・睡眠をしっかりとる。早寝早起き!
・ランニング、散歩でリフレッシュ。
・バランスの良い食生活を心がけている。
・徒歩や自転車で移動し、車やバスなどはできるだけ使わないようにする
・冷たい飲み物を控えること
・運動する、筋トレをしている
・朝ごはんを食べる。
・ダイエット、カロリー計算。
・サプリメントを飲む
・お酒を飲む(適度に)
・水を飲む
・ストレスを貯めないようにする。
・人とたくさん話すようにしている。
・よく笑う!
・リラックスできる時間の確保
Interview #3
楽しい食事で健康に
スポーツ健康科学部教授
海老久美子先生
アンケートの結果を見て、まず意外だったのは、半数近くの学生のみなさんが「健康に不安を抱えている」と感じていることです。
同時に、この年代から健康に意識を持っている人が6割という結果も、逆の意味で意外でした。
ここで私から健康を維持していくために心がけてほしい食生活のポイントを4つご紹介したいと思います。 まず、朝ご飯をしっかりおいしく食べられる生活習慣を作ること。朝食は1日の始まりのエネルギー源として、また生活リズムを作るうえでとても大切です。でも残念ながら大学生の朝食を食べる人の割合は、年々減少傾向にあります。
立命館大学の食堂では、朝食にとても力を入れています。ぜひ活用してもらいたいですね。次にしっかりと噛んで食べること。しっかり味わうと共に、噛むことは脳の活性化や体のバランスを保つために大切なことです。柔らかいものばかりにならず、堅いものや色々な食感を意識してみましょう。3つ目は自分の食事の傾向を知り、偏りがないか確認すること。特に塩、脂、砂糖、いずれかをとりすぎになっていないか、また野菜や果物、豆等の副菜となる植物系食品が少なくなっていないかは要チェックです。
そして最後に食事を楽しむこと。気の合う人とおいしいものを食べると自然と笑顔になりませんか? これこそ食べることの醍醐味。
今回の企画で、みなさんが健康や食生活に意識を持ち、おいしい笑顔かキャンパスにあふれるきっかけになれば、うれしいですね。
取材・文/木幡達也(経済学部4回生)
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[ 実践例 ]
日本人の食卓の原風景
-ちゃぶ台と座布団で食事-
インテグレーション コア1階の調理実習室(RecO STUDIO)。ダイニングには大きな調理台が1台。みんなで会話をしながら調理できるようになっています。リビングスペースには、ちゃぶ台と座布団が並びます。毎週水曜日午前8時30分からは、生活協同組合と協力して、学生と教職員とで朝食をとる取り組みを行っています。大学院の栄養学講座では、昼食を交代で作る取り組みも行っています。
食育SAT(サッと)システム
フードモデルをセンサーボックスに乗せると、瞬時に栄養価計算を行います。
Interview #1
相談しながらでも乗りこえてほしい
BKCサポートルーム カウンセラー
ヒューバート 眞由美先生
自分の悩みがどんなものかわかっている場合、現実的な対策を思いつきやすいのですが、漠然とした不安に対しては、まずなぜそういう気持ちになるのか?さらに対策も思いつかないという、二重の不安が生まれます。
まず、不安が起こる原因として、青年期は悩んだり葛藤したりすることが避けられない時期であり、様々なストレスや変化で頭の中の考えがまとまらなくなってしまうことが挙げられます。
青年期の時に、そういった不安を抱え、自分の力で解決しながら、生きていくことは成長の課題でもあるのですが、ギャンブルやお酒に逃げたり、一人で深刻に考えすぎて不安を大きくしてしまうのは悪循環に繋がってしまいます。
そこで、私たちは「対話をすること」が一番大切だと考えています。友人との対話、年齢の違う人との対話、そして、私たち専門家との対話を、選択肢のうちの一つとして考えてもらいたいと思います。
理想主義や完璧主義に縛られない柔軟な考え方で物事と向き合い、時には周りに相談したり、誰かに助けてもらったりしながら、乗り越えていくことが、みなさんの成長に繋がっていくのだと思います。
■ 学生サポートルームのご案内
(衣笠)研心館2F
月曜日~金曜日(9:30~17:30)
(BKC)セントラルアーク1F
月曜日~金曜日(9:30~17:30)
学生オフィスから出入りをすることも可能です。その時には、カウンターで「サポートルームを利用したい」と申し出て下さいね。
取材・文/正木洋介(経営学部3回生)
Interview #2
健康で元気な学生生活を送るために
立命館保健センター 所長
伊東 宏先生
健康に対する不安がありますかという今回の調査で「体重が増えた」という意見がありましたが、保健センターでは運動量が減って体重が増えてしまった人に、歩数計を無料で貸し出してネット上で歩数を競い合う「てくてくプログラム」というキャンペーンを実施しています。興味のある方は保健センターにお問い合わせ下さい。
また、食生活に関しての相談は、生活協同組合で定期的に行っている「食生活相談会」で栄養士さんに聞いてみましょう。保健センターでは、看護師さんや保健師さんに相談できます。
次に、「こころ」の面については、悩み事がある方も多いようですね。体調に支障をきたすなど生活に影響が出てしまうようでしたら、学生オフィスのサポートルームや保健センターに一度相談されることをお勧めします。
加えて、「眠れない」という悩みを持っている方も多くいるようですが、これは生活リズムの乱れが影響している場合があります。人は光の当たる時間、食事の時間で体内時計を合わせているので、不規則な生活リズムになってしまうと体内時計がずれて眠れなくなってしまいます。生活リズムの見直しやスケジュールの調整をお勧めします。
それから、健康法として「笑う」ことを意識している方がいらっしゃいますね。笑うと脳から免疫力を高める物質が出ますので、よい健康法の1つと思われます。
また、これからの時期は夏バテが心配ですが、最近は暑さに馴化できないだけでなく、冷房で体を冷やすことで体調を崩す方も少なくありません。冷房の設定温度は高めにし、体を暑さに慣れさせるようにしましょう。温度調節ができない環境に長時間いる場合は、上着を持ち歩くなど対処法を考えましょう。
次に、健康を維持する為にしていることでサプリメントに頼るという意見もありました。1日3食の食事をしっかり摂っていれば、十分な栄養が摂取できると思います。サプリメントには副作用がある物もあるので、お勧めしません。また、「疲れたときに栄養ドリンクを飲む」と言う人もいますが、実は睡眠を1時間多く取るほうが体には良いのです。
最後に、大学生でタバコを吸い始める人も多いと思います。タバコは百害あって一利なしです。絶対に吸わないようにして下さい。
ちょっとしたことですが、意識することでより健康な生活を送ることが出来ると思います。
また、悩みがあればいつでも相談に来て下さい。
取材・文/田中裕太郎(文学部2回生)
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