2000/12/25
研究集会のため、京大へ3日ばかり行ってきた。 前回の同研究集会は今年の1月で、 「京都の冬をなめてました」という感想が聞こえるほど寒かったが、 今回はかなり暖かく楽であった。
印象に残ったこと:
(1) 数学編
・やはり体を上げたほうが整数論は面白い(2 = 1+1 = 2×1)
・多重ゼータ値友の会恐るべし
(2) 数学以外編
・伏見の酒は美味い
・「世間はどうしてああ長嶋、長嶋と騒ぐんですかね。
別に我々世代にはどうでもいいのに」ということを言うジャイアンツファンもいる。
・カラオケは歳の近いものばかりで行くに限る。
土曜日は思うところあって、インクラインへ。 謎の道を辿ると南禅寺に出る、とNHKでやっていたのを思い出し、実践してみる。 確かに南禅寺の水路閣の所に出た。素晴らしい。 その後四条河原町の丸善へ行き、三条京阪のブックオフで探していた本を見つけ購入。 風邪をもらったらしく、帰宅後ダウン。日曜日は家で静養。 知らぬ間に終わっていたクリスマスイブであった。
ではまた1月に会いましょう。
2000/12/19
明日から3日ばかり京大へ行くので、明日の授業は休講。
ということで、年内の講義は今日で終了。
去年なら「今年度の」と書けたのだが、
今年は1月9日、10日に講義をしなくてはいけない。
ということで、明日の準備をするつもりで年明けの準備をしないと。
実家に大学の仕事を持ち込んでしまう。
待てよ、明日締めきりの書類と、金曜日締めきりの書類があるぞ。
今日やらないと、書類提出のためだけに京大から戻ってこないといけないぞ。
急げや急げ。
#夕方から教授会だ…
2000/12/18
金曜日に瀬田に住む旧友H氏(33)宅を、 畏友K氏(もうすぐ33)と小生(もうすぐ33)で訪問。 男の手料理をご馳走になりながら、大学時代に思いを馳せたり、 現状報告をしたり、馬鹿話をしたりと、楽しい時間を過ごす。 大学(院)生の頃は3人で滋賀で会うことになるとは、考えもしなかった。 人生とは不思議なものである。大阪在住のY氏が来なかったのが残念であった。 次の機会を待つこととしよう。
新聞を眺めていると、「サントリーウイスキー 座・新発売」の字が目に入る。 これは楽しみ、近々飲むこととしよう、と思いながら目を上方へ移動。 「秋山仁さんに聞く」という字が目に入る。 数学嫌いの高校生と秋山先生の対話である。 例によって、いま学んでいる数学が何の役に立つのかとか、 そういった類の話ばかりである。一箇所印象的な部分があった。
高校生「小学校で九九にとても苦労して以来、数学が嫌いになってしまった。」
秋山氏「自転車だって、最初は転びながら練習しただろ。
ギターもテニスも、はじめから楽しかった?
数学だけ特別視しないでほしいよ。」
その通り。いいことおっしゃる。
2000/12/15
2000年は論文の出ない年、夏ごろにはそのように諦めていたのだが、 滑り込みセーフである。 2001年に論文がでることも確定しているので、 これで1997年から5年連続論文が出る。途切れさせないよう気張るべし。
2000/12/13
朝からコーヒーをどれくらい飲んだだろうか? 「コーヒーは胃を荒らす」というのは嘘らしいが、 やはり飲み過ぎは胃腸には悪いらしい。 夕食後コーヒーを飲むと、腹痛に襲われ、しばし悶絶。 それから30分経過。治まってはいるが、どことなく変である。 毎週水曜日は飲酒デーなのだが、今日は止めておいたほうがよさそうだ。
2000/12/12
例の本をようやく読み終わる。今日の一言 「出前ばかり食べていては料理は上手くならない。」 何のことかは自明。 順番は逆になったが、今日から1巻を読む。
寒くなってまいりました。こうなると町に「X'mas」の字が目立つようになる。 ところが「X'mas」は間違いなのを知ってますか? Christmas の正しい略記は「Xmas」。 わかりましたか > 生協さん。
自分専用の場所は綺麗に、その分ゴミは公共の場に捨てる、
こういう感覚の持ち主が多いようであるが、小生には理解不能である。
自分一人の場所をちらかしても誰にも迷惑はかからない、
公共の場を汚すと皆が不愉快な思いをするから、ちらかさない、
これが小生の中の常識である。
今週は半期に一度の授業評価アンケートの時期であるが、
講義に使った部屋に大量に捨ててあった。
配布物が余ったら、一番後ろの人が前に返しに来るものだろうが!
