* 「意味」を形にする:明示化・標準化・形式化


* 命題論理の場合
二つの命題の結合を、〜、→、∨、&を用いて表わす
「バイクか自転車を買わなければならない」
(排他的選言が、非排他的選言か、二つが複合したものか?)
「バイクを買うまたは(非排他的)自転車を買う」
A∨B

* 述語論理の場合
一般性をもつ命題を表わす(何を用いて?)
「人間はいつか死ぬものである」
「人が戦争で殺される」

* 明示化
「人間は、誰でも例外なく、いつか死ぬものである」
「何人かの人が戦争で殺される」

* 標準化と形式化
* 伝統的論理学のアプローチ
「すべての人間はいつか死ぬものである」
(全称)(肯定)(人間-いつか死ぬもの)[主語-述語はどちらも一般的な概念]
A(F, G)

* 現代論理学(=述語論理)のアプローチ
「誰(何)であっても、人間であるとすれば、いつかは死ぬものである」
(xがどのようなものであれ)(xが人間であるならばxはいつか死ぬものである)
(∀x)(F(x)→G(x))
[概念-概念ではなく、個体-性質(普遍)が基本]

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