新たな応用分析化学を目指して…
本研究室では「分析科学」を軸に「レギュラトリーサイエンス」、「食品衛生」、「臨床化学」、「天然物」などへの応用を試みている。
特に、「分析化学」ではデータの信頼性を最も大切にしたうえで、社会貢献できるテーマに取り組んでいる。
応用分析化学:3つのアウトプット
レギュラトリーサイエンス - Regulatory Sciences -
食の安心・安全に関する分析プロジェクト
私たちが身近に感じる食の安心・安全を分析化学によるアプローチで解決していく研究を推進します。
食品中の残留農薬などの試験法開発、危害物質の分析などは行政研究と直結し、消費者の安全に関連するテーマです。
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食品化学 - Food Chemistry -
機能性物質の創出に関するプロジェクト
身近な天然物の中には、未知の機能性物質がまだまだ存在している可能性があります。
近年、理化学分析技術の発展により、それらの探索に対するアプローチが抜本的に変化しています。
我々の研究室では、デジタルデータの活用やユニークな分離技術を応用して、新たな機能性物質の探索を進めています。
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臨床化学 - Clinical Chemistry -
バイオマーカー探索に関するプロジェクト
私たち人間は動的平衡のうえに成り立ち、ミクロでの変化とマクロでの普遍性が完全に隔離したものとして存在している。
しかし、ミクロでの変動を包括的に計測し、解析することで未来の平衡状態(マクロ)を把握しうるWell-beingの貢献に繋がると考えています。
そこで、メタボロミクスを軸に動的平衡、そして新たなバイオマーカーの探索に寄与する研究を進めています。
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本研究室が目指す学生像
● 「分析化学」を発展・普及させる社会人
● 新たな測定技術を作り出せる研究者
● 分析的概念をもつ薬剤師
● 客観的データを理解できる常識人
アプリケーションデータ
● ゴマ油不けん化物からのセサミンおよびセサモリンのHSCCC単離精製
(Takahashi, M., et al., Sep. Sci. Plus 1, 498-505. 2018)
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● アバメクチン製剤からのアベルメクチンB1aおよびB1bのHSCCC単離精製
(Beppu, K., et al., Anal. Sci. 37, 1385-1390. 2021)
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● ベニコウジ黄色色素からのキサントモナシンAおよびBのHSCCC単離精製
(Takahashi, M., et al., J. Chromatogr. A 1555, 45-52. 2018)
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● 毒きのこ「ツキヨタケ」からのイルジンSのHSCCC単離精製
(Uto, Y., et al., Anal Sci. 35, 789-792. 2019)
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● ディープラーニング高等線HPLC法を用いた食用きのこ識別に関する研究 [Supporting Information]
(Kitao, S., et al., 日本食品化学学会誌 30, 128-133. 2023)
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