2026年3月16日、朱雀キャンパスにてRADIANT AWARD 2025授賞式を開催し、2025年1年間で最もWEBアクセス数(view 数)が高かった記事の上位3名の研究者を表彰しました。授賞式には、仲谷総長とサトウ副総長が参加し、受賞者への祝辞、賞状とタイヤモンドの盾を授与しました。受賞者の発表とともに授賞式の様子をお届けいたします。また、4位~20位にランクインした記事も発表いたします。
RADIANTAWARD 2025受賞者はこちら!
第1位:川端 美季(衣笠総合研究機構 准教授)
「『銭湯』から見えてくる京都の知られざる部落史」4565view 2018年2月19日公開
7号「KYOTO」に掲載されている川端先生の記事が一位となりました!銭湯というなじみ深い場所を通して部落史を研究することが社会からの興味を引いたのでしょうか!?
川端先生のコメント
「1位ということで、大変うれしく思うと同時に正直驚いています。私の研究は公衆衛生史が専門ですが、その中でもニッチですし地味だと思って続けてきました。そんな研究が注目されているということは自分自身でもすごく意外だと感じています。一方で、RADIANTの記事をきっかけに他大学の学生から連絡が来たことがあり、若い人たちにも読まれていると感じています。私の研究は先行研究が少なく、また銭湯のような文化史として扱われる施設を通して被差別部落の歴史的、社会的な問題を考えようとしたということが、意外性があり多くの方から関心を引いたのではないか思います。私自身「日本人はお風呂が好き」ということがずっと気になっていて、そのことを分析した研究成果が2024年に出版した「風呂と愛国」という新書に反映されています。今後は近代の日本が植民地にした東アジアの国々における公衆浴場の研究を進めていきたいと思っています。」
第2位:孫 怡(立命館アジア・日本研究機構 准教授)
「祖父母の育児参加が子どもの人格に与える影響は?」4315view 2020年2月17日公開
12号「環境」から孫先生の記事が2位となりました。核家族化が進む現代において、祖父母の参加に関する研究は興味深く、社会からの関心も高いようです!
孫先生のコメント
「多くの魅力的な記事の中で私の記事がこのような形で評価していただけたことは、驚きとともに本当にうれしく光栄です。家族と祖父母の育児参加というテーマが、現代の家族にとって非常に身近で関心の高い課題であるのではないかと感じています。私自身も子育ての中で感じた疑問や関心を出発点として、このテーマで研究を続けてきました。こうした身近なテーマが多くの方々の関心と重なっていることを改めて実感して、研究者としてすごく大きな励みになります。現在は日本と中国に加え、韓国や東南アジア諸国などを中心に、養育環境が親子のウェルビーイングに及ぼす影響について研究を進めています。今後はアジア地域だけではなく、各国の食事場面における親子の関わりについてフォーカスし、東洋文化と西洋文化の比較研究を実施していく予定です。これからも、現実の家族や育児の課題に寄り添い研究を着実に進めその成果を還元していきたいと思います。」
第3位:中村 正(産業社会学部 教授)
「親密な関係に潜む暴力。加害者の心理を解き明かす」3384view 2022年8月8日公開
17号「家・家族」から中村先生の記事が第3位となりました!表面化されにくいこの問題の根本に挑む研究は、苦しむ人々の救いとなるのか、多くの方が関心を寄せています。
中村先生のコメント
「総長をはじめこのような場をいただき、ありがたく思っています。教員としては一旦役目を終えましたが、研究には終わりがないので、その後社会実装をすべくいろんな団体を創業し、社会活動を行っております。私の研究テーマは「暴力」です。なくなるどころか、今世界でも大変な時代になっていますので、ますます研究の社会性が発揮されなければならないと思い、気持ちを新たにしています。また現在は育てた大学院生とともにいろいろな仕事ができていて、教員として大変嬉しく思っています。研究を社会実装し、育ててきた大学院生たちと一緒に実践ができていることは、立命館ならではではないか感じています。これからも私個人の研究というよりも集団で何か取り組んできたいと思っています。」
主催者挨拶・祝辞
式典の中ではサトウ副総長より、主催者挨拶・祝辞が述べられました。
