自己力向上支援プログラム
プログラム概要
大学院で研究を進め、修了後に多様な場で活躍するためには、自身の研究分野における知識はもちろんのこと、それらを支える基礎となる能力や、広く豊かな学識を同時に育むことが大切です。
このプログラムは、そのような日々の研究活動や将来のキャリアパスを考える際のニーズを踏まえ、次の3ステップのセミナー群により構成します。
- Step 1“Discover” 「『自己力向上』のための気づき支援」
大学院での学びを将来のキャリアパスにつなげるために必要な“力”を発見する。 - Step 2“Select & Develop” 「汎用的院生基礎力向上支援」
伸ばしたい能力・スキルを選択し、開発・向上する。 - Step 3“Professionalize” 「具体的なキャリアパス支援」
具体的なキャリアパスのため、専門的知識と基礎力をもとに自身を洗練する。
大学院生のみなさんは、上記のセミナー群の中から、自身に必要と考えるセミナーを選択し、受講することができます。
具体的なセミナーのテーマ・対象・時期については、以下の「開講セミナー(予定)」を参照し、計画的に受講してください。
開講セミナー(予定)
※ 開講するセミナーの内容、実施時期については、講師の都合等で変更となる場合があります。
※ 各セミナーの対象欄の「◎」は受講を強く推奨する課程、「○」は受講を推奨する課程です。
Step1. 「自己力向上」のための気づき支援

気づき支援
将来のキャリアパスを見据えて大学院生活を送るために、社会で活躍するために習得すべき知識や能力を知り、学習・研究計画を立てるきっかけとするシンポジウムや、自分の強み弱みを理解してキャリアデザインを描くセミナーを開講します。このセミナー群を通じて、主に自らの課題意識の涵養、研究活動への意欲、情報収集力の向上を目指します。
目的 | セミナー名 | 時期 | 対象 | セミナーの様子・ 受講者感想 |
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分野 | 前期 修士課程 |
後期 課程 |
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修了後を見据えた学修・研究計画を立てる | 博士課程の地図を描く | 4月 | 全 | ○ | ◎ | 報告 |
自分の強み弱みを理解する | 今、若者に求められる「志」とは | 5月 | 全 | ○ | ◎ | 報告 |
博士の活かし方を考える | 企業で働く博士との座談会 | 7月 | 理工 | ◎ | ◎ | 報告 |
グローバルに活躍するために必要なこと | 10月 | 理工 | ◎ | ◎ |
Step2. 汎用的院生基礎力向上支援

リサーチ・スキル向上支援
大学院生が研究を進めるために必要な研究計画書の書き方やタイムマネジメント、統計処理の基礎、研究を論理的に考える力を習得するロジカルシンキングなどのセミナーを開講します。これらのセミナーを通じて、主に研究方法やテクニックの基礎、またそれらを自らの研究活動に応用できる能力の向上を目指します。
目的 | セミナー名 | 時期 | 対象 | セミナーの様子・ 受講者感想 |
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分野 | 前期 修士課程 |
後期 課程 |
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研究計画を立てる | タイムマネジメント | 10月 | 人・社 | ◎ | ○ | |
研究を進めるためのスキルを磨く | 統計処理の基礎を学ぶ | 11月 | 人・社 | ◎ | ○ | |
研究を論理的に考える | ロジカルシンキング | 10月 | 人・社 | ◎ | ○ |

マネジメント力向上支援
研究プロジェクトの推進や、研究会などを立ち上げ、学際的なネットワークを構築するためのマネジメント力、企画・立案力、コミュニケーション力向上のためのセミナーを開講します。これらのセミナーを通じて、主にコミュニケーション能力やマネジメント力、チームワーク構築力の向上を目指します。
目的 | セミナー名 | 時期 | 対象 | セミナーの様子・ 受講者感想 |
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分野 | 前期 修士課程 |
後期 課程 |
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チームで研究成果を上げる | プロジェクトファシリテーション | 7月 | 理工 | ○ | ◎ | 報告 |
研究マネジメント力 | 11月 | 理工 | ○ | ◎ | 報告 | |
学際的な研究者ネットワークを構築する | チームマネジメント力 | 9~10月 | 人・社 | ○ | ◎ | |
企画・立案力 | 9~10月 | 人・社 | ○ | ◎ | ||
コミュニケーション力 | 9~10月 | 人・社 | ○ | ◎ |

