学術・学芸系サークルの催し物(11月 分)

 ここでは私自身の覚え書きとして、催し物一覧と若干の感想をメモしています。
 
企画 名 団体 名 日 付・曜日 時間 場所 入場 料


BKC学園祭
学園祭実行委員会
5(土)-6(日)
12:00-20:00
BKC
無料
 *初日は残念ながら雨。総 長の挨拶で開会。開会と同時に、攻略ブックのパズルの答えを提示して、「うばが餅」をいただきました。二日目は夕方まで曇ってはいましたが雨らしい雨は 降らずに、気候としては最適でした。また、大きな事故もなく、花火についても周辺のみなさんからの苦情もありませんでした。家族づれやお子さんも多くてBKCらしい学園祭でした。ただ、例年より参加者が少ないような気がしました。
団体企画
BKC学園祭
5(土)-6(日)
12:00-17:00
BKC
無料
 *今年は「リッツゴールド パーク」という名称での企画。初日は、12時過ぎから16時まで4時間近くかかって25企画をまわり、フォトフレームをいただき、二日目も、13時過ぎか ら16時まで3時間近くかかって16企画をまわり、タンブラーをいただきました。いずれも、当該団体のメンバーに詳しく話しを聞いていたのですが、やは り、団体の展示は楽しいですね。以下、初日のみ二日目のみの団体も併せて建物毎にコメントを。
   最初は、ラルカディア1階。「正課企画」、今年初めての企画だそうです。研究室からの展示と解説。とてもいい企画だと思います。理工学部、情 報理工学部 から2研究室、薬学部、スポーツ健康科学部、生命科学部、経営学部、経済学部からそれぞれ1研究室の計9研究室が展示。西浦研究室は西浦先生自らが解説し ていただけました。音の研究、TBSの番組に出演した際の映像も交えて、展示。スポーツ健康科学部は、皮下脂肪の厚さの体験。測定を高校生の訓練成果の測 定に活用しているとの説明でした。
   2階は、「魅せる!団体御殿」。6団体の展示をまわりクイズに答えていく形式でした。写真サークルのCLIPは、あまり点数が多くなかったの ですが、近いうちに展覧会を開く予定だそうです。金融工学団体のFESでは、誕生日が同じになる確率が50%となるのは何人のグループか、という問題 で、答えは23人だそうです。サバげー団体のTeam Rumble Fishでは、BB弾の口径を聞く質問。メンバーと話すと、京都の大原にサバイバルゲームの施設があるそうです。お料理サークルのCoolでは、滋賀県名 物を問う質問。実は、昨日、攻略ブックに答えて食べたばかりでした。それをメンバーも知らなかったようです。もっとも、攻略ブックのパズルの商品は、二日 目は別のものだったそうですが。Windwardはボードの速度を答えさせるもので、はやぶさと同じでした。体感速度はもっと速く、200K程度の感じだ そうです。環境ビジネスサークルのecoKAでは、うみがめがメスになるのは水温が何度以上か、という問題で、30度以上が答え。つまり、温暖化が進むと メス化が進む、という問題提起でした。展示は環境問題の提起でしたが、たとえば、廃棄物を使ってのビジネスの提案をしているとのことで、環境問題を絡めた ビジネスの提案をしている団体でした。
   3階へ。Beat Senseは自作の「ゲーム展示会」。お勧めのゲームを一つ遊ばせてもらいました。イラストがきれいでした。数学研究会「す うどくやろう」。イスにすわって数独を解く。飲み物をサービスで出していただいたのは感謝。一問解いて、答え合わせし、正解でしたので賞品としてお菓子を いただきました。ヨーヨーサークルトリックルーム「2011Rits Yo-Yo Festival」。ヨーヨーの使い方を教えてもらました。大会でも活躍しているそうで、音楽にあわせて演技をしてもらいました。初めてまだ4年目という 学生でしたが、見事な演技でした。経済研究会「#GENPATSUどうでしょう?」、東日本大震災に関連して、原発問題の基本的内容を解説した展示。経済 研究会としての分析を加えてほしかったですね。メンバーに話しを聞くと、いろいろな視点での問題関心をもっているようではありました。IVUSA「和・ 輪・話」。これまで継続的に取り組んでいることと、東日本大震災ならびに台風12号関係の取組みの展示でした。メンバーに詳しく解説していただきました。 新たな取組みもいろいろと進めているようですね。あと、APUからPRENGOとSun Piccolo Projectの展示も。
