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【企画参加報告】スポーツ社会専攻1回生、堺悠貴さんが、全国規模の大学生ビジネスコンテスト「CAREER ROOKIES GP2024」決勝に参加
産業社会学部スポーツ社会専攻1回生の堺悠貴さんが、2024年12月に開催された全国規模の大学生ビジネスコンテスト「CAREER ROOKIES GP2024」決勝(注1)に参加しました。同大会は、全国から472名の大学生が参加し、Web予選、関東予選、関西予選、各大学予選と10日間の予選を行い、この各予選を勝ち抜いた全国の学生が集う準決勝大会をさらに勝ち抜くことができた合計9チームが東京証券取引所の東証Arrowsで開催される決勝大会を戦いました。そのうちの1チームで、立命館大学の異なる学部の1回生ばかりの4人で構成された「フォルテッシモ」の一員として、堺さんも参加しました。残念ながらグランプリ獲得はなりませんでしたが、貴重な経験を積まれました。
―どんなきっかけで、大会に参加されましたか?
大会を知ったのは、スポーツ社会専攻で開催されているキャリア教育企画(注2)の時間で、ゲスト講師として羽田さんに登壇していただいた時のご説明でした。ちょうど夏休み前で、明確な目標もなく、今年の夏休みは部活動とアルバイトで埋まるのかなとぼんやりと考えていた時期でした。今までビジネスコンテストのようなものに参加したことはなかったのですが、個人参加でランダムに自分と同じような境遇の人とチームになれる仕組みが興味深く、そのような出会いができるのであれば面白いと思い、興味本位で申し込みをしました。そのときは、まさか東京証券(決勝)まで行けるとは全く思っていませんでした。
―チームの中では、どのような役割を担っていましたか?
立命館大学内予選から決勝まで、私は先鋒戦(時事問題クイズ)を担当しましたが、結局正解は一度もできませんでした。周りの皆さんの知識量とひらめきの力が高く、テレビで見るようなクイズ番組に参加しているようで終始圧倒されてしまいました。準決勝・決勝はかなり実力の近い者同士がトップを争うことになるので、クイズの数点が命取りになることも身に染みて感じました。
―大会に臨むにあたって、どのようなことに取り組まれましたか?
チームの4人は、お互い学部もそれぞれ違い、僕はキャンパスも他の3人と違うため、対面で話し合う時間をまとめてたくさんとれたわけではありませんでした。それを補うためにお互いのちょっとしたスキマ時間や夜遅い時間でもグループ通話を使って積極的に話し合うようにし、特にアイディアの骨組みは何度も議論を重ねて慎重に考えました。他の3人はみんな発想力が豊かでしたし、指摘は積極的にしつつも直接否定はせず、場の雰囲気は壊さないことも上手でした。もちろん大会の中で学ぶことも多かったですが、この3人との打ち合わせの中でも様々なことを学ぶことができました。全員1回生である雰囲気だからこそ、そのような気付きが生まれたものかもしれません。
―決勝に参加した感想は?
プレゼンを無事終えたのも束の間、決勝ならではの質疑応答の時間で審査員の方からの質問に答える瞬間が一番緊張しました。自分たちが用意していない部分を展望も含めて即答しなければならず、とてもいい経験となりました。また、自分たちの発表が終わったあとは他のチームのプレゼンを聞いていましたが、聞き慣れない専門用語も多く、その場では理解できないことも多かったので、これから時間をかけて動画を見返してしっかりと知識にしていきたいと思います。
―大会で一番印象に残っていることは?
個人的には準決勝でプレゼンをした課題である、株式会社Relic様に対する新規事業案が印象に残っています。企業の新規事業展開をサポートする会社の新規事業を考案するのは大変難しかったですが、Relicに勤めておられる能力の高いエンジニアの方々を講師とし、起業を目指す大学生へオンデマンド形式の授業を配信するという事業をなんとか考え出すことができました。しかし、内容のみでは他のチームに完全に太刀打ちできるわけではないと考え、関西弁を強調したり、アンケートで収集した生の声を用いたりと発表の仕方の部分に工夫を凝らしたことも評価につながり、決勝進出につながったのではないかと思います。
―今回の大会参加を通じて、大学生活の過ごし方で変わったことはありますか?
大学に入学して1年も経っていませんが、大学の授業や今回の大会参加を通じて、まだまだ自分の知らない世界がたくさんあることを知り、いろいろな学生と接することで学べることも多いことにも気づかされました。これからは、どんなことでも自分の将来につながるかもしれないことを考えながら、大学の授業や企画もより積極的に取り組み、出会いを大切にしていきたいと思うようになりました。
注1:CAREER ROOKIES GP2024は、株式会社Strobolights様が主催し2024年初開催となった全国規模の大学生ビジネスコンテストです。冠協賛として東京証券取引所様、協賛として株式会社マイナビ様、株式会社Relic様、株式会社Funds Startups様が大会をサポートされています。大会コピーに「私はまだ、何者でもないから、何者にでもなれる。」を掲げ、まだビジネスやプレゼンテーションの経験がない学生でも気軽に参加できるように事前準備不要で一人でも参加できるビジネスコンテストになっており、今大会も参加者の約半分は大学1、2回生でした。また、一般常識や計算、英語の早押し問題もあり、ビジネス経験がなくてもチームに貢献できるようなゲーム性の高いコンテストになっています。
注2:スポーツ社会専攻では、学年に応じたキャリア教育企画を開催しています。特に1回生では、卒業生によるスポーツ業界を中心とした仕事の紹介や外部講師による就活実態の説明等、大学生活を通じた学びの設計に役立つ力の形成を目指しています。その一環として、本学部客員教授である株式会社Strobolights代表の羽田氏による自己分析のワークショップも開催しました。
大会でのチーム紹介の様子(右端が堺さん)
「フォルテッシモ」のみなさんと(左端が堺さん)
プレゼンを行っている様子