基礎ミクロ経済学 (EB)(ミクロ経済学入門 (EB))(金3 & 4)

授業の概要

原油価格が高騰すると和菓子の値段が上るのはなぜか?味は大して変わりないのに、大都市にある一流ホテル内の喫茶室のコーヒー代の方が、小さな町の喫茶店のコーヒー代よりも高いのはなぜか?増税の対象として、なぜたばこは格好の標的なのか?これらの問題に対し、明快な回答を与えてくれるのがミクロ経済学である。  ミクロ経済学は、経済学のあらゆる分野の基礎を成す学問分野である。マクロ経済学も国際経済学も財政学も金融論も環境経済学もすべて、ミクロ経済学の応用分野といっても過言ではないだろう。本講義では、経済学を学ぶ上で欠かすことのできないミクロ経済学の基本を理解して、経済学的な思考方法を身に付けることを目的とする。ここで身につける経済学的な思考方法は、諸君らにとって、生涯にわたって利子・配当を生む貴重な財産となるであろう。

到達目標

履修しておくことが望まれる科目

学問の性格上、図表や式・記号を使っての説明を行わざるを得ないので、「分析ツール」での履修内容を踏まえて講義を進めていく。加えて、「経済数学T」で履修する内容を使用して進める単元もあるので、前期に「分析ツール」を選択せざるを得なかった諸君は、後期に必ず「経済数学T」を履修すること。

教科書

マンキュー経済学ミクロ編[第2版],N・グレゴリー・マンキュー,東洋経済新報社,ISBN 4492313524

Office Hour

研究室(アクロスウィング544)にて.金曜3限

授業スケジュール

休講などによる変更の可能性がある.
9/28a イントロ,ミクロ経済学とは?
9/28b, 10/5ab, 12a 第4章需要と供給
10/12b, 19a 第5章弾力性
10/19b, 26a 第6章規制
10/26b, 11/2ab 第7章余剰分析
11/9a第8章課税
11/9b, 16ab 第13章費用
11/23ab, 30a第14章競争企業と供給曲線
11/30b第13章迄の問題演習(過去の試験問題を解きます)
12/7a 第10章外部性
12/7b 第11章公共財
12/14ab第15章独占
12/21ab, 1/11ab第21章消費者選択
1/18ab問題演習 昨年のテスト問題の解答と解説

講義資料

講義で用いるスライドをWeb CTよりダウンロード可能.Web CTにアクセスできない諸君は,教員にその旨伝えること.当初,本ページでの公開を予定していたが,諸事情により取り止める.

成績評価

期末試験のみによって行う. (注意)試験終了後の単位に関する質問・要請は,一切受け付けない.質問・要請がある場合は,講義期間中にすること.