学術・学芸系サークルの催し物(6月 分)

 ここでは私自身の覚え書きとして、催し物一覧と若干の感想をメモしています。
 
企画 名 団体 名 日 付・曜日 時間 場所 入場 料


6月定例ライブ軽音楽部1(木)-2(金)13:00-19:00以学館2号ホール無料
105回定期演奏会交響楽団3(金)18:00開場
19:00開演
京都コンサートホール1000円
 * 来場者はかなり多かったですね。終演後に団長の梶井君と話していると、彼は1000人に達したかもしれない、と言ってました。昨年の春の定期演奏会もそう でしたが、とても元気な演奏でした。指揮者の個性もあるのでしょうが。この間、弦は充実しているのに、管が相対的に不安定かな、と感じていましたので、今 回の演奏会では管を中心に聞いていました。若干の破綻はありましたが、全体として元気な演奏であったこともあって、目立ちませんでした。一曲目は、学生 指揮で、モーツアルト「ドン・ジョバンニ」序曲。全体としてまとまっていて、管も大きな破綻はなかったと思います。ただ、小さく まとまっている感じで、迫力あるいはモーツァルトの軽さ、など味付けがないかなと思いました。二曲目は横島先生の指揮で、スメタナ「モルダウ」と「プラ ニーク」。「モルダウ」は、張り詰めた感じの出だしで、弦も強弱のメリハリの大きい演奏。指揮者の姿勢なのだろうと思わされました。「ブラニーク」は、管 の聞かせどころの多い曲で、とりわけフルートが頑張っていました。三曲目はドヴォルザーク「新世界より」。曲自体は聞きなれた曲なのに、今回、全体とし て、こんなにフルート中心の曲だったんだと思わされました。第一楽章は、弦がゆったりとして心地よかったですね。第二楽章は、フルートががんばってまし た。第三楽章は、指揮者がおおいに煽っているのですが、学生は真面目な演奏でした。もっとはじけてもいいのに。第四楽章は、メリハリ のついた仕上げでした。最後は溜めに溜めて指揮を終えられました。観客受けする音楽の作り方をされる指揮者の方のように思います。あるいは、学生のオケで あることからの姿勢かもしれません(昨年の指揮者である大河内さんは、この理由であったようです)。指揮者の方とこのあたりのお話しがしたかったですね。
関西学生混成合唱連盟
定期演奏会
メディックス3(金)16:45開場
17:30開演
KOBELCO大ホール
アカペラライブsong-genics3(金)-5(日)9:00-22:00ユニオンホール無料
311+Rnetカフェ
スタートイベント
311+Rnet6(月)12:00
16:20-17:50
創思館前、サブウェイ無料
 * ワールドカフェの二番目のセッションに17時ごろから30分ほど参加してきました。「今回の震災で学んだこと」をテーマに同じテーブルの者が語り合う企画 でした。1テーブル4人で3テーブルの参加者でした。多くの人が震災ボランティアに参加できるといいですね。私は、多くの学生がまだまだボランティアのイ メージを狭くしかとらえられていないように思います。現地へ行ってがれきを片付ける、というイメージ。現地でも多様なボランティアがあるし、現地へ行かな くとも可能なボランティアもいろいろとあります。このあたりを広く学生に伝えたいなと思います。
学内演奏会マンドリンクラブ6(月)18:00開演以学館2号ホール無料
 * 校歌演奏のあと、第一部で三曲、休憩をはさんで、第二部で三曲の演奏でした。学内で演奏会を開くのはいいですね。おそらく現在の部員には苦手なことなのだ ろうな、と思いましたが、呼び込みも声を出していました。残念ながら、入場者は10人強で多くはありませんでしたが、もっと声を届けて、多くの入場者が入 るように頑張ってください。なにせ、あの鈴木静一さんの指導を受けていたクラブなのですから。今回の演奏、ステージの比較的近くの真ん中で聞いていたこと もあってか、よく頑張って音を出しているようには思いましたが、音が単調で平板な気がしました。「リベルタンゴ」はやはりタンゴの艶とリズム、雰囲気がほ しいですし、「シシリエンフ」は実はメリハリをつけるのはかなり意識しないと難しい曲のように思います。最後のClaudio Mandonico作曲の「Music for Play」がマンドリンのために作曲された曲なのでしょう。多様な表現ができるように作られているように思いました。ぜひ、自らのものにしてください。