   4階へ。RICが「サブカルチャー検定」。ほとんどちんぷんかんぷんでした。何問かはわかった問題もあったのですが、それが限界。二日目は、 コスプレ衣装の入場者もいました。経済学研究会「TPP研究」。解説のみでしたが、ぜひ経済科学研究会としての分析を加えてほしいですね。メンバーに話し を聞くと、経済学的にはTPPは認めざるを得ないので、それを前提にして、たとえば農業についてどうするべきの提言をしていきたいということでした。ま た、報告書などを読ませてもらいます。ハピフル「心のエステ」。簡単なアンケートに答えて、心の持ちようについて診断してくれた上で、アドバイスをしてく れるという企画。私を担当してくれたのは龍谷大学の院生でした。東京から始まった全国団体のようです。ロボット技術研究会「救え!!レスキューロボッ ト」。初日には、川崎のコンテストに出場したロボットを操作させてもらいました。車輪の形がおもしろくて詳しく聞くと、簡単な構造で、でこぼこ道も登れる ような車輪になっていることを解説してくれました。二日目にも出かけて、迷路を脱出する操作をさせていただき、うまい棒をもらいました。クイズソサイエ ティー「クイズ立命オープン」。参加者が部員の出すクイズに早押しで答えるものでした。丹後村おこし開発チーム「最新のアナログ」。昨年からいろいろと進 展していることがわかりました。「ノロイノキョウシツ」、お化け屋敷。遮光に規制があって真っ暗にできませんし、教室内なので装飾にも限界があります。私 は、それを逆手にとったようなお化け屋敷にすればいいのにと思いますが。
   続いて、アドセミナリオ。2階から。立命館ノベリストクラブ「展示会」。同クラブ発行の冊子を二冊いただいてきました。ライトノベルがはやっ ていますが、このクラブでは別にそれに限定せず、オールジャンルの小説を書いているのだそうです。Reco.lab「エコにオシャレに」。展示、そこにあ る5問の問題に答えて正解であれば、エコボールペンがいただけるのですが、私は2問しか正解できませんでした。残念。伝統文化体験サークル「灯」。組紐の 体験などの企画でした。音響工学研究会「Audio Cafe 11」。カールソンエンクロージャというタイプのスピーカーを自作し、来場者のリクエストした曲をかけるというカフェ。このタイプのスピーカーは、カバー がついていて、その形で低音を圧縮するもので、音を出す部分の技術が停滞していたので、スピーカーの工夫が進み、すまれた形態であったけれども、今では忘 れられたものだそうです。二日目には、提案の響きがよくわかる曲ということでリクエストして、クラシックの曲をかけてもらいました。確かに低音はよく響き ましたが、逆にバイオリンの響きが弱いような気がしました。メンバーによると、ギターなどが得意とのことでした。今度はギター曲をリクエストするかな。会 計学研究会「会計の動向を学ぼう」。国際的会計基準についての解説展示。研究会としての分析がほしかったですね。SmarteR「豆カフェ」。100円で 飲み物とお菓子付の、落花生人形作成キットを受け取り、お茶をのみながら、人形を作成し、その人形を会場に設置された町においていく、というカフェ。 SmarterSのコンセプトに実は合致している企画だと思うのですが、そのあたり、つまり、SmarterSの活動とのつながりの説明なり展示なりがあ ればよかったのにと思いました。
  3階へ。雅楽会「雅楽」。龍笛を吹いていただきながら、楽譜の読み方も教えていただきました。まず、歌で音程を把握して、譜面で示される記号で指のポジショ ンをとっていく、ということでした。これまで、雅楽の音楽は聞いてきましたが、譜面の読み方を教えていただいたのは初めてでした。特に、歌で音程を把握す る部分も実演していただいたのですが、とても興味深かったですね。口伝ということがよくわかりました。写真研究会「写真展だよ!!全員集合」。写真研究会らしい、いろいろと「作った」作品があって面白かったですね。人気投票を行っていました。

映画部「学祭上映会」

