昭和30年代から40年代にかけて、日本各地の農山村には独自の音声放送・通話メディアが発展していた。それは、ラジオの共同聴取(有線放送)と通話機能(電話)を備え、「有線放送電話」と呼ばれた。その後、日本電信電話公社の電話事業とのせめぎ合いの中で徐々に姿を消していったが、現在でも、長野県や滋賀県を中心に約複数の施設が現役で稼働している。 また、沖縄県と鹿児島県(奄美大島)には、「親子ラジオ」と呼ばれるラジオ共同聴取施設がある。親子ラジオは、既存ラジオ局の再送信以外に、独自のコンテンツを持っている。つまり、日本で最も小さな音声放送局なのだ。 このサイトでは、このような自主的に作られた「声」の有線メディア研究に役立つように、できるだけ多くの資料を提供する予定である。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
解説 | 歴史・現状 | テキスト資料 | 電話機 | リンク |
制作・著作 坂田謙司(立命館大学産業社会学部教授) 本サイトのすべての情報(テキスト・グラフィックス等)を無断で使用することを禁じます。 |