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2022.09.06

【レポート】Peg Barratt教授(ジョージワシントン大学教授・立命館大学上席研究員)を招いて講演会‘Sustainable Development Goals and Psychology: Developmental Psychology, Social Psychology, Behavior Change’を開催しました!

 2022年5月20日,ジョージワシントン大学教授・立命館大学上席研究員Peg Barratt教授による講演会‘Sustainable Development Goals and Psychology: Developmental Psychology, Social Psychology, Behavior Change’を開催しました。立命館大学大阪いばらきキャンパスでのオンサイトおよびzoomによるハイブリッドで,多くの方にご参加いただきました。

 国際的に関心の高いテーマであるSDGsは,本学園全体においても積極的な取り組みがなされています。本講演では,SDGsが掲げる国際的課題の解決に心理学がどのように貢献できるか,心理学の中でも特に発達心理学や社会心理学がどのように寄与できるか,具体例を挙げながら分かりやすく説明していただきました。たとえば‘foot-in-the-door’やself-persuasionなど,これまで積み重ねられてきた社会心理学の知見やナッジ理論が,SDGsの課題解決に向けて人々の行動変容をもたらす大きな力があることを,Barratt先生ご自身も実践されているsolar cookingを例に挙げながらお話いただきました。

 Barratt先生は一方的にお話をするだけではなく,マイクを持ちながら会場内を巡回し,参加者に質問を投げかけ,回答した人に小さなプレゼントをくださる,インターラクティブでユニークな講演をなさいました。そのおかげもあり,終始和やかで楽しい雰囲気の国際講演となりました。

Peg教授セミナー写真