探 検部「前人未踏展2011」。最初の部屋は基本的な活動内容の紹介、次の部屋が一風洞の調査報告。昔に、OBが発見していたのだが、位置のプロットが間 違っていたためその後、行方不明であったのを、見つけて調査したのだそうです。一週間前に収集したばかりのニホンシカのこどもの骨など展示されてました。 私では持ち上げることもできないような荷物を軽々ともって走っているという部員もいるようですし、新人も何人も入っているので、これらかの活動に期待しま す。「イライラカーレーシング」、イライラ棒のゲーム。40秒が制限時間でしたが、15秒でクリアしました。

   最後は、コラーニングU。

ライフサイエンス研究会「科学を育てる」。最初の教室で、いくつもの体験。今年は、片栗粉の体験と、。次の部屋で科学実験ショー。今年は、
物理化学研究会「地球の歩き方」
薬学研究会「やくけんR」
RoboCup「人工知能とサッカーで戦う」
R16 ++「ゲーム体験」。おすすめのゲームを一つ、楽しませてもらいました。飛行機研究会「ミニ鳥人間コンテスト」。「パタパタ飛行機」のキットを使っての飛 行機実験。このキットが優れもの、という声が聞こえてきましたし、二日目は品切れになっていました。私が一つもらったのは申し訳なかったかな。
コンピュータクラブ「RGG発表会」
「コロコロリング」、初日は難なくクリアでした。二日目に挑戦した際には、台の上に載せることができました。

   続いて、リッツゴールドパーク関連以外の展示。
   BKCキャンパスの奥からまず、リンクスクエア。鉄道研究会が「Texpo 11」。創立50周年ということで、OBの方たちの写真展が併催されていましたが、とても見応えのあるすばらしい写真でした。その後に、学生の撮った作 品が並んでいましたが、比較してみると、技術的なことはともかくとして、人間とか生活といったものまで映しこまれているところがすばらしいと思いました。毎年のことですが、学生オフィスのみなさんと駅弁を買って昼食にしました。
   続いて、プリズムハウス。草津天文研究会が、「天体写真展」と「プラネタリウム」。写真展は、昨年、具体的な撮影方法の解説を一枚一枚詳しく教えてもらったのですが、今年は私も時間がとれずに簡単に見ただけでした。
   セントラルアーク。ドリームクロスラウンジ、初日は三弾鍵盤のコンサート。二部の最後の方の曲しか聞けませんでした。占部さんの演奏が達者で した。昨年は、大きな世界観の曲の演奏がありましたが、そのような曲がほしいですね。「威風堂々」は、エレクトーンでは軽すぎますね。あと、スクリーンに 表示された曲名の背景画像がきれいでした。二日目はAPU関係団体のパフォーマンスでした。
  2階は二団体。311+R「From3.11〜to Peace〜」は東日本大震災関連の展示。最後にメッセージを書き、それを持って写真をとって、その写真をパネルに張るという企画をやってました。私は 「支援は息長く」と書きました。記念にポラロイドを一枚もらいました。琵琶湖漫画研究会「秋季作品展示会」、自由論題と企画との作品展。いつもは、デッサ ン力が大したものだと感心したり、問題意識のある作品があったりするのですが、今年はそのどちらもがなくって、よかった作品を選べなくて困りました。どう したのでしょうか。
    最後は、ユニオンスクエア。フラワーアレンジメント部「華展2011」。大和未生流。未生流というともっと自由な表現のようなイメージがあるのですが、メ ンバーにその旨を訪ねると、大和未生流ははなんりした感じなのだそうです。これまでこの部の存在を知らなかったのですが、2009年に部を立ち上げ、 BKCで活動しており、部員は20名程度、男性も5人在籍しているそうです。学園祭での展示は今年が初めてということなので、知らなかったのでしょう。立 命館大学には華道部がありません。衣笠にもお花のサークルはあるのでずか、華道部的に発展しないでしょうか。もっとも、流派がとても多くありますし、大学 としては池坊さんとのつながりが強いので、なかなか一つのサークルとして成立させるのは難しいのかもしれません。

衣笠学園祭
学園祭実行委員会
12(土)-13(日)
12:00-20:00
衣笠キャンパス
無料
