社
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インタビュー

立命館MOTに進学を決めた理由は?
学部生向けのMOTの基礎講義をきっかけに、自身の目指すエンジニア像を考えるようになりました。開発を主務とする上流過程のエンジニアは、ただ性能の良い商品を開発すれば良いというわけではありません。時には、プロジェクトを管理するマネジメントの能力、斬新で付加価値の高い製品を提案する企画力も必要になります。情報理工学部の大学院は、自身の技術力を高めるという点で魅力がありますが、私が目標とするエンジニアになることができないと感じました。そこで技術経営を学べる立命館MOTへの進学を決心しました。
面白かった講義は?
MOT研究科に進学して印象に残っているのは、アイデア発案法の講義です。講義では、チームで新しいサービスや製品を提案します。これまで知らなかったアイデア発案法を活用し、次々と斬新なアイデアが生まれました。一人でアイデアを考えることには、限界があること知り、チームメンバーの重要さに気づくことのできる講義内容でした。
どんな2年間を過ごしましたか?
チームを組み、プロジェクトを管理する力が向上しました。ファシリテーターとして進捗管理の方法、ミーティングなどの場面でメンバーの意見を引き出すスキル、メンバーのプロジェクトへのモチベーションを管理するスキルが身につきました。これらを学ぶために、現役の経営コンサルティングの方の指導も受けることができました。実際に、5ヶ月間におよぶプロジェクトのリーダーを務め、普段の講義や話し合い、就職活動の場面などでも経験が活かされ、さらに能力を磨きあげることができました。
就職活動について
5ヶ月間のプロジェクトリーダーとしての経験が活かされました。私のチームは日本人が二名、国際学生(留学生)が三名いました。言語の壁や価値観の違いの中、メンバーの強みを引き出すことができたという自信が、就職活動でのグループディスカッションでも役に立ちました。立命館MOTには、様々な学問分野をバックグラウンドに持つ学生・留学生が多く在籍しています。普段の講義では、考え方や価値観が違う人たちの中で協調し、自分とは異なる感性をどのように活かすかを学ぶことができます。これは、立命館MOTならではの強みです。
進学を検討している方へメッセージ
立命館MOTに進学を検討している方のなかにはMOTがどのような学問であり、どんなスキルが身につくのかをイメージできない人もいると思います。立命館MOTの講義は、大学院進学前の段階でも、さまざまな形で受講することができます。実際に、私は情報理工学部の単位としてMOTの講義を受講しました。単位にならなくても、聴講は有効です。ぜひ、講義を受けて立命館MOT進学へのモチベーションアップに活用してください。