学術・学芸系サークルの催し物(12月 分)

 ここでは私自身の覚え書きとして、催し物一覧と若干の感想をメモしています。
 
企画 名 団体 名 日 付・曜日 時間 場所 入場 料


アトリエ展美術研究部1(月)-5(金)10:00-18:00以学館多目的ホール1/2無料
 *2 日の夕方に出かけました。通常展示に加えて、「モノクロ」のテーマ展と、三回生合作「襖絵和室空間」の企画でした。合作の企画はいいですね。美術は、もと もと建築全体の構成要素でしたが、近代になって作者が自立するなかで美術が独立したのでした。それが、近代を経た上で総合化されるとどうなるのか、興味が あります。ですから、この企画をやるなら、床の間を作り、掛け軸、焼き物、花、という要素を作りこんでほしかったからですね。個別作品については、テーマ 展では、土屋洋子「無」「有」のシュールな作品が面白かったですね。ただ、主張がほしいと思います。あて、西尾双八「黒蝶」「白蛾」、人形作品も。ただ、 主張がほしい。通常展示では、滝根甲斎の各作品は手慣れたもの。その中では「さっちゃん」が手元に欲しいほどでした。ただ、これもここからの展開が必要の ように思います。あとは、関有里「夜空、夢見て」の油が美しかったですね。数年前までの美術研究部は、デッサンの面でもどうかなと思う者が多かったのです が、近年はそうではないし、油も多く、いい感じですね。
冬季展写真部1(月)-3(水)11:00-18:00ユニオンホール無料
 1 日の3時前に出かけました。見応えのある作品が多かったため40分近く会場にいました。過去最大級の出品数だそうだすが、私も過去最大級の時間、会場に居 た感じです。全体として、さすがに写真部だけあって、色合いや肌合いの美しい作品が多くありました。これはカラー、モノクロにかかわらず。前から繰り返し ていますが、ぜひ、出品作品のフォトブックを作って頒布してほしいな。展示は作品個別照明で、とてもいいですね。ただ、会場照明との関係で影のできる部分があったのは残念でした。とりわけ印象に残った作品は以下のものでした。
  浅賀隆秀「Chairs!」、各種の椅子の写真ですが、車いすの人を配したのがいいですね。市井更奈「心安」、保育所か幼稚園の子どもの写真ですが、色が 綺麗です。特にしゃぼん玉、その中の虹色、それに向かってジャンプする子供たちが。大園愉生「色づく秋を抜けて」「早朝の峠と貨物列車」、撮り鉄かな。北 澤裕太「哀・楽」、和傘の写真ですが、光が印象的で美しいですね。鈴木智士「盃の中の蛙、慢心す」、水盆の中で寝そべる蛙とその脇の猫の置物。なかなか ユーモラスです。関将「ヌートリア、秋を行く」、水面に写る紅葉、茜雲や、ヌートリアの作る水紋が美しい。本田小郁「しん色」、壁面に展示されている作品 のカラーが美しく、いい効果をあげています。三浦大智「厭叢」「Shadow Play」、色の処理が象徴的です。山元貴普「取捨選択」、展覧会の案内カードに載っている写真、コントラストがいいですね。湯本菜々瀬「冷たく澄む」、 湯上りの扇風機の前の女性。シルエットが美しく、風にあたって乱れる髪の感じも。
冬公演落語研究会1(月)-2(火)16:30学生会館小ホール無料
クリスマスコンサート邦楽部4(木)17:00学生会館小ホール無料
 * 六曲、約1時間のコンサートでした。1曲目「メリーXマス」は、クリスマスソングのメドレー、新人会員の演奏でしょうか、単に音を出すだけでなく、曲のイ メージをもって演奏してほしいと思いました。2曲目「月の雫」、箏と尺八ですが、両者のバランスが課題かな、相手の音を聞いて演奏してはどうかなと思いま す。3曲目「黒髪」、謡いを入れているのですが、演奏者と別にしたほうがよいのではないですか。同時に謡いを全力でやれるにはまだまだ力不足かな。4曲目 「夜叉舞」は、どういうイメージで演奏しているのかが伝わりにくかったですね。5曲目「天使のタクト」、箏と十七弦の両者の息が合っていました、ここから 両者が競い合うようになればよりいいですね。6曲目「四季彩」、春夏秋冬の四楽章から成り立っている曲ですが、楽章毎の気分の違いを表現できた方がいいよ うに思います。
第51回定期演奏会メディックス6(土)17:30開場
18:00開演
長岡京記念文化会館500円
第51回定期演奏会応援団吹奏楽部6(土)18:00開場
18:30開演