 *衣笠は両日ともに良い天 気で、前日に雨が降ったこともあって埃が舞うこともなく、絶好の学園祭日和でした。初日、450個のバルーンリリースで衣笠祭典は幕が開き、中央のステー ジは、まずGCP48のパフォーマンス。GCPって何の略だろうと学生部で話していて、言語コミュニケーションプログラムだとわかったときは爆笑でした。 私はそこから、初日には主に団体企画をまわり、二日目は主に音楽を聞こうと思ってまわりました。全体の企画終了間際の17時前に、応援団の応援隊につか まってしまって、往来の真ん中で「フレーフレー佐藤先生」と応援してもらうことになってしまいました。初日には、お年寄りのご婦人が軽い貧血で倒れられた り、二日目は頭を3cm切った者と頭痛で吐き気の者の二名が日赤の救急に送られ、軽いやけど2人、擦り傷1人、あわやお子さんがバスにひかれそうになったりといったことはありましたが、大きな事故ということではなく終わりました。
  今年の特徴は、1.団体企画がより充実した。初めて展示する団体がいくつもあり、既存の団体でもこれまで企画を行っていなかったものが企画していたりしま した。2.初めての正課企画。内容については改善の余地が大きいですが、取組みの方向性としては賛成です。3.東日本大震災関連展示が多かった。ボラン ティア系団体においてはもちろんのこと、それ以外にも、たとえば美術研究部が似顔絵を描きに行ったボランティア報告をしていたり、東洋史研究会が、中国 史・日本史・世界史上の大震災とその対応を研究してまとめていたり、と多様な広がりをもっていました。
団体企画
衣笠学園祭
12(土)-13(日)
12:00-17:00
衣笠キャンパス
無料
 *存心館2階。共同研究室 で書道部。印象に残った作品のみあげておきます。三回生ではまず山本貴史。個々の字が整っています。ただ、逆に流れが弱い?。嘉原史織。ただむしろ整いす ぎか?。吉満悠。二回生ではまず青山亮介。ただし、細部を書きすぎでは?。風早由望。ゆったりした気分がでていました。川上理沙。一回生では、野中奈津 美、藤村亜弓。なお、全体に滲みの量が多すぎませんか。これが最近の流行なのでしょうか。た いさくん「備えあれば憂いなし」。災害への備えの必要性の展示。具体的な状況に応じた対策を教えていただきましたし、救助方法も実演の上で教えていただき ました。防災用品チェックリストをもらいました。衣笠祭典二日目の午前中は、私は学区の防災訓練で総合司会を務めていたのですが、このような繰り返した訓 練が必要なのだと思いました。地理学研究 会「なぜ君はニュータウンに住むのか」。三田の研究でした。なぜ三田なのかをメンバーに聞いたところ、高度成長期に作られたニュータウンの様々な欠点が見 えた後で作られたニュータウンであることから、その工夫をフォローしたかったということでした。ただ、テーマとしては継続的に取り組んでいるものではな く、そういえば昨年は常滑の調査でしたから、まとまった問題提起なり提言なりの予定はないとのことでした。それは残念ですね。民科法律学生部会「何やって いるの に答える会」。裁判員制度の発表でした。なぜ、裁判員制度を取り上げたのかを聞いたのですが、はっきりした答えはありませんでした。また、課題に 対するサークルとしての見解も聞いたのですが、これからの検討課題のようです。法学部の渡辺先生はこの問題を取り扱っているので、アドバイスなど受ければ よいと思うのですが、特にアドバイスなしに進めているようです。単にサークル紹介というレベルではなく、しっかりとした研究を発表してほしいですね。
 3 階。地球防衛軍戦史研究所「きっと、澄みわたる秋色京都」。自立のための道具の会「スリランカ・カンボジア展」。カンボジアでは水の浄化活動を行っている そうで、活動の写真展示と浄化装置の実物が展示されていました。スリランカでは、主に交流企画の内容紹介でした。天 文研究会「天文って」。個人の関心に基づいて調べた内容の展示でした。私の対応をしてくれた部員は、オーロラの発表を担当していたので、なぜオーロラなの か、今後、どうしたいと思っているのか、という質問をしたのですが、そこまでは考えられていなかったようです。ただ、発表は、まったく個人での研究という わけではなく、上回生の提示したテーマに関心をもつ一回生もそこに加わり一緒に調査するのだそうで、サークル運営について知れたのはよかったかな。平和文 明フォーラム「現代無縁社会」。無縁社会の状況報告。