返しに来るのが面倒くさいからって捨ててくな!
2000/12/11
田村亮子すごいね。有段者の親父殿曰く「彼女の技はキレが有る」。
少し前のことだが、男子マラソンの最高記録を出した藤田もすごい。
#名前は「あつし」だが、字を忘れたのでひらがなにて失礼。
東京箱根間大学対抗駅伝(通称箱根駅伝)に1年生のころから出ていて、
駒沢大の躍進に貢献していたのが思い出される。
敵ながら凄いと思ったものだ。
#大学駅伝の場合は、ここに負けて悔しい、という所は無い。プロ野球と違って。
メディアセンターで借りた本から紙がひらひら。 「返却期日:2000年7月17日」と書かれた紙だ。 借りた学生の名前が書いてある。○んこ君である。不吉な予感が…。
2000/12/8
「2000プロ野球記録集計特大号」と表紙に書いてあるのを見て、 久々に「週ベ」を購入(通は週刊ベースボールのことを週ベと呼ぶ)。 毎年記録集計号を買うのが小生の楽しみの一つである。 セリーグ総括のページとセリーグの1ページ目は飛ばして…。 中日、横浜、順に見ていく。 今年すごかった打者は種田(中日)、金城(横浜)、金本(広島東洋)だな。
「EXTRA Innings−識者の視点」というコラムのページのタイトルが 「六十二歳で失った生涯の友」であり、 そのページにN嶋S雄の写真が出ていたので、興味をひかれて読む。 某詩人が半世紀応援しつづけたジャイアンツの応援を止めた、という内容であった。 「生涯巨人ファンを貫きたかったけれど、ついに貫けなかった。(中略) いまの巨人野球はあまりにも稚拙で幼い。 『勝てばよい』だけの野球に成り果てている。中身が薄い。ハートが感じられない。 面白くない。さながら初恋の人が淪落してく様子を見せられているようで、 不愉快きわまりない。実にいたたましい。いたたまれない。」 「毎シーズン、ユニフォームこそ同じだが、今年の巨人は昨年の巨人ではない。 来年の巨人も、今年の巨人ではないだろう。 したがってそこには、昨年と何のつながりもなく積み上げもない 気まぐれな野球しか現れない。(中略) 結局は金持ちの博打の勝ち方で優勝旗を掴む。 誰が、こんな野球を生涯の友に選びたいと思うだろうか。」 長年ファンを続けてきた人の血の叫びである。
先日ジャイアンツファンを名乗る学生と話をしてびっくり。 柏田を知らないのである。ニューヨークメッツで活躍した元メジャーリーガーにして、 現在のジャイアンツの左の中継ぎの柱である彼を。 今シーズンの成績:登板50試合、登板イニング53、2勝0敗0セーブ、防御率2.89。 立派なものである。 このような「ファン」が実際にいるのが驚きであると同時に、 例の「快楽読本2」に書いてあった 「見たくないけど野球でも見るかって、BGM的にテレビを見ているだけの連中」 「試合を見ないで、翌日の新聞を見て喜んでいるヤツ」 「ただ有名人だから、好き」という人が本当にいるということが、 奇しくも立証されて面白かった。
久々にワイドショーなる下世話なものを少々見てみた。 鈴木その子急死の余波、というのが現在の最大の関心事らしい。 一代で王国を築いたカリスマが死ぬと大変である。 安売り王・宮路社長が死んだときもそうであった。 あのチームからあのオーナーが居なくなったらどうなるだろうか? などとしばし考えてみる。監督が変わったらどうなるだろうか? ともしばし考えてみる。思わず笑みが…。
2000/12/6
