スポーツ社会専攻キャリアイメージ形成企画講演会「スポーツと働く人たちに聞く 第2回 スポーツイベント運営の現場から」

Posted on 2015.02.26

スポーツ社会専攻では、学生のみなさんに、入学後できるだけ
早い段階で卒業後の進路について考え、4年間の学びを設計し
てもらうために、例年、1回生を対象にキャリアイメージの形
成に役立つ企画を開催しています。
今年度の第2回となる企画として、2014年12月4日(木)以学館
2号ホールにてスポーツ社会専攻キャリアイメージ形成企画講
演会を実施しました。講演会は、2020年の東京オリンピック招
致や2019年に日本で開催されるラグビーW杯など、国際的で大
規模なスポーツイベントに関わられている、株式会社サニーサ
イドアップ スポーツプロモーションカンパニー ディレクタ
ーの内藤裕志氏と、2011年度産業社会学部スポーツ社会専攻を
卒業後、現在は「日本にスポーツを根付かせる」ために市民参
加型スポーツイベントの運営に関わられている、株式会社ルー
ツ・スポーツ・ジャパンの西川晃伸氏をお招きして行われまし
た。

冒頭、お二人は、産業社会学部が毎年夏に開講しているスポー
ツ産業に関する学びから現代社会について考えることを目的と
したアメリカでの海外研修プログラムにおいて、当時、西川氏
は参加学生として、内藤氏は、現地企業から派遣されたツアー
アテンドとして出会っており、現在はすぐ近くの建物で仕事を
していることを中心に、お二人の経歴が紹介されました。

内藤氏からは、ご自身が関わられた東京オリンピック招致や東
京マラソンなどの大規模で国際的なスポーツイベントに関する
お仕事を事例に、「PR」という仕事や株式会社サニーサイドア
ップ様の業務についてのご説明がなされました。また、スポー
ツ「と」働くことになった経緯とその信念が語られ、自分の信
念を実現させるためには「続けること」、「仲間をつくる」こ
とが大切であるというメッセージを学生のみなさんに届けて下
さいました。

続いて、西川氏からは、株式会社ルーツ・スポーツ・ジャパン
のご紹介の後、実際のイベントの動画を含め、事例の紹介を通
して、市民参加型スポーツイベント運営の仕組みやイベント開
催を通して地域振興を行う仕組みを説明頂きました。その後、
ご自身の今後の夢を語られ、スポーツ業界で働くためには「ス
ポーツへのアツい想いとそれを実行に移す行動力」が大切であ
ること、学生時代の過ごし方として大学を利用して、様々なこ
とに挑戦して、何でも経験すること、人との出会いを大切にす
ることというメッセージが学生のみなさんに伝えられました。

最初は異なる立場で出会われた二人が、今ではすぐ近くで同じ
スポーツに関わる仕事をされているという事実が、お二人のメ
ッセージの中にあった、実行すること、続けること、出会いを
大切にすることの重要さをまさに表しているようでした。
お二人の情熱あふれるお話に学生のみなさんもすっかり聞き入
っている様子でした。


文責:スポーツ社会専攻 漆原良 准教授


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