学術・学芸系サークルの催し物(12月 分)

 ここでは私自身の覚え書きとして、催し物一覧と若干の感想をメモしています。
 
企画 名 団体 名 日 付・曜日 時間 場所 入場 料


卒部展書道部1(土)-2(日)10:00-17:00建仁寺西来院無料
 *1 日の夕方に出かけてきました。嘉原史織さんの「栄華」は柔らかいタッチで、「祝允明・赤壁賦」はとてもいい字で、いずれも印象に残りました。また、宮崎奈 津子さんの「造像記」は碑文の字体でよかったですね。他方で、八田君、吉満君の字は、線が弱いように感じました。今回は、いつもよりも共同作品が少なかっ た(小規模)であったように思います。もっとほしかったかな。
冬季展写真部1(土)-5(水)11:00-18:30ユニオンホール無料
20th Double Dutch
Holiday Classic
戎、M.A.D.
(Fushio of Gambit)
2(日)N.Y.アポロシアター
 Best of show 戎、3rd Place M.A.D.。国際大会の初優勝と第三位。おめでとう。
第14回定期演奏会雅楽会2(日)16:00-18:00以学館2号ホール無料
コラボライブ2012Song-genics,INTER PLAY3(月)18:00-20:00エポックホール無料
Last LiveJAZZ CLUB4(火)-5(水)16:00-21:00以学館2号ホール無料
2012年度卒業公演
「君と君を紡ぐ」
劇団立命芸術劇場6(木)
7(金)
8(土)
18:15
13:00/18:15
13:00/17:00
学生会館小ホール当日300円
  *8日の夜の部を見てきました。基地化や開発に反対して島の観光振興を図っていく、という課題を背景として、人と人のつながりを求めるというテーマにし た、リツゲイらしい、どんでん返しを含んだ会話劇。脚本的には、人と人とのつながりというよりも、自分が他人に認められたいと言っているだけのようにも思 え、それは人間の所与の欲求ではないだけに、そのような思いをもつことの理由を示すことが必要であったように思いました。舞台は古民家風の作りで、大道具 さんががんばっていました。この公演で四回生は卒業だそうです。ご苦労様でした。これからもお芝居を続けていってください。
第51回定期演奏会クラシックギタークラブ7(金)18:00開演府民ホールALTI無料
第49回定期演奏会応援団吹奏楽部7(金)19:00開演京都コンサートホール当日800円
 * 三部構成。T部の最初は、松宮君の指揮で「オリンピック。ファンファーレ&テーマ」。トランペットの音が濁っていたかな、クラリネットももっと前 へ出てほしいですね。二曲目は「マノン・レスコー」。小気味よい感じに仕上がっていました。出だしをしっかりとした折り目正しい演奏の方が好きです。三曲 目は「ダンス・ムーブレント」。コンクールで聞いてきた曲です。今日の演奏は、緊張感がない感じですが、ゆったりとした気分で曲を自分たちのものにした感 じにはなっていました。幕間に、ホワイエでオーボエ二重奏。
 U部の最初は、藤井さんの指揮で「夢のような庭」。初めて聞く曲でしたが、出だしが 面白い曲ですね。ウォームアップした後の演奏で切れ味がよかったと思います。二曲目は「ニューシネマ・パラダイス」。サックスのソロ、頑張ってました。こ の曲は、もっときれいで、抒情的な印象があります。三曲目は「カーペンターズ・フォーエバー」。私の世代の曲ですから、編曲されている六曲、私はすべて歌 えたりします。幕間に、トロンボーン。
 V部は「展覧会の絵」。大人数がステージに乗っていました。よく訓練された演奏のように感じました。た だ、絵の多様なイメージ、あるいはきらびやかな感じなどが表現できればよかったかなという風に思いました。アンコールは、まず、クリスマスソングメド レー。部長から、10月に被災地の石巻市を訪ねて演奏したことのアナウンスがあって、「あすという日が」の演奏と歌でした。
 終焉後の打ち上げに も参加させてもらいました。そこで指導者の方たちから伺ったのですが、本番直前に東北地方で地震があったことで、自分たちが被災地に出かけたことを思い出 し、ゲネプロではばらばらだった演奏が、本番ではしっかりとしたものとなったそうです。また、正指揮者の茶屋先生は、被災地へ行ったことで、音が変わった ともおっしゃっていました。今回の演奏会で四回生は引退ですが、これらの吹奏楽部のこれからの音を楽しみにしています。私自身は、本日の演奏を聞いてい て、ソロの力をアップする努力が必要のように思いました。そのために、ソロあるいは少人数のユニットでの演奏会を開いていくのもいいのではないでしょう か。
