
キャンパスには塀を設けず、多様な人が集う、地域・社会に開かれた場を目指します。
すでに、市民と協同して行う「育てる里山プロジェクト」や「ガーデニングプロジェクト」を実施し、
キャンパスには市民の方も利用できる図書館、ホールなどが整備されます。
さらに茨木には、スマートコミュニティ、商店街の活性化、環境問題など、
学生の学びに繋がるテーマが数多く存在。
私たちはまち全体をキャンパスと捉え、アクティブな学びを展開し、課題解決に取り組みます。
また、「産官学」に加え、地域との連携も視野に入れています。
「地域の皆さんと一緒につくりあげたい」そんな思いに溢れたキャンパスです。

失われつつある茨木の里山から構成種を採取し、
キャンパスに植栽・再生する「育てる里山プロジェクト」を実施します。
新名神高速道路の整備により失われつつある茨木の里山から苗木を採取し、
キャンパス内約1000m2の「里山エリア」に植栽。苗木の育成・手入れに学生や市民が関わり、
茨木の里山の再現を今後数十年かけて目指す息の長いプロジェクトです。
「里山サポートネット・茨木」の協力を得て2012年から苗木の採取活動を開始し、
市民や学生・教職員のみならず、市内の高校生も活動に参加しています。
キャンパスの里山が、茨木北部に広がる豊かな里山について知ってもらうきっかけとなり、
さらに茨木のまちにも緑が広がることを目指します。

魅力あふれるガーデンを、市民や学生と一緒につくり・育てていく
「ガーデニングプロジェクト」を実施します。
キャンパスの一角に、市民や学生が協同でガーデンづくりを行う「テーマガーデンエリア」を設置。
センスと個性のある魅力あふれるガーデンづくりと、世代を超えた新たなコミュニティづくりを目指します。
また、ガーデニングの魅力や基礎知識を知ってもらうためのガーデニング講座なども実施します。

本を通じた人の輪を育む「まちライブラリープロジェクト」を実施します。
蔵書0冊の本棚からスタートする図書館「まちライブラリー」は、
参加者自らが書いたメッセージ付きの本を持ち寄り、本棚に「植本」することで、
参加者自らの手で図書館を育てていく活動です。
勉強会やワークショップなども開催することで、本やイベントを媒介とした、
人と人との出会いと交流、大学と地域をつなぐ場となることを目指します。