ロボット実験1 第1回講習会 報告書
総合理工学院理工学部 ロボティクス学科 2回生
学生証番号 2250000000-0
立命 太郎
2008年11月3日
1.講習の目的
ロボット実験1では,\TeX の使用を推奨している.IEEE Transactions on Roboticsや日本ロボット学会の投稿原稿で \TeX を使用するなど,工学分野の論文作成として一般的な形式であるためである.計算機の性能やOSに依存せず動作する,基本的な仕様の変更はほとんどない,フリーソフトであるなどの特徴がある.
第1回目の講習会は\TeX の使い方を学び,世界標準の報告書作成の基礎スキルを習得することを目的とする.
2.講習の内容}
\TeX の構造や用意されているいくつかの機能を用いて,文章や図,表を作成する.本章では,下記の機能の使い方を述べる.
2.1 基本構造
\TeX の基本構造を以下に示す.
2.2 箇条書き
記号付き箇条書きは,全体を \verb|\begin{itemize} ... \end{itemize}| で囲む.それぞれの箇条の頭には \verb|\item| を付ける.記号付き箇条書きの記号や,番号付き箇条書きの番号は,自動的に付く.
2.3 表組み
表を出力する命令は,\verb|\begin{tabular}{列指定} ... \end{tabular}| であり,それを\verb|\begin{table} ... \end{table}| で囲む.列指定は,l :左寄せ (left),c : 中央 (center),r :右寄せ (right)を,列の数だけ並べる.
一時的にいくつかの列をまとめて1列のように扱う命令は,\verb|\multicolumn{まとめる列数}{列指定}{中身}|を使う.
2.4 数式
例えば以下の式~(\ref{eq:passivity}) のように,
美しい数式を記述することが可能である~\cite{bib:okumura}.
\begin{equation}
\int_0^t
y^T(\tau) u(\tau) d\tau \ge -\gamma_0{}^2,\qquad {}^\forall t>0
\label{eq:passivity}
\end{equation}
2.5 図の貼り付け
図の貼り付けでは,\verb|\begin{figure}[bth]|に続き,図の挿入,図のタイトル,図のラベルを書く.
図の番号を文章中に引用する時は,\verb|~\ref{図のラベル}| と記入する.
2.6 参考文献
参考文献は,全体を \verb|\begin{thebibliography}{9}... \end{thebibliography}| で囲む.
``9''は参考文献に付ける番号が1桁以内であることを表す.
それぞれの文献には \verb|\bibitem{文献のラベル}| を付ける.
文献の番号を文章中に引用する時は,\verb|~\cite{文献のラベル}| と記入する.
3 結果
4 考察
参考文献
[1] 奥村 晴彦[改訂第3版]\LaTeXe 美文書作成入門,技術評論社,第8章など,ISBN 4-7741-1940-7, 2004.
[2] 乙部厳己,江口庄英 pLaTeX2e for Windows,ソフトバンクパブリッシング,ISBN 4-7973-0718-8, 1998.