春展写真研究会6(月)-10(金)11:00-18:00以学館多目的H1/2無料
 *6 日の夕方に出かけました。今回の展示は久しぶりに見応えがありました。迫力があってユニークな作品として、大河内「block out」、谷村「skyscraaper」、鈴木「走る」。思いの伝わる作品として、藤村「feel」、漆山「詠む」、荻巣「花より団子」、小林「よっ・ こら・しょ」、筒井「遭難」。きれいな画面となっている作品として、西崎「歓びの花」、河口「fluffy」。フォトブックを作成してほしいな、と思いま した。上の作品を手元に置いておきたいから。よく、作品をポストカードにして販売している写真展もあるのですが、立命館大学のサークルはそのようなことを やらないもので。もちろん代金は支払います。全作品を掲載するのが困難であれば、私からのリクエストでセレクトした作品で、さらには、私からのリクエスト した構成で、作ってほしいな。
初夏のパネル展漫画研究会6(月)-10(金)9:00-18:00以学館多目的H3無料
 *6 日の夕方に出かけました。オリジナル作品と版権作品の二部から成り立っていましたが、まだ初日なので、作品が間に合っていなかったのでしょうか、空いた壁 面が多くありました。ぜひ、まず表現の力をつけてもらいたいのと、本当は、内容のある作品を作ってほしいと思っています。
天文写真展草津天文研究会7(火)-8(水)10:30-18:00ユニオンホール無料
嵐電展写真研究会8(水)嵐山電鉄無料
第2回グランドコンサートピアノ研究会11(土)13:00開演こども文化会館無料
 *OBOG の方中心に、現役学生も加わって、全五部構成の全32曲、13時から始まり終わりが18時30分という、まさに「grand」コンサートでした。OBOG の方たちのコンサー ト、というのはとてもすばらしいことだと思います。私は大学院のスクーリングがありましたので、第三部まで聞いてきました。その中では、杉田さんのド ビュッシー「月の光」、語りかけるような演奏で、心に染みました。あと、多賀谷さんの音、厚みがあっていいですね、ピアノ研究会に時々このような音を出す 演奏者がでてきます。
学内演奏会マンドリンクラブ11(土)15:00開演以学館2号ホール無料
初夏展書道部11(土)-12(日)10:00-16:00妙心寺大心院無料
 *11 日の昼ごろにでかけました。全体とし、一字一字を丁寧に書いているのですが、勢いで書いたという面に弱いと思います。もちろん、実際に勢いで書くのではな く、そのように見せる、ということなのでしょうが。三回生の中で、勢いが感じられるのは、片桐、河野、吉満各君の書でしょうか。整った字という点では他の 三回生もしっかりと書かれているように思いました。一回生で、目についたのは、古賀、高木←いい線でした、野中、山口といった人たちでしょうか。これから に期待です。
定期演奏会クラシックギタークラブ11(土)草津アミカホール
いま東北に耳を傾ける311+Rnet13(月)18:00-19:30存心館前芝生広場無料
前期全体展陶芸部13(月)-17(金)10:00-18:00以学館多目的H1/2無料
 *13 日の午後に出かけました。中園君のお茶碗がいい感じでしたね。ただ、全体としておとなしい感じになってしまいました。もう、信楽には行っていないので しょうか。力強さのようなものがなくなってしまいました。あと、部としての企画などあればおもしろいのではないでしょうか。
上映会Greens14(火)Tジョイ
初夏展書道部16(木)-17(金)10:00-18:00ユニオンホール無料
春ライブclef17(金)16:00-19:00学生会館小ホール無料
明立交歓演奏会メンネルコール18(土)長岡京記念文化会館
定期公演和太鼓ドン18(土)13:00/18:00がんこ二条苑
初夏展美術研究部20(月)-24(金)10:00-18:00以学館多目的H1/2無料