京都コンサートホール前売800円
当日1000円
 * 二部構成でした。1st stageの最初は、平原君の指揮で「Flight」と「エルフゲンの叫び」、平原君の指揮は最後ですが満足できたでしょうか。続いて、茶屋先生指揮、客 演の郡さんのクラリネットで、「クラリネット・コンチェルティーノ」。さすがにプロ、音がまったく違います。出だしの高音の弱音を聞いた途端にぞくっとし ました。四曲目は、コンクールの曲「Elgar Variation」。悔しい思いをしたのはこのホールでした。あの頃に比べると伸びのある音になっているような気がします。ただ、やはり音量はまだまだ のように思います。2nd Stageは、まず、客演でお願いした屋比久先生の指揮で、「『運命の力』序曲」。さすがに、勘所をしっかりと押さえた、丁寧に音をだし、一つ一つの音が クリアな演奏でした。ただ、大人の演奏がほしいかな。最後は、「宇宙の音楽」。先日、金井先生にレッスンをしていただいた際に、私はその場に居させていた だいたため、予習ができていたからでしょうか、しっかりと聞けました。コンサートには金井先生もおいでいただいていました。打ち上げでは、演奏会の成否の 判断要素は、第一に集客、次におもてなし、が大切であるとご挨拶いただきました。今回、集客は残念な状況でした。おもてなしも、まだまだ考えなければなら ないでしょう。また、金井先生からは、大人の演奏と中高生の演奏の間で、大人の方へ向いた演奏ができる力があると励ましていただきました。茶屋先生から は、いつものことなのですが、リハーサルではどうなるか心配だったが、本番ではしっかりとした演奏だった、リハーサルからしっかりとやっておけば、本番は 更によくなるはずだ、と指摘をうけました。
卒部展書道部6(土)-7(日)建仁寺西来院無料
第68回定期演奏会メンネルコール7(日)13:30開場
14:00開演
呉竹文化センター500円
Double Dutch Holiday ClassicFusion of Ghambit7(日)13:00-16:00アポロシアター
 *第三位だったそうです。いつもの事ですが、今年も日本勢が一位・二位・三位を独占。
第54回定期演奏会近畿大学吹奏楽部8(月)18:00開場
19:00開演
フェスティバルホール1000円〜
2700円
 * 二部構成、T部はまず学生指揮で「華麗なる舞曲」、にぎやかな曲ですが、さすがの音量ですし、音のキレがいいですね、学指揮でもこれだけとは驚きです。以 下は森下先生の指揮で、次は「大阪俗謡による幻想曲」、愉快な曲で、単楽器でも音量が違います。「ハーリ・ヤーノシュ」より五曲、各曲の情景がまざまざとわ かる演奏でした。とりわけ、ヤーノシュの象徴でしょうか、低音でゆっくりした部分の響きがよかったですね。U部はバーンズ「交響曲第3番」、ソロの多い曲 でしたが、ソロパートを担当した演奏者の皆さん、素敵でした。とりわけ、サックスかな。フルートも、それ以前の曲での演奏と比べても頑張っていた感じがし ます。
 部長の角谷先生、監督の高田さんにご挨拶したのですが、角谷先生が近畿大学学長の塩崎先生にご紹介していただきました。吹奏楽がお好き で、毎年、定期演奏会に来ているとのことでした。学長が毎回来ていただいているのは吹奏楽部関係者としてはとてもありがたいことだと思います。立命館大学 の吹奏楽部のメンバーも、講義などの都合で来られない者を除いて、基本的には全員が聞きに来ており、会場で何人ものメンバーに会いました。彼らの良い刺激 と参考になってくれることを望んでいます。
LAST LIVEJAZZ CLUB8(月)-9(火)15:30開場
16:00開演
以学館1号ホール無料
展示会「Free」写真サークルCLIP8(月)-12(金)10:40-18:00セントラルアーク1階無料
冬季展写真部9(火)-11(木)11:00-18:00以学館多目的ホール3無料
 *9日の夕方に出かけました。BKCには出品されていない作品も衣笠では展示されていたように思います。それとも私の記憶違いでしょうか。その中では、栄永君の作品が、写真部らしく写真の地肌の美しい作品で印象に残りました。
冬公演
「さらば、ぼくらの宇宙地球号」
劇団月光斜TeamBKC11(木)
12(金)
13(土)
18:30
13:00/18:30
14:00
ユニオンホール無料
冬公演
「My Home=
