2020年度研究所重点研究プログラム

プロジェクト名概要
アジアと日本における多文化共生と相互理解(リーダー:文京洙・国際関係学部特任教授、当研究所副所長) 「アジアの深い理解と相互理解」およびそれに基づく「多文化共生」を考究する。SDGs およびコロナ・パンデミックの到来にも鑑み、災害に対してアジア的な視点からどのように有意義な対応が可能かという視点も加えて研究する。
アジア的文明・発展径路の多元性(リーダー:小杉泰・当研究所所長) 欧米中心主義に対する相対的な視座を強めるのみならず、アジア的な文明・発展経路そのものが多様なものであることを踏まえて、研究を進める。今年度は特に、コロナ・パンデミックが世界システムにもたらした変容をも分析し、アジアから見たグローバル世界の展望を築く。2019 年に開始したマレーシアとの連携による「アジア的文明・発展径路コロキアム」第2回目を開催する。
アジア・イスラームとジェンダー論(リーダー:末近 浩太・国際関係学部教授) アジア的な穏健で発展的なイスラームのあり方の検討をさらに進める。そのために、アジア・イスラームの実態を考究するとともに、SDGs でも大きな課題となっているジェンダー平等を視野に入れて、ジェンダー論の観点を導入した研究も進める。
国際多言語オンライン・フォーラムの活用によるアジア・日本研究推進の方法と展望(リーダー:森 裕之・政策科学部教授) 国際的多言語オンライン・フォーラムMeridian180 をよりいっそう活用する方途と、それによってアジア・日本研究を推進するための展望を得る。