そもそも「京都太秦物語」は
どういった経緯で作られているの?
2007年に松竹‐京都府‐立命館の産学公の連携が立ち上がって以来、京都を中心とした映画産業の発展を目指す様々なプロジェクトを行ってきました。その中でも大きな柱の一つであるのが立命館大学と松竹との共同製作映画「京都太秦物語」です。立命館大学客員教授である山田洋次監督のもと、1年間をかけて映像学部の学生が大映商店街を調査。2009年9月より撮影がスタートしました。 |
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どんな授業があったの?
山田洋次客員教授の直接指導・監督の下、学生たちが、2008年度よりシナリオ創作のための調査を行い、準備を重ねました。本作を通じて、山田洋次監督が培った半世紀以上に渡る映画製作の極意と真髄を学生に直伝し、未来の映画製作と後継者育成を目指します。 |
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授業名称: |
『特殊講義 映画シナリオ創作実践』 |
担当教員: |
山田洋次客員教授、
冨田美香映像学部准教授 |
ゲスト講師: |
佐々江智明氏(松竹) |
受講者数: |
2008年度2回生 10名 |
開講期間: |
1年間/隔週水曜3・4限
(14:40〜17:50) |
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授業内容: |
山田洋次監督のシノプシス「京都太秦物語」を劇場用映画のシナリオに完成するべく、シナリオ・ハンティングや商店街調査、調査映像の撮影、シナリオ執筆等を実習型授業でおこなった。前期は、リアルな生活感と活力を伴った商店街独自の魅力を映画作品内に再現するために、大映通り商店街の生活風景や各店舗の日常生活など、シナリオ創作にかかわるフィールド・ワーク調査を行い、後期は、前期調査をふまえたうえで、シナリオ執筆を行なった。受講生たちは、映画制作の原点となるシナリオについて、企画、主題設定、綿密な観察調査、キャラクター造形、映像的視点にもとづいた劇作および文章化、シナリオ改稿までの全制作過程を実践的に学んだ。 |
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授業名称: |
『特殊講義 映画創作実践』 |
担当教員: |
山田洋次客員教授、
冨田美香映像学部准教授 |
ゲスト講師: |
山本一郎氏(松竹)、
阿部勉氏(松竹) |
受講者数: |
2009年度2・3回生 21名
(2回生・6名/3回生15名) |
開講期間: |
1年間/隔週水曜3・4限
(14:40〜17:50) |
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授業内容: |
08年度のシナリオから改稿を重ねた山田洋次監督・佐々江智明共同脚本「京都太秦物語」にもとづき、映画製作にかかわる全工程を実践する実習型授業。前期はプリ・プロダクション期間としてシナリオ・ハンティング、ロケーション・ハンティング、撮影に向けた準備・練習等を行い、後期は撮影およびポスト・プロダクション期間の編集、音、仕上げ、公開までの宣伝・上映活動を学ぶ。 |
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授業名称: |
『学外映像研修』 |
受講生: |
2009年度3回生(15名) |
研修期間: |
2009年9月13日〜11月22日 |
場所: |
立命館大学松竹京都スタジオ |
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授業内容: |
松竹株式会社映像製作部とのインターンシップ授業であり、『京都太秦物語』のクランク・インからクランク・アップまでをスタッフ(プロデューサー助手、製作助手、助監督、撮影照明助手、録音助手、美術助手)として研修する。 |
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