無縁社会の現代的特徴は何かとメンバーに聞いたのですが、これからの検討課題のようです。法学部須藤 ゼミ有志「京都から伝える〜福島県川俣町の今〜」。公共政策実習でお世話になった川俣町ですが、福島原発事故のため、町の約半分が避難対象になり、他町か らの避難も受け入れている、という状況を受け、川俣町を京都に紹介しようとする企画でした。シャモが名産だけれども、原発事故のせいで、室内で飼育しなけ ればならない状況だ、と教えてくれましたが、胸が痛みます。ゼミ有志として、また、公共政策実習参加者として学園祭企画を打ったことを評価したいと思いま す。ただ、メンバーと話したのですが、お世話になった川俣町に対する支援の方向性についてまだ考えられていないようです。
  4階。朝鮮文化研究会「南北コリアと日本のともだち展」。南北コリアの子どもの絵の展示。この後、日本の子どもとも交流を考えているそうです。立命九条の 会「そうだ沖縄に行こう」。沖縄の現状についての展示でした。なぜ、沖縄なのか、その問題関心との関係で現状の何が問題であるのか、何を提言するのか、を 明確に示してほしかったですね。立命館大学メディア芸術研究会「おたく色シンフォニー」。いくつかのテーマに基づいた研究発表。メインは、ジブリの監督主 義の研究でしょうか。ただ、それも含めて全体として、個人の感想ではなく、事実に基づいた分析と提言であってほしいですね。
 学生会館、ゆんげ南 側。IKEBANAサークル「いけばな展示」。Pray for Japanをテーマとした作品だとのことでした。ユリの一輪をフューチャーした作品が多くありましたが、統一テーマと関連しているのでしょうか。池坊の流 派かな。男性のメンバーがいればよかったのですが。
 志学館。前で「Candle Rits」。私もメッセージを書いてきました。昨年は、プラスチックのコップでしたが、今年は、しっかりとしたガラスのカップを用意していました。この方がいいですね。
  2階。考古学研究会「古墳時代への誘い」。古墳時代の基本的な内容の展示。なぜ、古墳時代を調べたのか聞いたところ、松尾山廃寺の調査との関係で、基本的 勉強をしたので、その発表である、とのことでした。昨年に聞いたところ、松尾山廃寺の調査も一段落をつけたいといっていたので、その旨を聞いたところ、来 年には、まとまった報告ができるようにしたいとの回答でした。東洋史研究会「「見よう、東洋。」。前半は「東洋」の展示でしたが、後半部分は、大震災への 対応について、中国史上、日本史上、国際上の事例を紹介し、教訓を提示していました。日本の現状に対する提言としてはどのように考えるのか聞いたところ、 上の研究からは、しっかりとしてリーダーがしっかりとした方針を提示することが大切であると考えている、との答えでした。このあたりを展示の中で明確に提 示しておいた方がよかったと思います。城郭研究部「豊臣vs徳川」。この部はいつもしっかりとして研究になっています。豊臣の城の構造と、徳川の城の構造 の比較研究でした。ただ、模型が昨年ほど凝ったものではなかったように思います。でも冊子は充実していました。
  以学館、地下。写真研究会「学園祭写真展」。BKCでの展示とは違った作品を並べているようです。おそらく、BKCはBKC学部の学生中心に、衣笠は衣笠 学部の学生を中心とした展示なのでしょう。印象に残ったのは、渡久地沙華「垣根の上にいる女」、雰囲気でてますね。あと、「電光朝露」はBKCでも出品さ れていました。古 美術研究会「おでんせ平泉」。平泉の寺院と装飾紹介。古美術研究会の絵画・彫刻・庭園・建築の各パート毎に平泉のテーマで調べて発表する、という構成であ ろうと思われます。しかし、平泉は、寺院の配置全体が浄土のイメージで作られているので、廃寺となった寺院も含めて、平泉の町全 体を最初に示した方がわかりやすかったと思います。その上で、個々の寺院の紹介、最後に、個々の装飾の説明、といった構成にした方がよかったのでは、と思 います。