  21日の16時ごろに出かけました。今回は、部として取り組んでいた似顔絵の展示と、個人の作品も比較的大きな作品の展示でした。作品としては、今西さん の「いっつまいまいん」が印象に残りました。自画像?、色彩的には、本人も書いているように「ごちゃごちゃしている」ところはありますが、デッサンはしっ かりしていて、人間存在が描けているように思いました。あと、シュールな作品もあって目は引いたのですが(たとえば、沖野さんの「かい」)、やはり主張な り意図が必要です。全体として、技法は言いたいこととの関係で初めて生きるのだと思います。
clip写真展示会clip20(月)-21(火)10:00-19:00ユニオンホール無料
第53回定期演奏会ピアノ研究会22(水)17:00-19:30以学館2号ホール無料
プロデュース公演
「プラスチック・ローズ」
西一風23(木)
24(金)
25(土)
18:30
13:00/18:30
14:00/18:30
学生会館小ホール無料
 *24 日の13時からの回を見てきました。精神病院を舞台にした物語。立場の互換性が主題のように思いました。これは、おそくら、アクターと観客の互換性を示そ うとしているのだと理解しまた。なかなか演じるのが大変な作品にチャレンジしたことは評価されるでしょう。ただ、やはりこれを演じ切るには、動きの一つ一 つまで研ぎ澄まさないといけないように思いますので、今後に期待というところですね。
第38回独重奏会クラシックギタークラブ24(金)18:30-21:00府民ホールアルティ無料
 * 三部構成で、第二部がフラメンコステージでした。第一部では、松岡君と岩場さんの「スペイン舞曲・第一番」がよかったですね。二人の演奏者の間に緊張感が ありました。第二部、やはりフラメンコの踊りがあるのはいいですね。ただ、踊りは全体として堅い感じがしました。もっとしなやかにパワフルに、と思いまし た。ギターは、二曲目のcarrotinで頑張っていたかな。最後に斉川君のソロで「Bulerias」。ことは気分がでてましたね。とっても。第三部で は、坂田君と斉川君の「Adios Nonino」、心に染みてくる曲と演奏でした。「The Sacricice」は豊かな音色でしたし、「ルパン三世のテーマ」の二人は姿が素敵でしたのでもっと主張すればと思いました。全体として進行がスムーズ で好感を持ちました。
第2回定期演奏会harmonia ensemble25(土)19:00開演かつしかシンフォーニーヒルズ
 * 本学学生サークルのイベントではありませんが、アマチュアの若者の演奏会なので、ここでメモを書いておきます。harmonia ensembleは全日本合唱コンクールで初めて聞いてファンになり、定期演奏会のチケットを送ってもらったのでした。今回は、ヨーロッパ6大国際合唱コ ンクールの一つであるフロリレージュ国際合唱コンクールでグランプリを受賞したので、そこで歌った曲を演奏するものでした。久しぶりに、歌を聴いて涙を流 しました。ホールは289席の小さなもので、それは生の歌を聴くには最適な大きさですが、でもこの演奏を300人しか聴けないのは残念であるとともに、そ の中に入れていて幸運でした。ただ、約二時間、聴いていて、限界にも気づきました。今後、大きく飛躍してほしいですね。
  最初は、東日本大震災復興への祈りをこめて、さくらももこ作詞「ぜんぶ」。会場に団員が分かれて歌う形式。左に耳を傾けると男性の低音、右に傾けるとソプ ラノ、それらの音の中に座って聞いていて。思わず涙ぐんでしまいました。男声合唱の中にいて恍惚感を感じたことはありますが、混声合唱の中では初めてでし た。
 続いて、ルネサンスコンクールでの演奏曲。「Gaude virgo, master Christ」は、弱音部分もしっかりと、最初と最後の発声もきっちりと。おそらく古典的な発声なのでしょうが、いい気分。「Mignonne, allons voir si la rose」は、やわらかく豊かな表現。「Petite nymphe folastre」、各パート一人の四人で、とても若々しい表現で、最も好感をもちました。「lo mi son giovinetta」は、早い曲だけれどもしっかりと発声、但し、声量が弱く、声が軽い。「Ne timeas, Maria」は、昨年の全日本合唱コンクールで聞いた曲でしょうか、音の気分に恍惚感。