home ground」
劇団立命芸術劇場11(木)
12(金)
13(土)
18:30
13:00/18:30
13:00/18:00
学生会館小ホール前売300円
当日500円
震災からの定点観測展
〜大仁節子さんの視点に今を重ねる写真展〜
立命館大学減災×
学びプロジェクト
13(土)-25(木)10:00-19:00應典院気づきの広場無料
第51回定期演奏会マンドリンクラブ14(日)17:00開場
17:30開演
府立文化芸術会館500円
冬のエレクトーンコンサート三弾鍵盤14(日)イオンモール茨木無料
全日本学生選手権応援団チアリーダー部14(日)10:30-代々木競技場第一体育館2250円〜
 * インカレの試合を初めて観戦しました。10時30分から19時まで、途中に10分休憩をはさみつつも、ぶっ通しなんですね。選手の皆さんは、選手席にいる 間も他校を応援し、自らの演技では2分30秒もの間の全力演技と、そのバイタリティには敬服させられます。立命館大学は、Division1に出場したA チームは、準決勝では過去最高タイの5位だったのですが、決勝ではミスがあって最終的には6位。しかし昨年より一つ順位を上げているので立派な成績でし た。Division2に出場したBチームもノーミスの演技で6位でした。また、パートナースタンツ部門では、競技部門で優勝した帝京大学のペアを押えて 見事1位でした。Divison1の優勝は帝京大学で初優勝、準優勝はわずか0.5点の差で常勝日本文理大学、3位が梅花女子大学、4位が日本体育大学、 という結果でした。この上位4大学と、5位から8位の大学(日本女子体育大学・立命館大学・学習院大学・桜美林大学、なお、応援団部門で優勝した同志社大 学の点数が桜美林大学と同じですので、演技内容が違うとはいえ、だいたいこのレベルに相当するのかなと思います)とは点数でも大きな差があります。とりわ け、帝京と日本文理の演技は、私には信じられないようなものでした。技の難易度もともかく、崩れないし、投げ上げる角度が遠目にもわかるほど大きくズレた のにもかかわらずトップは平然と立っている、など体幹の強さかなと思います。これらとの差は大きいなと感じさせられました。Division2でも、両大 学のチームはこれがDivision2に出場するチームかと思わせる演技でしたし、点数的にも、Division1の上記桜美林大学の次にあたる点数を出 していました。終了後のミーティングで、元気をもらった旨のご挨拶もさせていただきましたが、その場でコーチからは、Aチームはミスがなければもっと大き な点数になるし普段の練習から集中すること、Bチームは難易度を上げること、の課題が示されていました。他大学のチームは、一年の総決算として4回生中心 のチームなのに対して、立命館大学は4回生は引退して新チームでインカレに臨んでいますので、このチームはまだまだ伸びると思います。今後を楽しみにして います。吉井雅紀君がスポッターとして大会役員を務めていました。お疲れ様でした。
冬展写真研究会15(月)-19(金)10:40-18:00以学館多目的ホール1/2無料
 *18 日の昼前に出かけました。今回は作品として意識的に作ったものが多くみられて、かつての写真研究会を思い出させる内容でした。私はこのような方向が好きで す。ぜひ、より進めてほしいと思いました。中でも印象に残ったのは以下の作品です。河崎有希「SnowWhite」、モノクロですが色合いの鮮やかなもの でした。山本成美「Re:set」、粗い基盤に夕陽の風景を写したものですが、地肌から海の感じがでていました。吉田智哉「TheMagi」、ロリファッ ションの女の子の三枚組写真ですが、表情もポーズもいいですね。川端惇「薄れゆく記憶」は、水たまりに写った塔と鳩を上下反対に展示して、虚と実を反転さ せていました。藤森友梨「脆」、枯葉を二枚配置した写真で、実は最も味わい深かったですね。谷慎太郎「あの日の記憶」朽ち果てた机と椅子。永津慶伍 「CanvasCube」、立体形状で。あと、作ろうとしている意欲は買うのですが、効果が見えないな、と感じたものは、「悪徳の栄え」「MIKAN makes me happy」かな。
冬のコンサートピアノ研究会16(火)-17(水)16:30開演以学館1号ホール無料
冬季展写真部16(火)-21(日)11:00-18:00ギャリエヤマシタ2号館無料