第66回定期演奏会メンネルコール8(土)14:00開演京都東部文化会館
第49回定期演奏会マンドリンクラブ9(日)17:30開演京都府立文化芸術会館当日700円
 * 三部構成。V部で演奏された二曲の鈴木静一さん曲はやっぱりいいですね。その気分がしっくりとくる感じです。逆に、T部・U部でのイタリアの曲は違和感が 強くて、乗り切れない感じです。T部の最初は「カシアーナの温泉」。強弱をつけようとしているのはわかるのですが、楽器の音の多様性がないので、どうして も平板に聞こえてしまいます。二曲目は「夕暮れ」、静かな曲。三曲目は「北欧のスケッチ」。楽章毎に違った気分のある曲ですが、それを生かすような演奏方 法あるいは気分があるように思います。
 U部の演奏は、よく弾けていたと思います。ただ、編曲者が同じだからでしょうか、全部が同じような曲に聞 こえました。最初の曲は「縺れた結婚・序曲」。キレのある曲で、そのような演奏でしたが、あとは気分をどう出せるかが課題だと思います。弱音部で時々耳障 りな音が聞こえてくるのが気がかりでした。二曲目の「スペイン風セレナテルラ」も上と同様の感想を持ちました。おそらく、もっと楽しく、飄々とした気分が 必要なのだと思います。三曲目は「彷徨える麗」。パーカッションが入るだけで、音に奥行がでますね。
 V部の最初は「柳河抄」。抒情性があり、構 成としても、メインの旋律をしっかりと奏でさせ、それを軸として音に深みを出すものとなっています。朗読については、現地をもっと知る努力をすればいいの ではと思いました。二曲目は、「維新の陰に」。笛の感じでフルートが、雅楽器の感じでオーボエやホルンが、太鼓の感じでパーカッションが使われており、ピ アノも打楽器として扱われている感じでした。演奏的には客演で入ってくれた京都大学交響楽団のみなさんに感謝ですね。ホルンもオーボエもしっかりとしてい ました、フルートも。
 一回生と二回生がそこそこ入部してくれたようでよかったですね。一時は消滅するのではないかと心配していましたから。また 実は、今回の演奏会も入りを心配していたのですが、かなり埋まっていました。パンフレットで、技術顧問の木下先生が、クラブの雰囲気がいいことを書かれて いましたが、それを反映しているようです。V部で演奏した鈴木静一さんに、そもそもは指導していただいていたなど、歴史と伝統のあるクラブなのです。発展 を願っています。
後期上映会映画部10(月)-11(火)以学館2号ホール無料
冬季展写真部11(火)-13(木)11:00-18:00以学館多目的ホール1/2無料
 *写真部らしい写真の地肌のきれいな作品がいくつもありました。たとえば、林凌「エア彼女」「Color Surface」、山下良太「静謐」、鈴木智士「白黒カルチャーショック」、宮崎和也「夕さがり」、竹中敦紀「笑うおっさん」。それ以外に、面白いと思ったのは、平塚和宏「誰もいない町」。
冬展写真研究会11(火)-13(木)11:00-18:00以学館多目的ホール3無料
 * こちらは久しぶりに写真研究会らしく、作品を作っていこうとする写真が多くあったのがうれしかったですね。たとえば、河瀬達彦「四天王」、合田寛人「絵の 写真 写真の絵」、中尾辰弥「こぼれ落ちる水」、渡久地沙華「birth」、佐久間勝基「peep through fingers」、松岡湧紀「ひかり」。
冬公演落語研究会11(火)-12(水)学生会館小ホール無料
2012年度冬公演
「水平線の歩き方」
劇団月光斜TeamBKC13(木)
14(金)
15(土)
13:00/18:30
18:30
14:00
ユニオンホール無料
 *14 日の回を見てきました。交通事故で瀕死の重傷を負った青年が、亡くなった母と会って話す中で、前を向こうとしていく、という話し。と、書くと陳腐ですが、 脚本はしっかりとしていました。人生のいろいろの場面をフラッシュバックしていく構成なのですが、それぞれの場面をメリハリつけて表現する、演出上の工夫 が必要であったように思います。
クリスマスコンサート邦楽部13(木)17:00開演学生会館小ホール無料
 * 会議と打ち合わせが続いたため、三曲目からしか聞けませんでした。三曲目は、箏・十七弦・尺八で「菜の花の詩」。尺八はまだまだ不安定ですね。箏も一本調 子かな。四曲目は、箏二本・尺八で「おくりびと」。抒情性を出してほしいな。五曲目は、箏・尺八で「春の海」。ザ・古典。六曲目は、尺八独奏で「詩曲」。 さすがに上回生だけあって、しっかりした演奏でした。最後が、一回生アンサンブルで「メリークリスマス」。箏がしっかりしていたかな。ぜひ、これから頑 張ってください。曲毎に解説が入るのはいいですね。ただ、舞台装置なども加えてほしかったですね。
