立命館大学
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 [特集・イマリツ]からだめぐりっつ ~心も体も健康に~

2010年6月24日更新

イマリツ

バックナンバー

・睡眠をしっかりとる。早寝早起き!
・ランニング、散歩でリフレッシュ。
・バランスの良い食生活を心がけている。
・徒歩や自転車で移動し、車やバスなどはできるだけ使わないようにする
・冷たい飲み物を控えること
・運動する、筋トレをしている
・朝ごはんを食べる。
・ダイエット、カロリー計算。
・サプリメントを飲む
・お酒を飲む(適度に)
・水を飲む

・ストレスを貯めないようにする。
・人とたくさん話すようにしている。
・よく笑う!
・リラックスできる時間の確保

・夏バテにはどう対応したらいいか分からない。
・大学に入って運動量が減った。
・体重が増えた。(減らしたい)
・疲れやすくなった。
・貧血気味。
・血圧が低い。血圧が高い。
・十分な栄養が摂れているか不安。
・眠れない。睡眠不足。
・花粉症で悩んでいる。
・タバコを吸うので体が心配。
・アトピーの悩み。

・漠然とした不安がある。
・就職活動、将来のことが不安。
・将来や単位のことを考えると、夜、不安に襲われて眠れなくなることがある
・ストレスがたまりやすい。

Interview #3
楽しい食事で健康に
スポーツ健康科学部教授
海老久美子先生

アンケートの結果を見て、まず意外だったのは、半数近くの学生のみなさんが「健康に不安を抱えている」と感じていることです。
同時に、この年代から健康に意識を持っている人が6割という結果も、逆の意味で意外でした。

ここで私から健康を維持していくために心がけてほしい食生活のポイントを4つご紹介したいと思います。 まず、朝ご飯をしっかりおいしく食べられる生活習慣を作ること。朝食は1日の始まりのエネルギー源として、また生活リズムを作るうえでとても大切です。でも残念ながら大学生の朝食を食べる人の割合は、年々減少傾向にあります。

立命館大学の食堂では、朝食にとても力を入れています。ぜひ活用してもらいたいですね。次にしっかりと噛んで食べること。しっかり味わうと共に、噛むことは脳の活性化や体のバランスを保つために大切なことです。柔らかいものばかりにならず、堅いものや色々な食感を意識してみましょう。3つ目は自分の食事の傾向を知り、偏りがないか確認すること。特に塩、脂、砂糖、いずれかをとりすぎになっていないか、また野菜や果物、豆等の副菜となる植物系食品が少なくなっていないかは要チェックです。

そして最後に食事を楽しむこと。気の合う人とおいしいものを食べると自然と笑顔になりませんか? これこそ食べることの醍醐味。
今回の企画で、みなさんが健康や食生活に意識を持ち、おいしい笑顔かキャンパスにあふれるきっかけになれば、うれしいですね。

取材・文/木幡達也(経済学部4回生)

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[ 実践例 ]
日本人の食卓の原風景
-ちゃぶ台と座布団で食事-

インテグレーション コア1階の調理実習室(RecO STUDIO)。ダイニングには大きな調理台が1台。みんなで会話をしながら調理できるようになっています。リビングスペースには、ちゃぶ台と座布団が並びます。毎週水曜日午前8時30分からは、生活協同組合と協力して、学生と教職員とで朝食をとる取り組みを行っています。大学院の栄養学講座では、昼食を交代で作る取り組みも行っています。


食育SAT(サッと)システム
フードモデルをセンサーボックスに乗せると、瞬時に栄養価計算を行います。

Interview #1
相談しながらでも乗りこえてほしい
BKCサポートルーム カウンセラー
ヒューバート 眞由美先生

自分の悩みがどんなものかわかっている場合、現実的な対策を思いつきやすいのですが、漠然とした不安に対しては、まずなぜそういう気持ちになるのか?さらに対策も思いつかないという、二重の不安が生まれます。

まず、不安が起こる原因として、青年期は悩んだり葛藤したりすることが避けられない時期であり、様々なストレスや変化で頭の中の考えがまとまらなくなってしまうことが挙げられます。

青年期の時に、そういった不安を抱え、自分の力で解決しながら、生きていくことは成長の課題でもあるのですが、ギャンブルやお酒に逃げたり、一人で深刻に考えすぎて不安を大きくしてしまうのは悪循環に繋がってしまいます。

そこで、私たちは「対話をすること」が一番大切だと考えています。友人との対話、年齢の違う人との対話、そして、私たち専門家との対話を、選択肢のうちの一つとして考えてもらいたいと思います。

理想主義や完璧主義に縛られない柔軟な考え方で物事と向き合い、時には周りに相談したり、誰かに助けてもらったりしながら、乗り越えていくことが、みなさんの成長に繋がっていくのだと思います。

■ 学生サポートルームのご案内
(衣笠)研心館2F
月曜日~金曜日(9:30~17:30)

(BKC)セントラルアーク1F
月曜日~金曜日(9:30~17:30)

