プロジェクトA子 
 
	大正ロマンを感じさせるお嬢様である。この人が大量の仕事を
	与えられて、パニック状態に陥いっている時の様子が実に楽しい。
	「あらあら、どうしませう!?」なんて言っている姿は富士に月見草
	ぐらい絵になると。思うに「あらあら、どうしませう!?」なんて
	言葉がスッと出てくるような人は最近めっきりすくなくなってきている。
	この人は「永遠の童女」たる素質を持っている。そこで筆者は思うのである。
	6月に”つぶれかけの会社の断末魔のボーナス”が出たら、思い切って
	ヴィデオキャメラを買い、このひとの「あらあら、どうしませう!?」
	の記録映画をつくるのである。
	30代の「あらあら、どうしませう!?」、	
	40代の「あらあら、どうしませう!?」、
	50代の「あらあら、どうしませう!?」etc.
	を克明に記録する。このひとが可愛らしい梅干しばあさんになって、
	いよいよ天寿を全うするときがきても「あらあら、どうしませう!?」
	と言って息を引き取るのであろうか?