第49回定期演奏会メディックス15(土)17:00開演長岡京文化会館500円
 *三部構成。第1ステージは、「アラカルト四季のうち」として、「春よ、来い」(松任谷由美)、「少年時代」(井上揚水)、「秋桜」(さだまさし)、「なごり雪」(伊勢正三)の四曲を、混声ピアノ伴奏、男声アカペラ、女声アカペラ、混声ピアノ伴奏でそれぞれ演奏。強 弱をつけて歌おうとしているところは見て取れました。ただ、これらの曲と同時代を生きていた者としては、曲に託した思いというものを表現してほしいと思い ました。また、「四季」と銘打っているのであれば、季節感を出すことも必要であったように思います。第2ステージは、千原英喜作曲「良寛相聞」から四曲。 良寛と貞心尼の和歌を歌曲にしたもの。美しい日本語の歌ですので、言葉を丁寧に発してほしいなと思いました。たとえば、二曲目「手まり」の中での、「冬ご もり」の「ごもり」の発音とか、「汝」「吾」の一語の発声など。第3ステージは、創立50周年記念として、現役・OB・OG合同ステージ。宮澤賢治の、 「雨ニモマケズ」と「最後の手紙」を、千原英喜さんが歌曲に作曲したものを、常任指揮者の松尾先生の指揮、弦楽アンサンブルLuminareの演奏で。さ すがに、これだけの男声がいると迫力があるし、中には、男声と女声が微妙にずらせて歌う部分もあり難しそうでしたが、しっかりと歌っていたと思います。後 者の曲は、作曲者ご本人がピアノ伴奏。ご本人の挨拶の中で、普通は作曲者が登場するのは最後なのだけれども、本番で登場するのは夢だったこと、作曲者がど のよにして音を紡ぎだすのが聞いてほしいとおしゃってました。顧問の山田先生に伺ったところ、指揮者の松尾先生と作曲者が大阪音大で一緒に非常勤講師を務 められているご縁で、千原先生からのお申し出で出演していただくことになったとのことでした。この演奏は楽しませていただきました。入場者数を心配しても いたのですが、七割は埋まっていました。来年は、50回記念の定期演奏会ですから楽しみです。国際関係学部の河村先生とお会いしました。
第19回定期演奏会BKCクラシックギタークラブ15(土)19:30開演草津アミカホール無料
ゼミナール大会経済学会学生委員会15(土)無料
学外展示会2012陶芸部16(日)-22(土)11:00-18:00ぎゃらりぃ和こころ無料
冬展写真研究会17(月)-21(金)10:40-18:00リブロスペース無料
アトリエ展美術研究部17(月)-21(金)10:00-18:00以学館多目的ホール1/2無料
 *19 日の午後に見てきました。通常展示に加えて、「文学作品のワンシーン」というテーマでの作品の展示がされていました。このテーマ展という企画が面白かった ですね。様々な手法で、特に目についたのは切り絵でしたが、表現されているので楽しめました。ただ、当該作品で描かれているものを具現化するということに とどまらず、より膨らませたイメージを提示すればより面白いのではないかと思いました。通常展示では、斎藤君の動物、中道さんのイラストが印象に残りまし た。全体として油の作品が多く、一回生の数も多いようなので、これからの美術研究部の活躍が楽しみです。
冬季上映会輪彩17(月),20-21(金)9:00-21:00プリズムホール無料
第108回定期演奏会交響楽団17(月)19:00開演びわ湖ホール1000円
 * 最初は、高倉君の指揮で、ブラームス「大学祝典序曲」。高倉君の指揮が大きくのびやかでした。演奏は、低回生を多く出場させていたのでしょうか、音がまだ まだ不安定でした。金管は目立つのでよけいに。続いて、阪先生指揮で、ブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」。音の出だしがしっかりしたものになり、 柔らかい演奏でした。ただ、迫力が足らないかなという印象です。そして、ドヴォルザーク「交響曲第8番」。とてもすばらしい演奏でした。ドヴォルザークが メロディーメーカーであるということがよくわかる演奏でした。たしかに、そういう曲でもありますが(阪先生も、打ち上げの席で、演奏もよかったが、曲がよ かったせいもある、とおっしゃっていました)、第二楽章出だしの弦楽器とか、第三楽章途中のバイオリンの旋律など、とても魅力的な演奏でした。アンコール は、ブラームス「ハンガリー舞曲第5番」とシュトラウス2世「雷鳴と稲妻」。いや、会場は大いに盛り上がりましたね。阪先生のお話では、本番まで、どのよう なテンポで演奏するか、など詳しくは何も伝えていなかったようです。それだけに、本番ではみんな真剣で、それがよかったのかもしれません。
