精神的に強くなれた!
19時間の徒歩の旅~おいしい焼肉丼を求めて~

経澤 建さん(産業社会学部4回生)

西院から神戸市東灘区までの約60km、おいしい焼肉丼を求めて、約19時間歩きました。
この旅は、サークルの伝統企画で、「大学生にしかできない経験をする」ことが目的でした。

出発した時は、わくわくした気持ちでいましたが、時間が経つにつれて脚が痛み、日が照り、メンバーとの会話もなくなっていきました。そして、だんだん「なぜこんなバカなことをやっているのか?」という気持ちになりましたね(笑)。目的も、いつの間にか「焼肉丼を食べること」から「神戸市へ到着すること」へと変わっていきました。7人だったメンバーの内、2人がリタイアし、さらに2人・・とメンバーのリタイアや肉体の疲労は気持ちを弱まらせ、何度も心が折れそうになりました。

しかし、「途中でリタイアして電車で帰れば、何の意味もなくなってしまう」と自分に言い聞かせ、「絶対にゴールしてやる!」と思い、歩き続けました。実は、この旅に参加するにあたって、「精神的に強くなりたい」という僕なりの目的もあったんです。ゴールした時は、感動や達成感だけでなく、自信にもつながりました。「無茶な企画でも、やり遂げることに意味はある」と実感しました。

「歩き旅」の魅力は、自動車や電車などと違って、街をゆっくり見て、1歩1歩踏みしめながら「自分の足で行ったんだ」と実感できること。大きな充実感と達成感が得られますよ。

<旅の行程>

2010年
9月10日
22:00
京都・西院駅を出発し、西大路通りを南下
→西大路九条から国道171号線へ入りひたすら西へ
2010年
9月11日
17:00
神戸市到着