福祉インターフェイス論中間試験問題2017年度

1.Normanの7段階モデルについて例を挙げて説明せよ
2.インターフェイスにおける対応付けの重要性を「電灯のスイッチ配置」を具体例に挙げて説明せよ


解説

1.過去にないほどできがよかった。一部の人を除いて、だいたいできていた。例を読むと正確な理解とは微妙に違っているように思える人も結構いたが、それでも加点要素をしっかり稼いでいる人が多かった。しっかり勉強して理解してくれたのだとすると大変に良いと思う。また相変わらず機器や装置の操作を例にせず、目的地へ歩くとかの人間の一般的な行動を例に挙げている人が一定数いる。これらの人たちは本質を理解できていないように見える。

 平均点14.7点/20点満点。満点者は38%と大変出来が良い。その一方0点も3人。


2.全体的に見るとだいたい理解している人が多いようではあったが、表現が適切ではないために点数が伸びにくい傾向にあった。キーワードを使っていなくても同じ意味と思われる説明をしてくれていれば加点しているのだが、そうは読めない解答が多く、その点は残念だった。
 具体的には前から何度も指摘しているように「非常に使いやすい」「わかりやすい」「問題がある」というような表現である限り加点できない。この講義ではどのような使いやすさの側面があるのかを明示することを望んでいるのだから。なので、「エラーしにくい」「操作が覚えやすい」「取扱説明書などがなくてもすぐにわかる」などと書いてくれれば、それぞれに対して合っていれば加点している。

 講義で具体的にデモンストレーションまでやって説明した例ですから、講義に出席していた人は全員例を覚えているでしょう。つまり、正しい例が書けていない人は欠席者でしょう。もちろん欠席しても自分で勉強して理解してくれれば問題ないです。実際、講義で話した例とは異なる例を挙げている人も多かったです。講義で話した例と異なっていても例が正しければもちろん加点していますが、そういう人の多くで説明が少しおかしい傾向がありました。特にこの問題は過去にも何度も出していることを明示しているのだから、わからなかったら誰か出席していた人に教えてもらえばわかるはず。それをしていなければ10点以下になるのは仕方がないでしょうね。

平均点は11.9点/20点満点とあまりよくない。満点は6人のみ。0点は4人、10点未満は18人。


 

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Last modified: Wed July 5 2017