 全体として、 指揮者の指揮と団員の演奏が一体となったコンサートだったなという感想をもちました。打ち上げの席で阪先生が、今年度は、春・サマー・今回と、三回、同じ メンバー(学生指揮、コンマス、パートリーダー等のメンバー)での演奏だったので、お互いにわかっている感じだった、とおっしゃっていましたが、私が上の ような感想をもったのは、そのためなのかもしれません。また、舞台の上で、演奏者が様々な表情をし、アイコンタクトがあり、ということで、自由にのびのび と演奏していた、ともおっしゃっていました。私がのびやかな演奏と感じた所以でしょう。会場には、名誉教授の中谷猛先生、田中照純先生もお見えでし たし、OICホールの設計をお願いしている竹中工務店の担当者、開設準備室の服部先生、にもおいでいただきました。ホール建設の関係のみなさんに、このよ うな素晴らしい演奏を聞いていただけたのは、いいアピールになったのではないかと思います。ただ、月曜日の夜であったということもあり、客席は7割くらい の入りでした。
マジックマジックサークルFlippers17(月)18:00-18:30学生会館小ホール無料
冬季展写真部18(火)-23(日)11:00-18:00ギャリエヤマシタ2号館無料
ゼミナール大会一回生本選法ゼミ実行委員会18(火)16:20-19:30存心館801無料
 * 予選を通過した6チームによるプレゼン。上田教授・小松教授と学生2名が審査員。報告テーマは幅広いものでした。一回生なので仕方ないとも思いますが、法 的思考という形にはなっていないものばかりなのが残念でした。とりわけ、反対意見を理解して検討する、という点に弱点がありました。ただ、運営は学生たち で行っていますし、質問も、プレゼンの後半は会場の学生から出されるようになりましたので、これらの点は高く評価できると思います。
12月月例ライブ軽音学部18(火)-21(金)12:00-18:00学生会館小ホール無料
ゼミナール大会スポーツ健康科学会19(水)無料
冬のコンサートピアノ研究会19(水)-20(木)16:30-19:00以学館1号ホール無料
 *19 日のコンサートは、土橋君が司会の音楽トーク番組の体で。1.土橋「シューベル・即興曲」。シューベルとは初めてだそうです。演奏が単調にすぎませんか。 2.樋口・中村(electric guitar)「zaza・I'm alright」。エレキギターの音量が大きくて、ピアノを消していました。3.久保田「Key・Last regrets」。regretの気持ちを表現してほしいですね。4.三好・丸山(flute)「黒うさP・千本櫻」。三好君の演奏は単調ですが、弾き手 だとは思います。まだ1回生なので、これから期待です。5.國友「坂本・Merry Christmas Mr.Lawrence」、6.山田「渋谷・クリスマスメドレー」は、広がりをもっと意識してほしいかな。7.佐藤「supercell・君の知らない物 語」。8.手島「setsugen・食品CMソナタ」。面白い曲ですね。ソナタっぽく仕上げています。しっかりした演奏だとは思いますが、これに一工夫が 必要なのだと思います。9.大島「ショパン・幻想即興曲」。がんばって弾いているのはわかりまが、音が流れています。一音一音きっちりと弾いてほしいです ね、特にこの曲では。でも一回生ですのでこれから頑張ってください。10.山守「チャイコフスキー・舟歌」。丁寧な演奏でした。11.古坂「桜井・ sign」。12.岡崎・手島・山名「カステレード・三角関係」。最近、ポップスを演奏することが多くなっています。それもいいのですが、ピアノ研究会の コンサートに来て、あまり有名ではないけれどもいい曲を知ることができる、ということが薄くなったかなとも思います。
ゼミナール大会一般本選法ゼミ大会実行委員会21(金)16:20-19:30存心館701無料
第3回立命杯ロボット技術研究会22(土)10:00-19:00ユニオンホール無料
チャーリングフェスティバル応援団23(日)15:00開演守山市民ホール無料
 *いつもの京都会館と違って、守山でしたが、満席でした。 この一年のことがいろいろと思いだされて、涙なしには過ごせませんでした。チアのみなさんも、全日本の大会で予選ではいい成績だったのが決勝戦ではミスを して下位に沈んだり、吹奏のみなさんも、全日本に行けない結果に、しかし、その日に東北へ震災ボランティアに出かけ、茶屋先生が音がかわったとおっしゃっ たように、いろいろと得るものがあったり、などなど。来年も活躍を期待しています。
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