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【開催報告】2022年度EDGE+R「Girls Camp」ヤマキ株式会社 企業協賛【調理科学×システムデザイン】かつお節SDGsワークショップ

活動報告

立命館大学 びわこ・くさつキャンパス

2022/11/20(日)13:00~17:00

2022年度立命館大学EDGE+R「Girls Camp

ヤマキ株式会社 企業協賛

~立命館大学・武庫川女子大学合同開催〜

「調理科学×システムデザイン かつお節SDGs  ワークショップ」

開催報告


2022Girlscampsサムネイル&アイキャッチ


Girls Camp」は、本プログラムWomen-trepreneur Compass Pragramの一環として開催し、今年で5回目を迎えます。本企画は女性アントレプレナー率上昇を目指したワークショップ(以下WS)で、ダイバーシティ(多様性)の時代にあえて女性を主対象とし普段と異なる環境でのワークを通じて新たな気づきや発見を醸成すること、イノベーティブ人材のネットワーク構築につながる出会いのきっかけの場となることを目指しています。

今年度はこれまでのGirls Campから新たな試みとして、武庫川女子大学が連携実績を有するヤマキ株式会社様にご協力を賜り企業協賛WS形式にて実施しました。講師は、昨年度に引き続き‘調理科学’に本田智巳講師(武庫川女子大学)、‘システムデザイン’に野中朋美准教授(立命館大学)を迎え、立命館大学と武庫川女子大学の女性学生と社会人女性、また熱い希望により男子学生4名もアシスタントとして参加し4チームにわかれ、かつお節の知識・調理科学・システムデザインの手法を学び、それらを活かして「かつお節を使ったサステナブルなアイデア」を考案しました。

 

【協賛企業 ヤマキ株式会社 様】

ヤマキは創業100年を超える「鰹節屋・だし屋」です。

私たちは、お客様の「おいしい」のひと言を目指して鰹節・だしの価値を深め・広げることに取り組み、 花かつお、かつおパック、だしの素、めんつゆ、割烹白だし、鍋つゆなどを生み出してまいりました。

これからも鰹節とだしを通じて、「おいしさ」と「健康」、そして「食文化の継承・食資源の持続性確保」に貢献してまいります。

公式サイト:https://www.yamaki.co.jp/


開催について:

  20221120日(日)13:0017:00 

   @立命館大学 びわこ・くさつキャンパス コラーニングハウスII 4階 調理学実習室A

 
講  師:
  本田 智巳氏(武庫川女子大学 講師)
  野中 朋美氏(立命館大学食マネジメント学部 准教授)

 

内容について:

■タイトル■

【システムデザイン×調理科学】

~かつお節からSDGsを考える・システムデザインを通じて創造性を育む~

 
      13:00-
    開会あいさつ
      13:10-        
本日の流れについて
      13:20-        
講義Part.1 かつお節を知ろう(ヤマキ社員様)
                                     ヤマキ社員が講師となり、かつお節の基礎知識とサステナブルな側面について知る

      13:40-        
講義Part.2 かつお節のおいしさ・おもしろさ・便利さ(本田講師)

              製造方法や削り方の異なるかつお節の特性を確認したり、かつお節の有無で料理を食べ比べたりしながら、
           嗜好性や栄養性を高め、かつ食品廃棄物を削減するかつお節の使い方について学ぶ

      14:00-       
講義Part.3 システムデザイン(野中准教授)
                                    システムデザインの基礎、グループワークでのアーキテクチャ設計についてレクチャー

      14:20-        
休憩
      14:30-        
グループワーク(ファシリテーター:本田講師、野中准教授)
                                 「日常生活の中のちょっとしたことでできる、かつお節で○○が△△になる見たことも聞いたこともない
          サービス・商品・料理を考えよう」

                                   グループに分かれ、講義で得た知識・体験も踏まえながら、かつお節を使ったサステナブルなアイデアを考案。
          最後はグループごとに発表し、アイデアについての質疑応答を交わしながら、ヤマキ社員、講師からのアドバイスや
                                   全体ディスカッションを実施

      16:15-       
休憩
      16:25-       
発表
      16:55-       
まとめ
      17:00-
    質疑応答

 

⇩当日の様子
2022GirlsCamp1全体風景


⇩アイデア出しの様子
2022GirlsCamp2ブレスト


<講師講評>

武庫川女子大学 食物栄養科学部 本田智巳講師

かつお節という慣れ親しんだ食材について、文化的背景や健康、おいしさ、SDGsの側面から学び、さらに自分たちで新たなアイデアを創出するというワークは、参加者がかつお節の魅力について改めて考えるきっかけとなったのではないかと思います。さらに、かつお削り節を食べ比べる食味体験を取り入れたことで、参加者のかつお節に対する興味・関心を喚起できたと考えています。本WSが、様々な食材についても深く理解するきっかけにつながればと思います。

 

立命館大学 食マネジメント学部 野中朋美准教授

前半の講義では、原材料であるカツオの栄養面や生物学的な特徴、かつお節の歴史や加工技術、環境や社会との関わりなど多視点からかつお節を学びました。かつお節を使ったSDGs解決のアイデアを考えるグループワークでは、うま味や香りに着目したサービスや、だしがらを活用した栄養食など、多彩なアイデアが出されました。かつお節の魅力を座学のみならず活用法や試食を通じて実際に体験しながら、ひとつの食材を深く理解し、その食材から見えてくる社会課題解決を参加者の皆さんとディスカッションできたとても有意義な半日になったと思います。


⇩集合写真
2022GirlsCamp3集合写真


参加者からは「新しいことをたくさん知ることができたし、アイデア発表会でアウトプットし直接ヤマキの方々に聞いてもらうことができたのはとても貴重な体験でした。」「社会人の方は色んな国に行っていて聞く話ほとんどが新鮮で、台湾の留学生の方も日本とは違う感覚の部分があって話していて楽しかった。」「削り節の食べ比べで、実体験を通して削り節の違いを知れたのが良かった。また、削り節を実際に扱ったからこそ、システムデザインワークショップでどう形にしていくのかが見えやすかった。」などの声が聞かれました。Girls Campは、今回協賛企業のヤマキ社や一般の社会人の方、学内外の大学生など環境の異なる参加者が協業することが特徴であり、かつお節というなじみ深い題材をシステムデザインの手法を用いて新しいアイデアを創造する過程において多くの学びがありました。



WSの様子は、下記リリースでもご覧いただけます。

ヤマキ株式会社 プレスリリース2022.11.29https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000002619.html

2022GirlsCamp4かつお節

以上

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