「RADIANT10年の歩みを支えてくださった皆様に感謝したいと思います。先生方の知的好奇心にあふれた研究が多くの読者の心を動かした証であり、この功績に深く敬意を表します。研究部では、2026年度より第5期研究構造化中期計画が始動します。この計画は個別の研究支援を行うのではなく、大学全体のシステムを変革して、本当の意味での次世代研究大学になるということを行うための挑戦です。研究の社会発信についても、新たなステージを目指す必要があると考えております。私たちが目指すのは、研究成果の宛先を劇的に広げて、自他ともに認める研究大学です。まずは、受験生や保護者へのアプローチということで、大学のニュースではなく、中高生の皆さんが自分事として捉えていただけるような、そういう発信をしたいという風に思っております。今回は人文社会学系研究が上位を占めて表彰される結果となりました。このことは慶賀すべきことですが、一方で宇宙分野を含む自然科学系において着実に進んでいる研究もより読者の皆さんに興味を持っていただけるように努めてまいりたいと思います。」
仲谷総長よりお祝いの言葉が述べられました。

「川端先生、孫先生、中村先生、受賞おめでとうございます。数あるRADIANTの記事の中でベスト3に入っているというのは、大変なことだと思います。RADIANTは“光り輝く”という意味がありますが、光り輝くというのは、別の言い方をするとワクワクするということです。ワクワクするということは、やはり研究の基本中の基本だと私は思っておりますし、実際、研究大学というキーワードで一番重要なのは、やっぱりワクワクする環境をどうやって作るかということだと思っています。そういう意味で言えば、RADIANTの中でさらに光り輝いている先生方の記事は、やはり先生方自身がこれは大事だ、自分は一生懸命やるんだという、その熱い思いが読者に伝わったのではないかと思います。皆さん方もまたますます光り輝いていただきたいと思います。」
受賞した記事は以前から多く読まれていた人気記事でした。社会からの関心も高く、社会を光輝かせる研究となっています。みなさんも是非ご一読ください!
2025年アクセスランキング
《集計期間:2025年1月1日~12月31日》
RADIANTはこれからも社会創生価値を生み出す次世代研究大学を目指して、立命館大学の研究を発信し続けます。
今後もRADIANTを通して立命館大学の研究にご注目ください。
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「銭湯」から見えてくる京都の知られざる部落史
川端 美季 / 衣笠総合研究機構 准教授 -
祖父母の育児参加が子どもの人格に与える影響は?
孫 怡 / 立命館グローバル・イノベーション研究機構 准教授 -
親密な関係に潜む暴力。加害者の心理を解き明かす
中村 正 / 産業社会学部 教授 -
時代とともに変わりゆく家族のかたち
筒井 淳也 / 産業社会学部 教授 -
心理学が解き明かす「おいしさの正体」
和田 有史 / 食マネジメント学部 教授 -
日本の農業を土から変える「微生物」。
久保 幹 / 生命科学部 教授 -
アメリカ黒人の歌に感動して
ウェルズ 恵子 / 文学部 教授 -
「ゲーム」とは何か。根源的な意味を探る
井上 明人 / 映像学部 准教授 -
現代に生きる若者の「居場所」はどこにあるのか
御旅屋 達 / 産業社会学部 教授 -
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橋本 征二 / 理工学部 教授 -
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石田 賀奈子 / 産業社会学部 教授 -
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坂田 謙司 / 産業社会学部 教授 -
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山内 啓之 / 衣笠総合研究機構 准教授 -
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仲 真紀子 / OIC総合研究機構 教授 -
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矢野 桂司, 河角 直美 / 文学部 教授 -
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上田 憲嗣 / スポーツ健康科学部 教授 -
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増山 律子 / 食マネジメント学部 教授 -
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竹内 あい / 経済学部 准教授 -
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