研究成果発表支援
学会発表等で使用するポスターやパワーポイントのスライドのデザインを、より魅力的なものにするための知識を学ぶセミナーや、研究成果を著書として出版する際のノウハウを学ぶセミナーを開講します。これらのセミナーを通じて、主に表現力の向上、研究の社会貢献への理解を目指します。
目的 | セミナー名 | 時期 | 対象 | セミナーの様子・ 受講者感想 |
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分野 | 前期 修士課程 |
後期 課程 |
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学会等で効果的なプレゼンをする | ポスターデザイン | 9月 | 全 | ◎ | ◎ | |
プレゼンテーションデザイン | 9月 | 全 | ◎ | ◎ | ||
研究成果を形にする | 私の本ができるまで | 12月 | 人・社 | ○ | ◎ |

英語アカデミックスキル向上支援
英語で研究活動を行うために必要な英語の学習方法を学ぶ学術基礎英語や、英語で研究成果をまとめて発表する国際的発信力を強化するためのアカデミックライティング、英文アブストラクトなどを学ぶセミナーを開講します。これらのセミナーを通じて、主に英語による表現力、論述力、コミュニケーション力の向上を目指します。
目的 | セミナー名 | 時期 | 対象 | セミナーの様子・ 受講者感想 |
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分野 | 前期 修士課程 |
後期 課程 |
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効果的な英語学習方法を学ぶ | 学術基礎英語 | 5~7月 | 全 | ◎ | ○ | 報告① 報告② |
研究を英語で表現する | 英文アブストラクト | 6月 | 全 | ◎ | ○ | |
英語論文の校正・添削 | 6月 | 全 | ◎ | ◎ | 報告 | |
英語での論文文章表現 | 10~12月 | 全 | ◎ | ◎ | 受付中 | |
研究で活用する英語 | 10~12月 | 全 | ◎ | ○ |
Step3. 具体的なキャリアパスへの支援

アカデミック・キャリアパス支援
大学教員を目指す後期課程院生を対象に、大学教員に必要な知識・スキルを習得するための教育工学、授業技術、マイクロティーチングなどのセミナーや、教員公募に向けた対策セミナーを開催します。これらのセミナーを通じて、主に大学教員を目指す意欲の向上、大学教員採用状況の理解、高等教育や教授法・授業設計法に関する知識の習得を目指します。
目的 | セミナー名 | 時期 | 対象 | セミナーの様子・ 受講者感想 |
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分野 | 前期 修士課程 |
後期 課程 |
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大学教員に必要な知識・スキルを身につける | 現代の高等教育 | 6~7月 | 全 | ◎ | 報告 | |
教育工学 | 6~7月 | 全 | ◎ | |||
高等教育における授業技術 | 6~7月 | 全 | ◎ | |||
マイクロティーチング | 6~7月 | 全 | ◎ | |||
ルーブリック評価 | 6~7月 | 全 | ◎ | |||
大学教員公募に応募する | 提出書類の書き方 | 8月 | 全 | ◎ | ||
面接準備 | 8月 | 全 | ◎ | |||
模擬授業 | 8月 | 全 | ◎ |

企業研究者キャリアパス支援
民間企業の研究職を目指す後期課程院生を対象に、企業が求める博士の人材像や技術者として活躍するために必要となる知識、能力を理解し、就職活動に活かせるセミナーを開講します。これらのセミナーを通じて、主に研究者としての自己PR力の向上、研究スキルの応用方法に関する知識の習得を目指します。
目的 | セミナー名 | 時期 | 対象 | セミナーの様子・ 受講者感想 |
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分野 | 前期 修士課程 |
後期 課程 |
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企業の研究職に応募する | 企業研究職応募のための提出書類の書き方 | 12月 | 理工 | ◎ | ||
企業研究職応募のための面接対策 | 12月 | 理工 | ◎ | |||
研究を企業で活かす | ベンチャーマインドを学ぶ | 11月 | 理工 | ◎ | ○ | 報告 |
研究分野別企業セミナー | 4~12月 | 理工 | ○ | ◎ | 報告 |
受講方法
セミナーごとの受講者を募集します。
お問い合わせ先
- 立命館大学博士キャリアパス推進室
- 衣笠キャンパス:キャンパス至徳館2階 【TEL】075-465-8195
- びわこ・くさつキャンパス:プリズムハウス1階 【TEL】077-561-4941