学術・学芸系サークルの催し物(2月 分)

 ここでは私自身の覚え書きとして、催し物一覧と若干の感想をメモしています。
 
企画 名 団体 名 日 付・曜日 時間 場所 入場 料


がんこ定期公演和太鼓ドン12(土)13:00/18:00がんこ高瀬川二条苑
フェアウェルコンサート立命館大学交響楽団13(日)14:30開場
15:00開演
大津市民会館大ホール無料
 * オープニングはアンサンブルステージで、坂井貴祐「セレモニアルマーチ」、続いて、オーケストラで、モーツアルト「クラリネット協奏曲」と久石譲「ジブリ 曲集」、休憩を挟んで後半は、ラフマニノフ「交響曲第二番」のメニューでした。最初のプラスは、音がでていない感じでした。クラリネット協奏曲のソリスト である荒木香奈さんのクラリネットは、やわらかく伸びやかで、艶のある音でした。この曲なのでないものねだりですが、より迫力のある曲で、荒木さんのクラ リネットを聴いてみたいですね。ジブリ曲集でソロを演奏した、小室夏姫さんのトランペットもとてもしっかりした音でした。ラフマニノフではバイオリンがが んばっていました。とりわけ第四楽章。ただ、この曲はメリハリをつけてしっかりとコントロールしないと、だらっとした演奏になってしまうなと感じました。 今回の演奏で卒団となる皆さん、これまでお疲れ様でした。これからも音楽を楽しんでください。
京都学生演劇祭西一風、立命芸術劇場
月光斜、月光斜TeamBKC
17(木)-20(日)14:00-21:00ArtComplex1928当日2500円
アマ将棋団体選手権将棋研究会19(土)リコー大森会館
 2月19日(土)、リコー大森会館にて、第23回リコー杯アマチュア将棋団体日本選手権(将棋のライスボウル)が開催され、学生王者の本学将棋研究会が社会人王者のNEC将棋部を6−1で降し、日本一(4年ぶり・3回目)に輝きました。http://www.asahi.com/culture/update/0219/TKY201102190232.html 大会会場へは、将棋研究会顧問の山本さんも応援に駆けつけていただきました。NEC陣営には、本学OBの加藤氏・宮原氏も名を連ね、まさにアメフトのライ スボウルのように強力な本学OBとの戦いでもありました。どの対局も緊迫した空気が張り詰めるものでした。しかし、4年ぶりに冬の学生王座戦を制し、また 出場7名中3名が1回生であり、チームにはとにかく勢いがありました。特に、今年度の主将・荒井くんの七将戦は劣勢から粘りに粘って、解説のプロ棋士も驚 くほどの240手を数える熱戦の末、勝利を収めました。来年はエースの一人である4回生の増本くんが抜けますが、4月には新たなエース候補(史上最年少の アマチュア王将)が入学予定のため、次年度の活躍も大いに期待されます。(以上、学生オフィス・曽谷さんよりのレポート)
Selfish上映会映像学部・瀧川元気19(土)
20(日)
19:30
10/1250/1550
原宿KINEATTIC
大阪国際交流センター
1000円
 *20 日10時30分からの回を見てきました。予約していたので、整理番号が 1番で、一番最初に入場してしまいました。上映後に、出演者三人の挨拶と音楽担当の安藤明子さんによるselfishの演奏がありました。私はまったく知 らないのですが、特別出演の成田剣さんと名塚佳織さんは声優さんのようです。予約・関係者の受付のみ長い列ができ、当日券の受付ががらがらでも受付の組み なおしができなかったり、上映の途中で止まっても対処できず最初から上映しなおすなど、想定外の事態に対して対処できなかったのは、実は学びの不十分性の 表れではないかな。映画は、生きる目標を失った少年が、家族のふれあいの中で目標を見つけて旅立っていく、というストーリーでした。映画には、監督の世界 観が必要で、それを軸に物語を組んでいくことが必要なように思います。とりわけ若手の作品には。アニメやCG、録音技術など、大学の中で学んだと思われる 技術はいろいろと入っているように思いましたが、クリエーターとして最も重要な点は内容なのだと思います。監督はこれからプロをめざすようです。がんばっ てください。ラストのアメリカに旅立つというシーンが、北野白梅町駅で嵐電に乗る、というのは、さすがに感情移入できませんでした(笑)。
創部60周年展写真研究部16(水)-22(火)ぎゃらりい西利無料
卒展写真研究会22(火)-27(日)11:00-18:00ヤマモトギャラリー無料
2010年卒業制作映像学部23(水)
24(木)
25(金)
11:00-18:10
11:00-17:10
11:00-17:20
Tジョイ京都無料
 *25 日に出かけました。大森学部長にご挨拶した折、前日・前前日にもすばらしい作品があった、と紹介されたのですが、会議のため出かけられず残念でした。シア ター4で上映会、シアター5で展示会でした。最初の上映は、佐藤周「クランマザコン」(ドラマ)、おとなしく回りの言いなりの高校生が、自分の心のままに 生きろとのアドバイスに従ったところ周りき六映画と衝突し、正気を失って、周りの人を殺していくという作品。「朝からスプラッターかい!」と思いました し、エネルギーが破壊的な方向にしか意識できないという作者の限界を思いますが、作品にエネルギーを感じさせるものでした。次は、大矢侑輝「たばこの CM」(CM)、今時こんなレベルのたばこへの意識では論外だと思います。内田愛麻「生まれ変わったら、金魚姫」(ドラマ)、就活がうまくいかないおとな しい主人公が、活動的な友人にアルバイトに引き込まれる中で、人とのふれあいから意欲をもらっていくという作品でした。映画にもなった漫画の「NANA」 へのオマージュかな、と思いました。清水美里「イタリア」(人類学的映像)、イタリアはミネストローネのようにごったにの文化という内容の記録映画。言い たいことに沿って内容を削ぎとって創っていくという姿勢には共感できますが、単に目の前にあることの撮影だけではなく、背景たる社会や文化についての研究 と、それに基く自らの見解がなければならないように思いました。荒正明「恐山」(人類的映像)、記録映画。宗教について基本的知識がないため、セレクトす るについても焦点のぼけた部分を選択してしまっているように感じました。皆川昭子「生産者と消費者の相違」(人類学的映像)、そもそもなぜ両者の乖離を縮 める必要があるのか、この映像の大前提を提示することが必要でしょう。安井達郎「さよなら、京都の大学生」(ドラマ)、写真家になりたいけれども就職しな ければと就活をするがうまくいかない大学生が、古い写真の場所を探す老人と知り合い、ともに探すなかで、やはり写真家になるという夢に進む、という内容で した。手馴れた感じのストーリーと映像でした。会議のため、最後の一作品を見ることはできませんでした。
 展示の中では、長井翔馬「id」が印象 に残りました。カメラによる映像処理ですが、動いていないと画像が消えていく、というもので、情報化社会の中で動いていないと消えてしまうことを象徴して いるものでした。展示作品の多くが、技術の発表にとどまっている中で、技術だけでなく自らの視点を提示できているように思いました。
 映像学部一期生の皆さんのこれからの活躍を期待しています。

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