7色順次点灯LED


秋葉原ラジオストアーをほっつき歩いていると、タカヒロ電子でなんか変わったLEDが目に付いた。
色が順番に変わっている。
なんと日亜製の7色発光LEDらしい。
原理としては、一つのLEDの中に、赤と緑と青の3つのLEDが入っていて、それを組み合わせて光らせているようだ。
めっちゃかっこいい!!
ということで、買ってしまった。なんと一個2000円。うーん、高い。
赤だけの100倍もするじゃないか。しかし、2000円の価値はあると思ったので買った。

さてさて、現物を手にするとエンジニア魂があふれてくる。
普通のLEDと違って、すこし乳白色のかかった樹脂でチップが囲まれていて、これがまた幻想的な七色に貢献しているようだ。
それとも中を見えないようにして何か秘密があるのか。うーん、分解して見るには高すぎる。
電極は長さの違うものが4本。一番長いのがカソードで、次から順に赤、緑、青となっていた。

さて、これを電池につなげば七色に光るかと思ったら大間違い。
ちょいとした回路を組まなければいけない。回路も考えないといけないのかあと思っていたが、そこは親切なタカヒロ電子さん、ちゃんと回路図をくれた。
しかし、そこには初心者の私には訳のわからない記号がいっぱい。
いろいろ勉強した結果、抵抗、コンデンサー以外にICも必要だということがわかった。
これはそんじょそこらのお店には売ってないということで、日本橋シリコンハウスまでおでかけして、なんとか部品をそろえることができた。

部品を買ってきた日の夜、この前のLEDウィンカーの部品も買ったのでまずそれを作製して、LEDウィンカーが完成したのが夜中の1時。
しかし、楽しくなってきて、七色も今夜中に光らせたいとやる気に溢れ、徹夜して作製を続けた。
ICへの配線とかややこしくて、間違いを直したりしながら、回路を全て完成させたのが朝の5時。
そして、いよいよスイッチオン!!!
おおおおおおお、光ったでぇーーーー、七色に。
一発でついた。ミス無し。我ながら感動。
電気消して真っ暗にして光らせるとより幻想的な空間が広がったのであった。
レッド、グリーン、イエロー(レッドとグリーン)、ブルー、マゼンタ(レッドとブルー)、シアン(ブルーとグリーン)、そして最後にホワイト(レッド、グリーン、ブルー)(なんか地球防衛軍みたいやな。)
まあ厳密には個々の原色がちょっとずれてるので純粋な色にはならないけど。
それでも確かにそれらしい色で光ってくれた。

ちょうど家内がトイレに起きてきた。
まだやっていたのかという感じで部屋に入ってきたが、ぼくがうれしそうに暗闇の中でLEDを光らせてあげると感動しているような、あきれているような感じだった。
しかし、私はエンジニアとして達成感に満ちあふれていたのであった。
興奮してなかなか寝られなかった。
学校に来て、みんなに見せてあげたら、感動してくれた。

七色をここで紹介したかったんだけど、デジカメで撮るとどうもデジカメのCCDの感度は人間の目とかなり違っているようで、全然違う色に見える。
一応本体写真とバイオC1で撮ったムービーです。。
関連して、知ってますか?デジカメでテレビのリモコンとかの赤外線が発せられるとこ見ると、人間の目には見えない赤外線が光っているのが見えるだよ。ぜひ、お試しを。