【セミナー報告】ライスボールセミナーVol.7 (河村有介プロジェクト研究員)

6月12日(火)に開催されましたライスボールセミナーのご報告です。当研究所メンバーの河村有介(かわむら ゆうすけ) 研究員(衣笠総合研究機構プロジェクト研究員) が登壇し、『パンと仕事―独裁国家エジプトの社会保障』というテーマで発表を行いました。

冒頭、受入教員の末近浩太教授(国際関係学部)より河村研究員を紹介があり、将来有望な若手研究者として末近教授が河村研究員に期待されていること、河村研究員の学術的バックグランドが卓越していることを強調されていました。

日本などの民主主義国家で施行されている社会保障の代替として、エジプトの国民生活に欠かせない食料を価格補助制度の対象にするという独自の制度に関して説明した後、この一見素晴らしい制度の裏には独裁国家特有の政治的問題が隠されていることを報告し、参加者を興味の渦に巻き込んでいました。

セミナー終了後、参加の皆様から質問の列が出来るほど、河村研究員のセミナーは大盛況で幕を閉じました。

(リポート作成者:ライスボール事務局・金)