student

当研究室配属を検討している学生への玄からのメッセージ(重要)

  • 油圧駆動の等身大ヒューマノイドロボットから超精密サーボプレスまで、機械が好きな「男の子」の遊び心をくすぐるハイパワーで本格的なロボットシステムを研究開発しています。その性格上、B4からM2まで複数の学生でグループを構成して、安全かつ最大効率で研究を進めます。至上課題は、ワクワク、カッコいい、おもしろい、それでいて実際に見た人が活用場面を次々と思いつくようなデモをたくさん生み出すことです。YouTubeでカッコ良く世界デビューを目指しましょう。
  • 学ぶべき知識は膨大です。したがって学部生は、例外一部がありますが、ハードウェアとソフトウェアのいずれかに軸足を置きながら、教員や先輩から貪欲に知識を習得していただきます。学習を助ける豊富な汎用研究機材も当研究室の大きな魅力でしょう。
  • 修士からは教員と密に議論しながら大まかなテーマを設定し、比較的短期的な目標をたてて研究を推進します。必要な専門知識の習熟は当然ですが、自分の研究について、いつでもどこでも、論理的に、わかりやすく他人に説明できる力が重要になります。
  • 学生さんに対して強く願うことがあります。それは、体力と時間という若者限定の(大人が決して持ち得ない)「武器」の使い方を良く考えてほしいということです。使い方次第で、社会に出てから任される仕事の質に大きな差が出てきます。仕事は人生です。経済的幸福度はもちろん、「生き甲斐」の問題に直結します。将来についていろいろ迷うこともあるでしょう。しかし、社会や自分が関心のある問題について、とことん論理的に考え、徹底的に調べ、誠実に議論し尽くせば、人生=仕事を有意義に生きるために大学で何をすべきかが見えてくるのではないでしょうか。
  • さて、本当の意味での研究は博士後期課程からとなります。研究室に整備された全ての設備とノウハウを自由に駆使することができます。実現したい強烈な夢があり、仲間らとワイワイ議論しながら、知的冒険に挑む学生を待っています(経済的支援については要相談)。研究の中で何が生まれるのか、私にも予測できません。ドクター進学についての参考情報としては、無責任なネットの書き込みやハウツー本に惑わされず、偉大な業績を残した歴史上の人間や目標となる研究者が何を言ってるかを真っ先に調べてください。例えば、米国CMUロボティクス研究所元所長の金出先生の著書「素人のように考え玄人として実行する」を強く勧めます。その上で、「研究とはなんて知的で自由奔放でカッコイイか!」「自分にも研究者としての素質があるんじゃないか?」と思う学生は、博士号という免許取得に挑戦してみてください(社会人ドクターも歓迎します)。

有能な若い人材を世界中が欲しています。Demo or Die!(デモか死か!)