昨日の予定: 10時40分〜12時10分:講義。12時20分〜13時00分:学生と面接。 13時00分〜14時00分:原先生の数学のお話を聞く。 14時10分〜15時40分:講義。 15時40分〜 教授会、研究科委員会。会議終了19時40分! さて問題です。昼ご飯はいつ食べたでしょう。 きつい1日であった。今日の講義の準備が出来ていてよかった。
2000/12/5
あいも変わらず「アンチ巨人!快楽読本2」を読んでいる。
問題。「猫に小判」と同じ意味の諺を挙げよ。正解は「長嶋に戦力」。
素晴らしい本だ。
#ここで紹介した甲斐あって、反響多数。
2000/12/4
「アンチ巨人!快楽読本2」を行き帰りのお供として読み続ける。 たんなる愚痴、悪口のみならず、冷静な意見も多く、大変面白い。 ジャイアンツファンの2回生から貸してくれと頼まれている。 彼が更正してくれればよいが。
先日A新聞にNテレのU社長のインタビューが出ていた。 ケタクソ悪いので殆ど読んでいないのだが、 一言二言目に付いた言葉がある。 「日本の野球は大丈夫です。テレビの視聴率が高いですから。」 おいおい、まだそんな認識の甘いことを言うか。 いい加減「言売売ショー」は止めて、ちゃんとした野球中継をしましょうや。
視聴率命、そのためにはどんなことでもする。 他球団の選手を札束攻撃で取ってくるもよし、 他局でトラブルがあって止めた番組の企画をパクルもよし(D波少年内のこと)。 今日のテレビ欄を見てぼうぜん、「独占中継!M大介、Oいずみ結婚披露宴」。 視聴率低そー。言ってることとやってることが違いすぎませんかね。
しかも通常1時間の番組を30分延長。 「売れる堂」の開始が30分遅れる。プンスカプンスカ。
3889。素数である。合成数ばかりだったのが嘘のようである。 逆に何か悔しいものがある。
2000/12/3
学生と酒を飲むと飲み過ぎる。 某ビールと某ビールはどっちがうまいか、 「***(銘柄を書くと営業妨害になるので、書かない)は別格でしょう」 「うん、別格にまずい」「…」という論争から始まり、 アンチYG(大軍) vs. YG派(ごく少数)の抗争、 K助教授の授業は手抜きであると主張するM君 vs. K助教授と、 催し物がたくさんある賑やかな飲み会であった。 お土産は「アンチ巨人!快楽読本」(1巻目。J.A.助教授提供)。
飲み過ぎが祟り、昨日は一日無駄に過ごす。 と言っても何もしないわけではなく、ちょっとくらい書き掛けの論文の手直しをする。 休みの日を無駄に過ごして、 その上「授業が手抜き」になってしまったら批判に反論できないからね。 で、「授業が手抜き」と言われないために、今日は日曜出勤。 ボツボツ単位認定レポートをつくらなくてはいけないし。楽しみにしているがよい。
2000/12/1
3851。 T. S. Black (死語)君曰く、 「次に来る素数達は3797、3803、3821、3823、 3833、3847、、、」 もう溢れている。しゃあない。
? factor(3851)
%1 =
[3851 1]
ついにやりました、素数です!(3849 は 3 で割れる。危ないところであった。) というわけで素数双六はめでたくゴール。次は何双六でしょう。
恐らく2年後には(K=5)君と呼ばれているであろう学生のページに、
「カウンターの数字が素数であるかを判定するJavaScriptを書いてみてはどうでしょう?」
と書いてあるのを見て思い出した。
数年前我が師 N. A. 先生が学生に
「ユークリッドの互除法をプログラム化せよ」というレポートを出したところ、
一人だけ perl でプログラムをつくってきた。笑った。
#誰か emacs lisp で作らないだろうか。