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英語T授業の開始にあたって
担当者 加藤恒彦

T 授業の位置付け
・外国人の教員による会話中心の授業とは違い、英語を読むことをに重点を置く。読む力
は書く力の基礎である。読み書きは高度な英語能力においては最も重要な力である。高
度な英語力こそ国際の学生に求められている力である。
・英語で書かれたものを自分でまとめなおす力を養成する。そのことを通じ、パラグラフ
のなかで、何がテーマとなっており、何をそのテーマについて著者は主張あるいは結論
づけているのか、そしてそれをどのように論理展開しているのか(命題を出す、あるい
は論争を紹介し、自分なりの切り口を提起する、それを論理展開したり、具体的事実を
あげる、その結果としての結論や主張をあげる等)を分析する。この能力は思考する人
間の最も基本的な働きであり、大学で身につける重要な能力である。
・国際関係学部にふさわしい教材を通じて国際関係学の一端に触れる。今年度は日本の歴
史のなかの「危機」的な時期、そしてそれを乗り越えることを通じて現代の日本を生み
出す基礎を作り出すことになった時期をいくつか選び、複数の文献を読んでみる。
U 今年度の授業のやりかた
・毎回約5ページ前後進む(全員予習が必要)
・グループで発表してもらう。
・毎回三人担当
・担当者A 書かれている内容の概要を紹介する。
・担当者 B ある特定のパラグラフを取り上げ、そこでのテーマ、論理構成、結論や主
張を分析する。
・担当紗C 英語の表現や語彙で重要なものを取り上げ紹介する。
・全員 レジメを用意し、参加者に配る
V 評価のしかた
評価は日常の発表と試験を総合的に判断する。発表ごとに評価する。中間テストと最終試
験を行う。
授業の3分の2以上の出席は評価の前提である。
試験に落ちたものは来年度同じクラスにもどることになる。
W 使用テキスト
原書からのプリントを配布する
主要に使用するテキストは
THE RISE OF MODERN JAPAN, Beaseley,1992
補助的に使用するテキストは
CLASH: US-JAPAN RELATIONS THROUGHOUT HISTORY, Walter La Feber, 1997