高大連携Web講義スクーリング
(2005年)
Web講義でお話したように,VLSI(大規模集積回路)を構成している
のは
トランジスタと呼ばれる下図のような素子でした.

スクーリングでは,このトランジスタを組み合わせて計算を行なうことが
できる論理回路をいかに構成するのかを学びます.Web講義で紹介した
論理回路はNOT回路,AND回路,OR回路の3つでした.

論理回路はトランジスタを組み合わせて作られます.
トランジスタにはn-chトランジスタとp-chトランジスタの2種類があり
以下のように動作が異なります.


n-chトランジスタとp-chトランジスタを組み合わせると以下のようにNOT論理
回路が構成できます.

トランジスタで論理回路を作成するときは
・AND回路よりも,AND回路の出力の論理を反転させたNAND回路
・OR回路よりも,OR回路の出力の論理を反転させたNOR回路
の方が少ないトランジスタ数で構成できるので,NAND回路,NOR回路が
基本論理素子として使われています.
これらの論理回路を理解するために,下をクリックしてみてください
NAND回路およびNOR回路の動作を理解するためのFlash
以下講義の詳細はこちらを見てください.