 次は、室内合唱部門。「Sanctus」は、男女で対話 するようなフォーメーションと歌い方。声を自在にあやつっていて、それでいてまとまっているのは流石です。「O magnum mysterium」は、声を使ったオーケストラ、といった感じでした。思わす涙が。「Go, lovely rose」は、寄せては返す波のような気分。「合唱のためのコンポジション」は、大漁歌のアレンジでしょうが、やはり声が軽く、声量がでていません。作曲 家がアレンジした後の大漁歌ではなく、オリジナルを聞いみることが必要のように思います。おそらく、外国ではこの演奏でも通用するのでしょうが(異国趣味 的に)、大漁歌そのものを知っている日本人にはこの演奏では無理でしょう。
  フリー合唱部門(予選)。「With a lily in your hand」は、ロルカの曲ですから、情熱と社会性をもっているのでが、その気分はでていないようです。また、スペイン的な気分にも弱いのではないかな。 「Sweet days」は、この男声の出だしはどうでしょうか。「狩俣ぬくいちゃ」は、八重山の島唄。土着性の点でしっくりきませんし、もっと艶っぽい気分も必要で しょう。
 10分間の休憩が入って、Jazz & Popular Stage。女性陣で「I Got Rhythm」、男性陣で「Ob-La-Di,Ob-La-Da」、全体で「Bridge over trouble water」。これはお遊び。会場は盛り上がっていましたが、私には?
 フリー合唱部門(本選)。「Mundi renovatio」は、アップテンポの曲ですが、しつかりと発声できているように思いました。ただ、弱音の表現に難があるのかな。「Ubi caritas」も、アップテンポの曲ですが、曲想が十分に伝えられていて、声も溶け合ってきているように思いました。「春」は、前の二曲の日本人曲と同 様に選曲できが、感想としては同様に、よく言えば、若々しいということでしょうが、やはり曲の本来の重さが出ていず、全体にきれいな曲になってしまってい るようです。
 最後は、グランプリコンクール。「Kondalilla」は、会場全体を使った演奏で、全日本合唱コンクールで聞いた曲でしょう か。音色の転位・変位がきれいで、歌うこと自体楽しんでいるようで、好きな曲と演奏でした。「Hodie christus natus est」は、少年の聖歌隊の雰囲気で、逆に言えば、深さがない。「Salve regina」。「獅子舞」は、本物の舞踊を見る経験をした方がよいのではないでしょうか。「信じる」。
 アンコールとして、World Youth Choirで歌われている曲は、Asia pacific Youth Choirで歌われている曲の二曲。
新人展写真部28(火)-7/3(日)
11:00-18:00ギャリエヤマシタ無料
2011年度夏公演
「真実は笑わない」
立命芸術劇場30(木)
7/1(金)
7/2(土)
7/3(日)
18:30
13:00/18:30
13:00/17:00
13:00
学生会館5ホール前売300円
当日500円
 *30 日夜の回を観てきました。仕事人間で家族を顧みなかった男性が、死を目前にして、家族の絆を取り戻そうとする、という内容で、これ自体はよくある物語。で すから、最後まで、違った展開になることを期待しながら見ていたのですが、特にそれはなく、テーマとしてはありきたりのものでした。絆を取り戻そうとする 具体的手段として、海賊になる、という設定がユニークでした。ただ、飛躍しすぎた発想であるために、海賊になった場面のリアリティが必要であったのです が、それに弱かったので、設定が生かせてない感じでした。また、台詞回しがよく聞くと面白い脚本になっているのですが、残念ながら、役者さんが台詞を語る のに精いっぱいで、台詞を決めていくことになっていなかったので、面白さが伝わりませんでした。役者さんでいえば、発声のレベルがまちまちでしたので(ぼ そぽそと聞き取りにくい発声と、逆に声を張りすぎている発声と)、全体のハーモニーの点では疑問でした。新人公演でもあったようですから、これからに期待 です。
Go to the
TOP PAGE