 1階。「正課企画」。衣笠6学部の学部での取り組みの展示。国際関係学部がトマソン、産業社会学部がユーゴ紛争、法学部が法律の基礎 知識、映像学部が実践、政策科学部が都市、文学部が洛中。政策科学部のブースで詳しく話を聞かせていただきました。正課であるだけに、問題設定、結果のま とめと提言、といったスタイルがしっかりしていたのはさすがでした。広告研究会「おとぎ展」。おとぎ話のヒロインの展 示。おとぎ話の初版あるいは原型が残酷なものであることの指摘でした。ふっと、私の高校時代に、高校の文化祭で、その原型をもとに脚本を書いて人形劇を 行ったことを思い出しました。原型自体を知っていたからでしょうか、単に原型を示すだけではなく、それが変容していった理由の考察にまで進んでほしかった と思いました。単純に、残酷だから、ということではないのですよ。
 2階。法律相談部「身近な法律クイズ」。借金、借家、けが、家族の四分野か ら、初級・中級・上級の問題をだし、個別に解説してもらえる、という企画です。法律相談部が企画を出した、ということを評価したいと思います。ただ、一般 の人に役立てる内容についてはいろいろと考えてみた方がよいような気がします。
Akay Youth Japan「DIVE into the Philippine」。フィリピンのスカベンジャーの問題を中心とした写真展示でした。
 3階。Jollybe「フィリピンの果てまで、イッテQ」。写真展。絵 本サークルたまごのきみ「たまきみ☆絵本の小箱」。ふしぎの国のアリスの物語について、メンバーのイラストで作った絵本の展示と、イラストのポストカード 原画の展示でした。展示の案内状もいただいていて、お茶を飲んでゆっくりできればよかったのですが、イベントの間の時間を使ってたずねたので、果たせず残 念です。
  4階。ゆるかめ「ゆるとーく」。トイカメラでとった写真を、communication、eating、take phto、varietyの4つのテーマで壁に展示。私は2番目の「eating」のテーマでの作品がよかったですね。みんなが楽しそうでしたので。とり わけ、古藪舜さんの作品かな。RitsBLOCH「写真展」。国内貧困を対象とするSOIN、フィリピンのパヤタ支援のSALT、途上国での住居建築の Habitat、フィリピン地域開発プロジェクトのDMC、という四つの活動内容を紹介するものでした。また、第二会場では、震災支援の活動紹介も。国内 貧困支援として、ホームレスの人たちによるサッカーチームとのサッカー交流を行っている話しをメンバーから聞きました。そのような活動についてこれまで知 らなかっただけに興味深かったですね。漫画研究会「秋季パネル展」。二作品ほど、印象に残ったものがありました。ただ、もっとテーマ性をもった作品があっ てもよかったのではないかな。
  清心館。beleaf「発見!フェアトレード」。立命館、日本の大学、市役所、レストラン、ショッピングセンター、個人のフェアトレードの取り組みを紹介するものでした。ただ、 焦点が明確でないような感じがしました。全体を示すという意図であれば、ここに挙がっているものがすべてとは思えませんので、より徹底した調査が必要で しょうし、特徴的なものを示すということであれば、その特徴を明確に提示することが必要であったでしょうまた、震災復興プロジェクトEastLoopによる、ハートのブローチ委託販売もありましたので、一個購入しました。
  体育館では、二日目に、展示・体験企画を実施していました。体験企画としては、折り紙サークルによる折り紙体験、企画研究SSによる、自転車による自家発 電、書道部による書、マンドリンクラブによるマンドリン体験が、展示企画としては、自然探究会によるサークル活動の展示、東アジア平和研究会による展示、 ペンギン書房による自作書の展示がありました。また、これらのうち三つを回ってシールを集めると、お菓子がもらえる、という企画も。企画としては面白いと 思いましたが、体育館の前半分では、音楽企画を行っているため、体育館全体の照明を落としていて、体育館の後半分での展示・体験企画も薄暗い中での実施で した。折り紙など手元がよく見えない感じです。照明の工夫ができないでしょうか。
秋のコンサートピアノ研究会13(日)13:00開演以学館1号ホール無料