学生オフィスから出入りをすることも可能です。その時には、カウンターで「サポートルームを利用したい」と申し出て下さいね。

取材・文/正木洋介(経営学部3回生)

Interview #2
健康で元気な学生生活を送るために
立命館保健センター 所長
伊東 宏先生

健康に対する不安がありますかという今回の調査で「体重が増えた」という意見がありましたが、保健センターでは運動量が減って体重が増えてしまった人に、歩数計を無料で貸し出してネット上で歩数を競い合う「てくてくプログラム」というキャンペーンを実施しています。興味のある方は保健センターにお問い合わせ下さい。

また、食生活に関しての相談は、生活協同組合で定期的に行っている「食生活相談会」で栄養士さんに聞いてみましょう。保健センターでは、看護師さんや保健師さんに相談できます。

次に、「こころ」の面については、悩み事がある方も多いようですね。体調に支障をきたすなど生活に影響が出てしまうようでしたら、学生オフィスのサポートルームや保健センターに一度相談されることをお勧めします。

加えて、「眠れない」という悩みを持っている方も多くいるようですが、これは生活リズムの乱れが影響している場合があります。人は光の当たる時間、食事の時間で体内時計を合わせているので、不規則な生活リズムになってしまうと体内時計がずれて眠れなくなってしまいます。生活リズムの見直しやスケジュールの調整をお勧めします。

それから、健康法として「笑う」ことを意識している方がいらっしゃいますね。笑うと脳から免疫力を高める物質が出ますので、よい健康法の1つと思われます。

また、これからの時期は夏バテが心配ですが、最近は暑さに馴化できないだけでなく、冷房で体を冷やすことで体調を崩す方も少なくありません。冷房の設定温度は高めにし、体を暑さに慣れさせるようにしましょう。温度調節ができない環境に長時間いる場合は、上着を持ち歩くなど対処法を考えましょう。

次に、健康を維持する為にしていることでサプリメントに頼るという意見もありました。1日3食の食事をしっかり摂っていれば、十分な栄養が摂取できると思います。サプリメントには副作用がある物もあるので、お勧めしません。また、「疲れたときに栄養ドリンクを飲む」と言う人もいますが、実は睡眠を1時間多く取るほうが体には良いのです。

最後に、大学生でタバコを吸い始める人も多いと思います。タバコは百害あって一利なしです。絶対に吸わないようにして下さい。
ちょっとしたことですが、意識することでより健康な生活を送ることが出来ると思います。

また、悩みがあればいつでも相談に来て下さい。

取材・文/田中裕太郎(文学部2回生)

■大舘 匠(法学部4回生)
先日、実家で田植えを手伝いました。農業は意外に力仕事が多く、それをいとも簡単にやってのける祖父と祖母に驚きつつも、2人の元気の秘訣に触れることができたと思います。感謝の気持ちを込めて、今日もご飯を噛みしめます。
■橋本さくら(文学部4回生)
心も体も、まず自分自身が健康でいて、初めて人を思いやることができると思います。今回のイマリツが、なにかのきっかけになれば嬉しいです。
■正木洋介(経営学部3回生)
取材している自分自身、健康とはいえないので、みなさまの健康対策を大いに活用させてもらおうと思いました。みなさん、口角上げていきましょう!
■船岡 知(政策科学部4回生)
皆さんの中には、学生時代に様々なことに挑戦して「成長したい!」と思う方が多いのではないでしょうか。私もそんな学生の1人です。 大学に入って早いもので、もう4年目。「何事をするにも体が資本」という言葉は間違っていないと実感しています。皆さんにも後悔が無い様、日頃から元気に、様々なことに挑戦してほしいなと思います。
■土田嘉宏(経済学部3回生)
読んでくれた人が、健康について関心をもっていただければ、今回の企画の意味があったのかなと思います。ユニークな健康法もあって面白かったです。私も夏バテ気味なので、頑張っていきたいです。
■田中裕太郎(文学部2回生)
初のインタビュー取材。原稿作成には苦戦しました。健康といえば、僕の場合、健康診断で緊張してしまって血圧を何度も計らないといけないのが毎年の恒例になっています。夏は色々と楽しい行事があります。夏バテに気をつけて楽しみましょう!
■畑仁優鋭(政策科学部3回生)
これからより一層暑くなる京都の夏。ついつい冷たい食べ物や飲み物に走りがちになってしまいそうですが、今回の企画を見て『健康』の2文字を常に心に留めて行動していただければ嬉しいなと思いました。
■平永洋介(経済学部3回生)
学生の皆さんが予想以上に健康に気を使っていて驚きました。特に女の子の努力はすごいなあと思いました。僕は特に何もしていなかったので焦りました。 とりあえず明日から朝ごはんを食べようと思います。
■中田千里(国際関係学部2回生)
普段、自分の健康について、あまり考えたことがなかったのですが、取材をするにつれてみなさんから、いい健康法をたくさん聞くことができました!夏に向けて、元気な身体で頑張りましょう!

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