<2013年度前期>スポーツ社会専攻の取り組みを紹介します~第1弾~

Posted on 2013.07.22

ちょっと緊張しながらも、夢と期待に胸を膨らませ4月に入学
した立命館大学産業社会学部スポーツ社会専攻の1回生。
「大学の講義ってどんなんだろう?」と心配していた前期セメ
スターは、ついに最終盤に突入。そして、今の1回生の最大
の悩みは「大学の試験ってどんなんだろう?単位取れるかな?」
といったところでしょうか。4月の入学以来、スポーツ社会専攻
の1回生は、様々な学びを経験してきました。
そのなかから、スポーツ社会専攻が主催した専攻企画(第1弾~
第3弾)を紹介いたします。
第1弾は「第22回障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティ
バル」についてです。

スポーツ社会専攻では、現代社会におけるスポーツの現場に
実際に携わり、スポーツの持つ意味や役割を肌で感じることで、
専攻での学びを深めたいという考えのもと毎年課外活動の一
環として障害者スポーツ大会におけるボランティア活動に取り
組んでいます。
今年も、昨年に引き続き5月11日(土)、12日(日)に京都市障
害者スポーツセンターで開催された、「第22回障害者シンクロ
ナイズドスイミング・フェスティバル」の運営・補助、ならびに前
日準備にスポーツ社会専攻に所属する1回生から4回生の有
志学生、そして社会学研究科大学院生有志の約40名とスポ
ーツ社会専攻の教員3名が参加しました。
また、本大会は、会場である京都市障害者スポーツセンター
が設立25周年を迎えたこともあり、障害者スポーツのさらなる
発展にとっても記念すべき大会となりました。
この障害者シンクロは、男女・年齢・障害の有無に関わらず誰
もができるシンクロナイズドスイミングを通じて、障害の種別に
関わることなくプールでの自己表現を可能にしています。
参加者にとって、このフェスティバルで発表することは、自己の
可能性にチャレンジすることであり、その演技は競技者だけで
なく家族やチームの仲間、観る者に感動を与えてくれるもので
あると言えます。
このフェスティバルにボランティアとして参加したスポーツ社会
専攻1回生の山口雅矢君は「私が感じたことは、障害者も健常
者もスポーツを楽しんでいたところです。普段私たちはスポーツ
をするとき、いかにして勝つかということを考えてしまいます。
しかし、フェスティバルを見て感じた雰囲気は、シンクロを選手も
観客もとても楽しんでいるところでした。選手は自分自身の力を
最大限に発揮し、観客はパフォーマンスに驚き、歓声をあげて
いました。そして、いくつかのパフォーマンスが失敗に終わって
しまった場合でも、選手は皆やりきった顔をしておりとても満足
そうでした。また観客からは惜しみない拍手が起き、すべての
選手に対して健闘をたたえており、これは普段のスポーツでは
見慣れない光景でとても驚きました」と感想を述べてくれました。

今回、スポーツ社会専攻の学生が行なったボランティアの内容
は受付、進行、アナウンス、音響、式典・招集、救助介護等多岐
にわたりますが、参加した学生皆が力を合わせ大会の成功へ
大きく貢献しました。スポーツ社会専攻では、今後もこの大会の
ボランティアを継続して行っていく方針であり、授業だけではなか
なか学ぶことのできない、スポーツイベントの運営や意義、役割
をボランティアという形で身を持って経験してもらいたいと考えて
います。

文責:スポーツ社会専攻 市井吉興 准教授

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