【スポーツ社会専攻企画】第23回障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティバル

Posted on 2014.07.02

ちょっと緊張しながらも、夢と期待に胸を膨らませ4月に
入学した立命館大学産業社会学部スポーツ社会専攻の1回
生。また、「大学の講義ってどんなんだろう?」と心配
していた学生たち。スポーツ社会専攻では、現代社会に
おけるスポーツの現場に実際に携わり、スポーツの持つ
意味や役割を肌で感じることで、専攻での学びを深めた
いという考えのもと毎年課外活動の一環として障害者ス
ポーツ大会におけるボランティア活動に取り組んでいます。

今年も、昨年に引き続き5月10日(土)、11日(日)に
京都市障害者スポーツセンターで開催された、「第23回
障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティバル」
の運営・補助、ならびに前日準備にスポーツ社会専攻に
所属する1回生から3回生の有志学生、そして社会学研究
科大学院生有志の約40名とスポーツ社会専攻の教員5名が
参加しました。
この障害者シンクロは、男女・年齢・障害の有無に関わ
らず誰もができるシンクロナイズドスイミングを通じて、
障害の種別に関わることなくプールでの自己表現を可能
にしています。
参加者にとって、このフェスティバルで発表することは、
自己の可能性にチャレンジすることであり、その演技は
競技者だけでなく家族やチームの仲間、観る者に感動を
与えてくれるものであると言えます。

今回、スポーツ社会専攻の学生が行なったボランティア
の内容は受付、進行、アナウンス、音響、式典・招集、
救助介護等多岐にわたりますが、参加した学生皆が力を
合わせ大会の成功へ大きく貢献しました。スポーツ社会
専攻では、今後もこの大会のボランティアを継続して行
っていく方針であり、授業だけではなかなか学ぶことの
できない、スポーツイベントの運営や意義、役割をボラ
ンティアという形で身を持って経験してもらいたいと考
えています。
このフェスティバルにボランティアとして参加したスポ
ーツ社会専攻1回生の常峰百華さんは「私は、音響の仕事
をさせていただきました。ずっとしたかったスポーツボ
ランティアでしたが、始まるまではとても不安で緊張し
ていました。また、音響の仕事だけではなく水中に設置
されたビデオモニターを確認しながら選手の動きにあわ
せて向きを変える操作もさせていただきました。この仕
事は急遽任された仕事でしたが、教えてもらいながら操
作していくにつれて、水中で選手がどんな動きをしてい
るのかをしっかりと見られるようになり、身体が不自由
な人が少しだけ動かすことができるところを使って、水
中で美しく演技しているところを見ると、とても感動し
ました。この1日、スポーツボランティアで私は選手の方
々のサポートをする側でしたが、そこから学べるものが
たくさんありとても良い1日となりました。ありがとうご
ざいました。」と感想を述べてくれました。


文責:スポーツ社会専攻 市井吉興 准教授

このページの上部へ