修了生の声

修了生の声

佐藤 拓朗さん

(2017年4月入学 博士課程前期課程)

略歴
2017年3月 立命館大学情報理工学部 情報システム学科 卒業
2017年4月 テクノロジー・マネジメント研究科 博士課程前期課程 入学
2019年3月 テクノロジー・マネジメント研究科 博士課程前期課程 修了

2019年4月より ローム株式会社に入社

インタビュー

立命館MOTに進学を決めた理由は?
学部では情報系を専門としていたのですが大学院進学にあたっては専攻をMOTに変更しました。それはWebマーケティングを学び、また実習でそれを駆使した体験をしたかったからです。学部時代は『Webサイトを利用する際の人々が感じ取るプライバシー』について研究をしていたのですが、研究を進めるうちに、『Webユーザの購買動機やどのようにすれば商品が売れるのか』ということについて関心が高まっていきました。MOT研究科ではプラクティカムと呼ばれるカリキュラムがあり、そこでは企業から与えられた課題の解決に取り組むことになっています。その中の課題に『Webサイトで課題解決をする』という内容も含まれており興味を抱き、進学することを決意しました。
面白かった講義は?
講義のなかには企業における新規事業の提案を試みるというものが多くあります。MOT研究科ならではの講義だと思います。事業を起こすにあたってのアイデア発案法や価格設定の方法などを実践的に学習でき、また他のグループの起案事業を聞くことも出来ます。その中で自身が提案した事業を企業の実務者に評価してもらい新規事業企画の楽しさと難しさを実感することができました。事業を一から発案し起こすまでのプロセスを学習し、企業の方から評価をいただけたのはとても楽しかったです。
どんな2年間を過ごしましたか?
MOT研究科ではグループワークやそれを通じてまとめた結果の発表機会が多く、そこでの成功は自主性&協調性が鍵となります。さまざまな講義やプラクティカム(課題解決型の企業実習)などをこなしていくうちに、自身やグループの意見を整理し、簡潔に伝える力が自然とついたような気がします。今後の仕事に必要なコミュニケーション力やプレゼンテーション力を高めることができたと思います。
就職活動について
MOT研究科で学ぶまでは、就職活動が成功するか不安でした。しかし、この二年で企業と共同で経営課題に取り組んだ経験や、多くのグループワークをこなし培ったコミュニケーション力は就職活動でも役立ち、自然と自信がついていくことを実感しました。MOT研究科では、単に技術経営に関わる能力を高めるだけでなく就職活動に活発に取り組む姿勢や自信を身に着ける貴重な機会となりました。
進学を検討している方へメッセージ
MOT研究科では学生でありながら社会人の方と多く接する機会があります。例えば在籍している社会人の方とグループワークもありますし、またプラクティカム(課題解決型の企業実習)を通して経営課題を解決するといった実習もあります。これらは、社会に旅立つ前の自信の構築にとても役立ったと思います。これらの経験を通して得た自信であるからこそ、就職活動にも前向きに取り組むことができ、面接時の評価にもつながったのではないかと思います。このような学生生活を過ごしてみたいと思われている方は進学を考えてみてはいかかでしょうか。