「すべて」「ある」と記号式
「すべてのFはGである」 ⇒ '(∀x)(F(x)→G(x))'
「あるFはGである」 ⇒ '(∃x)(F(x)&G(x))'
「いかなるFもGでない」 ⇒ '(∀x)(F(x)→〜G(x))'
「あるFはGでない」 ⇒ '(∃x)(F(x)&〜G(x))'
ありがちな疑問:なぜ「すべて」の時は'→'で、「ある」の時は'&'なのか?
* 「存在」「非存在で考える」
「すべてのFはGである」 ⇒「FであってGでないものは存在しない」
「あるFはGである」 ⇒「FであってGであるものが存在する」
「いかなるFもGでない」 ⇒「FであってGであるものは存在しない」
「あるFはGでない」 ⇒「FであってGでないものが存在する」
「すべての善人は神を信じている」
⇒「善人で、神を信じていないものは存在しない」
「ある悪人は神を信じている」
⇒「悪人で、神を信じているものが存在する」
「いかなる悪人も神を信じていない」
⇒「悪人で、神を信じているものは存在しない」
「ある善人は神を信じていない」
⇒「善人で、神を信じていないものが存在する」
(∀x)(F(x)→G(x)) ⇔ 〜(∃x)(F(x)&〜G(x))
* 頭に入れておけば、応用できる
'(∀x)'と'〜(∃x)〜'、
'〜(∀x)〜'と'(∃x)'はそれぞれたがいに書き換え可能
'A→B'と'〜(A&〜B)'、
'〜(A→B)'と'A&〜B'はそれぞれたがいに書き換え可能
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