2017年度 立命館大阪プロムナードセミナー
「落語を通して語る戦争・平和・人権」
講師 安斎 育郎
立命館大学名誉教授
立命館大学名誉教授
安斎科学・平和事務所(ASAP)所長
立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長専門は、「放射線防護学」「平和学」。東京大学工学部原子力工学科卒(第1期生)、工学博士。立命館大学経済学部、国際関係学部教授を経て、2008年より立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長。2013年、日本平和学会第4回平和賞受賞。福島原発事故後は、毎月福島を訪れ、放射線量測定や食料汚染検査、 相談活動など被災者に寄り添った活動を行っている。
【募集案内】
開講期間 | 全6回(いずれも火曜日) ※終了しました※ 2017年4月25日・5月30日・7月4日・8月29日・10月3日・11月28日 |
時 間 | 14:00~15:40(90分の講演と10分の質疑応答) |
会 場 | 立命館大阪梅田キャンパス (大阪富国生命ビル5階) |
受講料 | 1回1,700円(全6回一括申込・振込の場合 8,500円) |
定 員 | 各回100名 【先着順】※要事前申込 ※終了しました※ 定員になり次第締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。 |
【講演内容】
今年は日本国憲法が施行されて70年目に当たります。政権が改憲を視野に入れつつある中で、論憲・護憲・活憲・加憲など、それぞれの立場からの議論が展開されるでしょうが、ちょっと視点を変えて、憲法の根底にある平和や人権の問題について、「落語」の世界を通じて考えてみたいと思います。私が愛読する『寄席芸人伝』(古谷三敏ファミリー企画、全11巻)をとっかかりに、必要に応じて『日本の話芸』(NHKDVD)などにも目を配りながら、落語や落語家の生き方に反映された戦争・平和・人権の問題を垣間見てみましょう。
第1回 | 『寄席芸人伝』第90話「破礼噺花蝶」※終了しました※ 2017年4月25日(火) 「欲しがりません勝つまでは」。戦争宣伝映画の監督と作家のお座敷に呼ばれて艶笑落語を演じる春風亭花蝶。高座でも艶笑落語を演じては憲兵に踏み込まれている。果たして、監督と作家、そして、艶笑落語の花蝶は、終戦を迎えてどのように生きたのか? |
第2回 | 『寄席芸人伝』第42話「噺家戦記 柳家円治」※終了しました※ 2017年5月30日(火) 1941(昭和16)年10月30日、浅草・本法寺境内に「時局に合わない」として50余の落語台本が「禁演落語」として葬られた。やがて太平洋戦争が勃発、落語家にも「赤紙」(召集令状)が届くようになった。将来を嘱望されていた柳家円治の命運は? |
第3回 | 五代目春風亭柳昇「与太郎戦記―戦場にかける恋」※終了しました※ 2017年7月4日(火) 敗戦濃厚の時局の中で、秋本安雄伍長(後の春風亭柳昇)は対空対戦業務を命じられ、部下15人を連れて貨物船の警備をしながら上海に向かった。雲霞のごとく攻め寄せる米軍戦闘機に対抗して打ち放った「秘密兵器」。果たして秋本伍長の命運やいかに? |
第4回 | 『寄席芸人伝』第31話 「動乱幸助」 ※終了しました※ 2017年8月29日(火) 2・26事件前夜、一人の軍人が寄席の高座に立った。演じたのは『一眼国』。今となってはやや差別的にも感じるが、価値観の相対性をテーマとするこの演目は、現代の人権問題を考える場合にも示唆に富んでいるが、軍人落語家はどうなったのか? |
第5回 | 『寄席芸人伝』第112話 「地獄巡り 柳家吉松」※終了しました※ 2017年10月3日(火) 戦後間もない寄席の高座。柳家吉松がヒロポンの勢いで『地獄参り』を演じている。人々は笑いに飢えていた。ヒロポンを打つ芸人を嘆かわしそうに見ている大看板・古今亭志ん蔵。やがて楽屋には「ポン中」が蔓延。吉松は落語かヒロポンか、選択を迫られる。 |
第6回 | 『寄席芸人伝』第124話 「名残の雪 三遊亭新朝」※終了しました※ 2017年11月28日(火) 文明開化の頃、寄席には薩長を始めとする地方出身者が押し寄せるようになった。若手噺家が『道具屋』を演じているがさっぱり話が通じない。近頃は「ヘラヘラ踊り」など珍芸まがいを演じる噺家も出るありさま。時代の変容に直面した三遊亭新朝が選択した道は? |
※事情により、やむを得ず、日程・テーマ・講演者などが変更になる場合がございます。
【お申込方法】
※全6回満席につき受付を終了しました※①「受講申込書」に必要事項を記入の上、FAX・メール・郵送、いずれかの方法で下記お申込み先までお送りください。
※お電話での申込みはできません。
※メールでお申込みの場合、メールに必ず件名・本文を記載のうえ「受講申込書」を添付してください。
件名・本文がないと正常に受け取ることができませんので、ご注意ください。
②受講申込み受付後、「受講受付確認書」「郵便払込票」を送付いたしますので、受講料を納入(郵便払込)願います。
※事務局窓口にて現金で納入することはできません。
※払込手数料は申込者のご負担でお願いいたします。
※いったん納入いただいた受講料は返金いたしかねますので、ご了承ください。
※事務局より受講料納入確認の通知は行いません。
※お申込み後、二週間以上たっても連絡がない場合は、お手数ですがお問合せ先までご連絡ください。
③受講当日は、会場受付にて「受講カード」をご提示ください。
※2015年4月以降初めて講座を受講される方へは、受講料の納入確認後、受講カードを送付いたします。
※受講カードが届くまで1~2週間程度かかることがあります。
※既に受講カードをお持ちの方は、引き続きご利用いただけます。カードの再発行は行いません。
【講座会場】

※講座会場(大阪富国生命ビル5階)へは、地下2階又は1階からシースルーエレベーターをご利用ください。
【お申込み・お問合せ先】
〒530-0018大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル14階
立命館大阪梅田キャンパス 14階公開講座事務局
(窓口時間:月~金9:00~17:30 ※土日祝を除く)
TEL:06-6360-4895
FAX:06-6360-4894
E-mail:osaka-kz@st.ritsumei.ac.jp(公開講座専用)