在学時はスポーツ健康科学について学び、主にダイエットに関する研究をしていました。
学部卒業後も同様の研究を進める予定でしたが、母親がステージ3の乳がんになり、手術後に主治医の先生から運動を勧められたことがきっかけで、女性のがん経験者に必要な運動に関する海外の論文などを研究するようになりました。
現在はメディカルフィットネスジム※1のトレーナーとして、再発リスクを抑えるための学術的根拠に基づいたトレーニングと食事指導を行っています。
乳がんの治療は手術後も長く続きます。患者さんの約8割は再発を防ぐために女性ホルモンを抑える薬を5年から10年服用します。この薬は副作用で太りやすく、太るとまた女性ホルモンが出て再発リスクが高まってしまうというジレンマがあります。
様々な合併症もあり、筋力も落ちている方々を指導する上で、在学時に学習を進め資格を取得した健康運動指導士の知識は非常に役立っています。その一方で、アスリートのパフォーマンスを上げるようなスポーツサイエンスの知識も、ジムならではの成果を出す上で欠かせません。
健康だけ、アスリートだけではない、幅広い学部の学びが、今の自分のキャリアに結びついていると感じています。
※1…医療的要素を取り入れたフィットネスのこと
※インタビュー及びプロフィールは、取材をした2024年6月時点の内容です。
PROFILE
奥松 功基
リオールジム
代表トレーナー
宮崎県 宮崎大宮高等学校卒