地球上の生物は全て、“DNA
(=情報貯蔵物質)の情報が、RNA
(=情報伝達物質)を介して、タンパク質(=機能物質)の構造ならびにその構造によって生じる機能を規定している”という共通の原理によって生命活動を営んでいる。この原理をセントラルドグマ(中心原理)という。
つまり、“生物は情報装置(情報伝達機関)であり、情報が物質の構造として維持、伝達される”というのが、現在の生物学における共通の認識である。
生物においては、情報は
“DNA⇒RNA⇒protein”という一方向のみに流れる(RNAウイルスでは、例外的に、RNA⇒DNAへの情報の流れがある)(図参照)。
