哲学英書講読LC(2001年度前期)

成績分布表(レポート提出者中)

  A B C D
3回生 10 21 2 2 35
4回生以上 0 1 2 0 3
10 22 4 2 38
割合 26.3% 57.9% 10.5% 5.3% 100%

評価方法

授業への出席・参加の度合いによる平常点を50%、レポートを50%の割合で評価した。評点はおおむねつぎのようなことを表わす。

A 授業への出席が70%以上で、レポートの内容が平均程度またはそれ以上。
B 授業への出席が50-80%程度で、レポートの内容が平均程度またはそれ以下。
C 授業への出席が50%程度またはそれ以下で、レポートの内容が平均程度またはそれ以下。
D 形式の上ではレポートが提出されているが、評価の対象とし得ないもの。
K 文学部では、評点K(棄権)は使用していない。

講評

配布したプリントで指示した論題から、ラッセルとデカルトの対比、ラッセルとヒュームの対比を選択したものが多かった。だが、二人の哲学者の見解のまとめを行なう際に、主題を適切に限定できていない場合が目立つ。そのため、レポート全体を貫くテーマが不明確になったり、議論の焦点がずれてしまっていることが多い。
たとえば、ラッセルに関しては数学的知識にかんする見解をまとめ、ヒュームに関しては、原因と結果の関係にかんする見解をまとめて、ヒュームがア・プリオリな知識を否定するのに対してラッセルはア・プリオリな知識を認めるなどとしているものがあるが、同じ対象にかんする知識について、両者の見解をまとめなければ、対比する意味がなくなってしまう。
その他、指示した論題以外を設定した場合でも、授業で取り扱った主題との関係を明らかにする必要があるが、その点が十分でない。まったく無関係であっては、成績評価の対象にすることができない。


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