 * 曲のイメージを色で押さえて、その色をどこかに身につけて演奏する、という趣向でした。毎年、趣向のあるコンサートで楽しみです。ただ、身につける点で もっと遊べばいいのにと思います。その方が楽しいと思うのですが。コンサートは三部構成でしたが、また月末のコンサートに行こうと思っているので、第一部 のみ聞きました。第一部は全五曲で構成されていました。手島啓互「赤とんぼ変奏曲」は、手慣れた演奏のように思いますが、一本調子でメリハリがなかった印 象です。山名玖実「ワルツop.69,Nr.2」は、おとなしすぎるようです、もっと情熱的に弾いたほうがよいと思います。「初恋を思い出すよう弾く」と のことでしたが、あまり情熱的な初恋ではなかったのかな。馬場美瑞保「ジブリ・ディズニーメドレー」。國川真桜「Vaga luna che inargent」は弾きながら歌も、でしたが、歌の音が外れていませんか。む「無言歌」はかわった音の途切れ方をする曲ですね。「シンフォニア No.11」は、上と同じような演奏でしたが、はたしてそれでいいのでしょうか。堀川晃弘・佐藤駿の連弾で「Tibetan Dance」は、もっとtibet danceのイメージをもって演奏した方がよかったように思います。
あ、ども。Fizです。vol.3Fiz13(日)14:00開演以学館2号ホール無料
 * 全六曲。もっと元気よく演奏してはどうでしょうか。率直に言って、うまい演奏をしようとしても他の団体には遠く及ばない感じですから、Fizとしての良さ を出すためには、元気のいい演奏をするべきではないかと思います。あと、音量の大きさだけでの演奏ですが、メリハリをつけた方がいいでしょう。
SORAステージエンディングRUSH13(日)16:20開演第一体育館無料
 * 五曲の演奏。さすがに、うまい、ですね。全体のアンサンブルも、ソロの技量もすばらしいものでした。もっとゆっくりと多くの演奏を聴いていたかったです ね。それだけに、観客があまり多くなかったのは残念です。もっとも、RUSHの演奏が始まるとともに、観客が増えていったのはさすがでしたが。
第33回バトン関西大会バトントワリング部13(日)10:00-18:00大阪市中央体育館有料
 *一般の部・バトン編成で金賞を受賞し、全国大会出場が決まりました。
後期全体展陶芸部14(月)-25(金)11:00-18:00ゆんげ無料
自主制作上映会映画研究会15(火)10:30-16:10以学館1号ホール無料
コラボライブSong-genics/Inteplay15(火)18:00-21:00ローム記念館大会議室無料
秋季展書道部17(木)-18(金)10:00-18:00ユニオンホール無料
クイーン位挑戦者決定戦かるた会20(日)かるた記念大塚会館無料
 11 月20日(日)、かるた記念大塚会館にて第56期クイーン位挑戦者決定戦が開催され、西日本代表として出場した本多恭子さん(立命館大学かるた会、スポー ツ健康科学部2回生)が東日本代表の三瀬愛子さん(筑波大学歌留多部)に勝利し、初の挑戦権を獲得しました。この結果を受けて、2012年1月7日 (土)、近江神宮勧学館にて開催される第56期クィーン位決定戦において、現かるたクィーンの楠木早紀さん(立命館大学かるた会、産業社会学部4回生)と 対戦します。昨年度のクィーン位戦はライスボウルと並ぶメディア掲載数があり、同校対決ということで昨年以上に注目されることが予想されます。(以上、学 生オフィス・曽谷さんより)。楠木さんは現在、クイーン位七連覇中ですが、楠木さんが中学生に時に破った当時のクイーンは、二連覇中であった荒川(旧姓・ 斎藤)裕理さんでした。斎藤さんは立命館大学卒業生で在学中はかるた会で活躍していました。今回の挑戦者が立命館大学の本多さん、立命館大学かるた会の輝 かしい伝統ですね。
国際ペア碁選手権大会囲碁研究部20(日)Hメトロポリタンエドモント
 11月20日(日)、国際アマチュア・ペア碁選手権大会において、田中伸幸くん(政策科学部3回生)・堀本範子さん(産業社会学部2回生)ペアが3位入賞を果たしました。http://www.asahi.com/igo/topics/TKY201111220219.html 本大会は、日本国内8地域代表ペア、各国代表ペアの計32組により争われました。http://www.pairgo.or.jp/amateur/22nd/players/results.htm (以上、学生オフィス・曽谷さんより)。優勝は韓国ペア、準優勝は台湾ペアですが、この台湾ペアは中学生。なお、田中・堀本のお二人は、日本代表の最上位ペアですので、日本アマチュアペア碁選手権者として表彰されていると思います。
