福祉インターフェイス論中間試験問題2024年度

1.Normanの7段階モデルについて例を挙げて説明せよ
2.インターフェイスとヒューマンエラーの関係について例を挙げて説明せよ


解説

1.問題をあらかじめ示しているのだから当たり前ではあるが、ちゃんとできている人は多い。満点は36%いた。10点未満は19%で、0点はいなかった。
「このモデルを用いることでインターフェイスのどこにエラーがあるのかを特定するのに非常に役立つ」などと書いている人も複数いたが、2015年の解説にもエラーではないことを書いているのだが、過去の解説を読んでいないんだねえ。この問題は一番最近の出題が2017年で、その前が2015年なのだから、この問題の解説を見るなら当然見ていると思うのだが。不適切な例としては、装置の操作でない例は相変わらず見られるが、この講義は操作性に関する講義なのが理解できていないらしい。また、複数のサイクルからなる複雑な行為を1サイクルとして説明している例もいくつかあったが、これらは本質を理解して説明できていないようなので減点している。また、「例を挙げて説明せよ」というのは、一般論を例で補強しろということである。ただ具体例だけしか書いていなくて一般論がないものはほとんど加点できない。

 平均点14.1点/20点満点。


2.非常に出来が悪い。過去に同じ問題を出した際の平均点より大幅に成績が悪い。1番より2番の方が点が良かった人は11%しかいなかった。大多数の人が2番の方が出来が悪い。問題をあらかじめつげているのに白紙の人がいたのは呆れる。どうしてここまでできないのだろうか、驚く。例年ではここまで全く関係ないことを書く人は少なかったが、今年は講義で話した内容と全く関係ない話や、違う話と混同している話を書いている人が結構いた。
 1番以上に一般論のない具体的な例を書いている人が多く、理解しているようには思えないので高い点はつけられない。

平均点は10.4点/20点満点。満点の人は11%。10点未満の人は50%もいた。


 

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Last modified: July 10 2024