第21回障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティバル(スポーツ社会専攻)

Posted on 2012.05.28

スポーツ社会専攻では、現代社会におけるスポーツの場
に実際に携わり、スポーツの持つ意味や役割を肌で感じ
ることで、専攻での学びを深めたいという考えのもと
毎年課外活動の一環として障害者スポーツ大会における
ボランティア活動に取り組んでいます。
今年も、昨年に引き続き5月12日(土)、13日(日)に
京都市障害者スポーツセンターで開催された、「第21回
障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティバル」
の運営・補助、ならびに前日準備にスポーツ社会専攻に
所属する1回生から4回生の有志学生約60名とスポーツ
社会専攻の教員4名が参加しました。

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この障害者シンクロは、男女・年齢・障害の有無に関わ
らず誰もができるシンクロナイズドスイミングを通じて、
障害の種別に関わることなくプールでの自己表現を可能
にしています。参加者にとって、このフェスティバルで
発表することは、自己の可能性にチャレンジすることで
あり、その演技は競技者だけでなく家族やチームの仲間、
観る者に感動を与えてくれるものであると言えます。
今大会には、北は北海道、南は愛媛県まで22チームが
エントリーし、ソロ、デュエット、トリオ、チームに
分かれて華麗な演技を披露してくれました。

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今回のボランティア活動に参加し、二日間にわたり受付
係を務めたスポーツ社会専攻1回生の菅洋介さんは「受付
で参加者の方々に大会への意気込みを伺ってみると障害
者の方も普通の人と変わらない高いモチベーションで
スポーツに取り組んでいると感じました。けれども、
障害者スポーツの現状としては、十分な資金、施設、
支援体制が整っておらず、スポーツがやりたくてもでき
ないという障害者の方が多くいると感じています。実際、
この大会にも日本中からチームが参加していますが、
その背景には地元では十分な施設、支援がなくシンクロ
をすることができないという現状があるのではないかと
思いました。」と今回のボランティアを通じて感じた
障害者スポーツの現状、問題点を語ってくれました。
今回、スポーツ社会専攻の学生が行なったボランティア
の内容は受付、進行、アナウンス、音響、式典・招集、
救助介護等多岐にわたりますが、参加した学生皆が力を
合わせ大会の成功へ大きく貢献しました。スポーツ社会
専攻では、今後もこの大会のボランティアを継続して
行っていく方針であり、授業だけではなかなか学ぶこと
のできない、スポーツイベントの運営や意義、役割を
ボランティアという形で身を持って経験してもらいたい
と考えています。

 

 


 

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