 *20 日の昼にでかけました。学内でみた際と同じように、地肌の美しい作品だと感じました。今回感じたのは、この地肌の美しい作品を大判のプリントで見たい、と いう思いでした。堪能したいという意味で。また、対象の小さな部分(咲く花等)に焦点を当てた作品がいくつかありましたが、現在のプリントではそれが埋没 してしまっていると感じていますが、それを大判のプリントで見ると違って見えるのではないか、と思うのです。
2014年度冬公演
「人影に候ふ」
劇団月光斜18(木)
19(金)
20(土)
18:30
13:00/18:30
13:00/17:30
学生会館小ホール500円
 *20 日17:30の回を見てきました。寺田屋事件を背景にして、「誇り」を探し彷徨う男の物語でした。人影ということで、障子に映る影の演出は面白かったです ね。また、前説と後説も愉快でした。ただ、脚本はもっと刈り込みが必要ですし、逆に書き込むことも必要です。特に、話しの展開の必然性、あるいは主人公の 心の動きの必然性が感じられませんでした。それがないとお芝居に入り込めません。役者さんは、陰と陽の両方の演技が必要でしたから大変だったと思います。 3回生はこれで引退だそうです。お疲れ様でした、これからもお芝居を続けてください。
第112回定期演奏会交響楽団20(土)13:30開場
14:00開演
京都コンサートホール1000円
 * 最初は竹下君の指揮で、ムソルグスキー「禿山の一夜」。もっとメリハリをつけなければ、劇的な印象の曲なのだから。続いて、阪先生指揮でチャイコフスキー 「眠りの森の美女」。これがとても心地よい演奏でした。阪先生らしい、艶やかな音になり、オケのメンバーも緊張感のある音を出していました。本当にいつま でも聞いていたい音楽でした。最後はチャイコフスキー「交響曲第4番」。がんばっていたと思いますが、どうしても平板に聞こえてしまいました。限界かな。 おそらく、この曲の訓練と本番演奏で手一杯だったのでしょう。アンコール演奏はありませんでした。年末でしかも雨であったにもかかわらず、団長の高野君 は、1400人近く入場者があったと述べていました。この集客は立派です。学生証を提示すると無料、という企画もいいアイデアでした。
Christmas Live 2014Clef21(日)14:00-17:00以学館2号ホール無料
冬展写真研究会22(月)-25(木)10:00-18:00ユニオンホール無料
第54回定期演奏会クラシックギタークラブ26(金)18:00府民ホールALTI無料
チャーリングフェスティバル応援団28(日)13:30開場
14:00開演
守山市民ホール無料
 * 今年は全体の構成、各部分が従来とまったく変わっていて驚きました。元応援団長の渡辺君にあったのですが、彼も、意欲的な取り組みに感心していました。第 1部は応援団演舞ですが、LEDライトを使ったファンタジアが新たな取り組み、また、MCのキレがよかったですね。第2部が、吹奏・チア両部の舞台。吹奏 のWickedはサマコンの演目ですが、今回は一般の音源を使っていたのが違うところかな。第3部はファイトオンステージとして、アメフトと野球の応援風 景の再現。私は今年、アメフト・野球の応援に行っていなかったことに気付かされたのですが、ダンスが従来とは違っているようです。新しいスタイルで応援し ていたのですね。更に、途中で、関関同の応援団長に登場していただいてのステージ、「きずな」の目標を体現していたように思いました。第4部が両部のコラ ボレーションステージ。改めて思ったのですが、この両部共に全国レベルの大学はないのではないでしょうか。この両部だからこそのステージで。かなりコラボ に工夫していました。次年度はこれがより進むのではないと思います。最後はフィナーレとアンコールですが、アンコールもいつもと違ってはじけた感じでし た。守山市民ホールは1300人のホールで、前の何列かを楽器のためにつぶしていましたが、立ち見の人もたくさんいましたから、入場者は1000人を超え ていたように思います。年末にかつこんな遠くで開催している中でのこの集客は立派です。サマコンが1200人でしたが、定演の入場者が少なかっただけに、 ほっとしました。
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