立命能能楽部21(月)13:00-19:30以学館2号ホール無料
 * 諸々の会議や打ち合わせが終わって出かけましたので、18時ごろから最後まで見せてもらいました。第二部は、船弁慶がメインで、まず、桃崎先生による背景 の講演から始まるのですが、その最後のあたりを聞くことができました。続いて、青木先生による番外仕舞「野宮」があって、メインの「船弁慶」。この能のス ペクタクルな雰囲気はでていたのではないでしょうか。また、シテをつとめた松本君はいい声をしていますね。女性陣はなかな声がたいへんそうでしたが。で も、一回生もそこそこ入部してくれたようで、よかったですね。
3.11写真展Tomsawyer21(月)-24(木)9:00-18:30ユニオンホール無料
キョンヒ大学合同展示会写真研究会24(木)12:00-15:00西側広場無料
 * キョンヒ大学写真部が、大学間の文化スポーツ交流協定にもとづいて、22日に来日し、翌23日に、立命館大学写真研究部と一緒に、金閣寺・竜安寺・祇園・ 清水寺と、撮影した写真を、24日に展示したものでした。また、合わせて、韓国から持参していただいた写真も展示されました。両大学のクラブともに、モノ クロ写真を素材として、写真を作っていく指向を有していますので、お互いにいい刺激になったのではないでしょうか。今回は、デジタル写真を撮影しています ので、展示写真を使って、写真集を作ってくれるようにお願いしておきました。出来上がるのが楽しみです。
RUCC秋季写真展サイクリング同好会23(水)-26(土)10:00-18:00以学館多目的ホール1/2無料
後期上映会映画部26(土)12:00-20:00学生会館小ホール無料
ぎたえもん合同演奏会アコースティックG26(土)ユニオンホール無料
冬季展写真部29(火)-12/4(日)11:30-18:30ギャラリー吉象堂無料
 *12月3日(土)の昼に出かけました。井波「梅雨の名残」は、古民家とあじさいの写真ですが、ぼけ方が素敵でした。上別府「散歩は眠るように」は、散歩の途中に見た片隅のものを映したものなので、もっと枚数の多い組写真でみたかったですね。北村「Existance」は、 ひつじのアップ写真で、目がいいですね。北村「海岸、たたずむ、ノスタルジー」は、海岸線とそこにいる人を遠景で撮ったもので、大判でみたかったですね。 幸田「ART」は、後葉の中でキャンパスを広げている姿を撮ったものですが、キャンパスが白紙なのが面白いですね。「親子」は、水遊びをする親子をとった ものですが、テーマを明確にしたほうがよかったような。志賀「訪れた先の市場は、能登の朝市を撮ったものですが、もっと生活感がでていればよかったです ね。林「堕ちている、にて」は、水しぶきをアップでカラーで撮ったもので、迫力満点。今回の展示でもっとも目を惹いたかな。宮崎「理不尽」は、卵が流れて しまったシンクの写真、笑ける。谷藤「晴れの日には」は、晴れの日の風景写真、モノクロですがもっと青がイメージできるような写真であればよかったけれど も。北村「コンポジション」は、このテーマでのアルバムで、以前にも見たことがあるような気がするので、一貫したテーマなのでしょうか。
第54回定期演奏会ピアノ研究会30(水)18:00開演府民ホールALTI無料
 * 三部構成でしたが、私は、全学協議会代表者会議事務折衝がありましたので、第一部だけしか聞くことができませんでした。第一部は三人の演奏。黒須君「ロン ド・カプリチオーソ」(メンデルスゾーン)は、やわらかな演奏でしたが、逆に平板な印象を受けました。鯨井君「詩的で宗教的な調べ」(リスト)と「音階賛 美」(プーランク)は、うまい演奏だと思いましたが、腕自慢なのかな。土橋君「ピアノ・ソナタ第4番」(スクリャービン)は、スクリャービンの思いが理解 できているかな、という気がしました。定期演奏会は、ピアノ研究会メンバーの投票で優秀な奏者が出場するもので、質的にも高いものですが、入場者が少ない のが残念でした。また、ピアノ研究会は、今回のパンフレットが広告研究会と共同のものですし、先日は交響楽団と共演するなど、学内諸団体と共同している姿 勢は立派だと思っています。

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