学術・学芸系サークルの催し物(2月 分)

 ここでは私自身の覚え書きとして、催し物一覧と若干の感想をメモしています。
 
企画 名 団体 名 日 付・曜日 時間 場所 入場 料


フェアウェルコンサート立命館大学交響楽団10(日)16:30開場
16:40ロビーコンサート
17:00開演
大津市民会館大ホール無料
 * プログラムは、アンコールも含めて全てチャイコフスキーでした。チャイコフスキーのきらびやかな感じの曲のためには、弦がきわめて大切だということを実感 させられた演奏でした。最初の、エフゲニー・オネーギンよりポロネーズは、弦が聞こえませんでしたし、全体とし音がまとまっていない感じでした。しかし、 幻想序曲・ロメオとジュリエットを経て、最後の交響曲5番では、弦がよく鳴っていました。やはり、弦のメロディーを聞いているのは本当に心地よいですね。 また第二楽章のホルンがリードする場面では、伊藤さんのホルンがしっかりとした音色で聞かせてくれました。団長の仕事、ご苦労さまでした。アンコールは、 1812年序曲の第3部でした。また、コンサート前には、チャイコフスキーが好きだったモーツアルトの、ドン・ジョバンニよりの一節をフルートとクラリ ネットの二重奏でロビーコンサート。ただ、入場者はホールの2割程度だったでしょうか。例年、もう少し入っていたように思いますが。
学外展写真研究会19(火)-24(日)11:00-18:00ギャラリーいちかわ無料
 *20 日の昼に見てきました。一昨年あたりから、写真研究会は意識的に作品を「作ろう」としている志向が強く見られます。それこそ写真研究会だと思っています し、その志向は大賛成です。今回の展示は11点の展示と小規模ですが、全てがそのような志向に貫かれていて、見ていてとても楽しめました。出品作品の写真 集がほしいですね。1.加藤優里「決して流れない星」人物写真なのだけれども、わざとブレさせて、流れる気分を表現しようとしていました。2.水上慎也 「サーカスの踊り子」顔面マスクをアップで撮ることで雰囲気を出しています。同じ被写体で写真集も出品されていました。印象に残る作品でした。3.河瀬辰 彦「彼方」あえて斜めの構図で。4.上岡愛美「待つ」女の子が待っている光景ですが、斜めの構図にすることで不安定さをだし、それによって女の子の不安な 気持ちを表現していました。5.村田貴司「ぼくのそら」青い空を背景にして男の子を下からアップで撮った写真。色のコントラスト比を敢えて高くすること で、元気いっぱいの子どもの気持ちを表現していました。6.山本成美「そして、蘇る」コラージュ。7.山田野愛「ゆううつなとき」女の子がぼんやりしてい る情景を、ソフトフォーカスで表現。8.渡辺賢太郎「どっちが過去なのか?未来なのか?」原爆ドームを被写体とした、社会派の作品。さすがに元写研会 長!!。9.布施ひとみ「彷徨って」女性の体のパーツをばらばらにソフトフォーカスで撮影した作品。10.千葉啓吾「super:man」superの紙 面に目を開けてお面にした光景。11.山本成美「Kokoro」写真の組み合わせ。
「立命館映像展」
2012年卒業制作
映像学部20(水)
21(木)
22(金)
11:00-17:50
11:00-18:30
11:00-18:20
Tジョイ京都シアター4/5無料
立命館守山中高吹奏楽部
ジョイントコンサート
応援団吹奏楽部24(日)14:00開場
14:30開演
立命館守山中高体育館無料
 *T 部は立命館大学吹奏楽部の演奏、U部は大学と守山高校吹奏楽部とのジョイント演奏でした。T部の最初は、茶屋先生指揮で「ジュビリー序曲」、弱音部の厚み がもう一つかな。次に、福原先生指揮で「カーペンターズ・フォーエバー」と「ユーミン・ポートレート」、緩急を意識的につけようとしており、演奏姿勢も音 に乗っている感じでした。最後が茶屋先生指揮で「アルメニアン・ダンス・パートT」、金管がメロディを奏でる部分はなめらかな印象を持ちました。クラリ ネットはもっと頑張ってほしいですね。U部の最初は、茶屋先生指揮で「課題曲U」、次いで福原先生指揮で「課題曲W」。三曲目は曽根先生指揮で 「Harry Potter Symphonic Suite」、これはよくなかったですね。音がぼやっとしています。高校生は1年生2年生だけでしたからそのような音になるのは仕方ないのですが、大学生 がそれに流されてはいけません。最後は松宮央君指揮で「オーメンズ・オブ・ラブ」。アンコールは曽根先生指揮。
卒展「悪あがき90's」写真部26(火)-3/3(日)11:00-18:00ギャリエヤマシタ2号館無料
 *2日の夕方に出かけました。写真部の作品はやはり写真としての地肌が美しいもの、露出や速度など丁寧に撮影されているものが欲しいなと思っています。その意味で印象に残ったのが、大谷君の風景写真でした。また、松尾さんと志賀さんの合作の女性の写真も魅力的でした。
大分公演立命館大学交響楽団27(水)18:00開場
19:00開演
iichicoグランシアタ1000円
 * 演奏を聴いていて、というか、その場に居て、しみじみと幸せな気分になって、涙ぐんでしまいました。特に、ドヴォルザークの8番は、本当に素晴らしい演奏 でした。オケ全体が一体になっていて、全体として緩急や強弱がピシッと決まっているんです。一本調子の演奏を合わせることは比較的容易なのでしょうが、こ のような抑揚をつけた演奏がピシッと合っているのを聴くのは実に心地よいですね。これは演奏会後の打ち上げでの挨拶で話したことでもあるのですが、幸せな 気持ちになったのは、演奏だけでなく、それを実現するために多くの方たちが努力してくれたこともあったと思います。指揮者の阪先生は、学生と一緒にAPハ ウスに泊まり込んで指導していただきました。大分県庁の皆さんは当日会場にも多くお見えいただきましたが、2000人のホールを埋めることは大変だ、と いって積極的に協力していただきました。校友会は大分だけでなく福岡そして全九州で支援していただきました。地元の高倉様は可能なつてを使ってご努力いた だきました。OBの皆様も何人もの方が遠方より駆けつけてくれました。OB会長は会社を休んで、ある方はむりやり大分出張を入れて。顧問の杉町さんは何度 も大分に足を運んでいただき、各方面に協力を要請していただきましたし、澤田さんも同様です。ワッセルマン先生も当日はわざわざ大分まで足を運んでくれま した。なにより、実行委員会の責任者の梶井君と広報担当の除上さんの努力には頭がさがります。集客は827人と、目標には届きませんでしたが、これはほと んどが新規のお客さんなのですから、立派な数字です。除上さんが、集客結果報告の際に、大分でここまでできるのであれば、定期演奏会で1200人や 1300人も可能だと述べたのはその通りだと思います。団員は早い者は一週間前に現地入りし、ミニコンサートを開き、直前には小学校で全校生の前で演奏を 行ったそうです。子供たちに生の音を聞いてもらうのはとても大切です。文化の種をまいてくれました。演奏を始める前に、杉町さんに舞台上で挨拶をしていた だきましたが、その中で、阪先生に指揮者をお願いして9年になるが、最初、お願いする際に4年で演奏旅行を行い、10年内に海外公演を行う、という目標を 立てたということが話されました。残念ながら、ようやく演奏旅行が実現したところですが、演奏旅行が少なくとも4年ないし3年に一度は行え、海外公演も現 実味を持つ、そのような団へと進んでほしいと願っています。

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