学術・学芸系サークルの催し物(11月
分)
ここでは私自身の覚え書きとして、催し物一覧と若干の感想をメモしています。
企画
名 |
団体
名 |
日
付・曜日 |
時間 |
場所 |
入場
料 |
衣笠学園祭
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学園祭実行委員会
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1(日)
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12:00-17:00
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KIC
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無料
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*今年から、各キャンパス
一日づつの学園祭となりました。団体企画のスタンプラリーは続いているので、12時から16時頃まで廻って、USBメモリー、お皿、タオルの三点をいた
だきました。ただ、今年は団体企画がとてもわかりにくかったですね。そもそも全体パンフの配布が直前で、私が手に入れることができたの当日の12時を回っ
てからですから全体像がつかめませんでしたし、そのパンフも舞台などの企画が中心で、団体企画は後景に退いていました。また、当日パンフがありませんでし
た。これにはさすがに驚きました。これでは企画を回りようがありません。さらに、建物の中の表示も不親切で、全体図がなく、当該階の案内しかありま
せんでしたので、結果的に、各建物の最上階の展示を見逃しました。団体企画を中心としてきたのが立命館大学の学園祭です。舞台企画や模擬店に流されないよ
うにしっかりと学園祭に対するビジョンをもっていくことが必要だと思います。団体企画
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衣笠学園祭
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1(日)
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12:00-17:00
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KIC
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無料
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*いつものように存心館からですが、今年は書道部が展示をしていませんせでしたので(室内模擬店でした)、例年とは順番を変えて、まず地下から。鉄道研究会「古今東西鉄道三昧」、今年の研究テーマは「災害と鉄道」でした。会員の投票で決めたそうですが、いいテーマでした。毎年、違ったテーマを設定していますが、このテーマはもっと掘り下げてほしいと思いました。二階。朝鮮文化研究会「京都の中の在日朝鮮人」、京都の各場所における在日朝鮮人の紹介でした。これまで認識はしていたのですが詳しくは知りませんでした。もっと詳しい資料がほしいですね。地理学研究会「北
摂ニュータウン開発と問題」、都市化のデータをメッシュ・マップ化したもので、時期によって都市化がどのように進んだかを示していました。北摂は、戦前ま
では北国街道沿いが開けていましたがそれ以外は田畑、それが60年代と70年代の20年間に都市化が進んだ様子がわかります。これから市毎のデータを作成し、
市毎の政策と照らし合わせるようです。私自身、茨木市の市民会議のメンバーですので、結果が知りたいですね。民科法律学生部会「FW体験記」、過労死のテーマで、弁護士さんにヒアリングした結果でした。field workのためにはその前提として最低限の基礎的学習が必要です。PENクラブ「冲方丁展示会」、講演会との関係で、冲方作品を紹介する展示でした。三階。RitsCat「地域猫活動」、衣笠キャンパスに居住している猫は7匹なのだそうです。特に外部からの流入はないし、これらはすべて去勢されているので増えることもないようです。サークルはこれらの猫に餌やりをしているだけでなく、糞尿の処理もしていることは知りませんでした。東洋史研究会「過去から学ぶもの」、歴史的できごとから何を得るのか、という視点での発表でした。この視点は重要です。私は解説してくれた会員の研究テーマについて、袁世凱の思想に中国人民の愚民的発想があり、それは孫文の思想にも通じるものがあったと教えてもらいました。考古学研究会「松尾山廃寺と古代体験」、今年の調査結果を中心に解説してもらいました。大量の土師器のかけら、合わせて80kgを発見し、それは縁の形状から編年的整理が可能だそうです。ただ、大量の中で復元するのは大変だと思いました。来年の研究報告が楽しみです。城郭研究部「城郭と銃火器」、マニアックな解説が楽しみなサークルですが、今年は、銃火器の発達に対する城郭の対応を質問したのですが、あまり説明してもらえなかったのが残念でした。
続いて、志学館二階。漫画研究会「秋のパネル展」、昨年も書きましたが、衣笠の漫研のデッサン力は上がったと思います。作品集が欲しいと思いました。セツルメント「科学で遊ぼう」、昨年は竹細工の企画だったのだが、今年は刃物がダメだということでスライムづくりになったそうです。
次いで、以学館地下。古美術研究会「琳派400年の歴史」、今年らしいテーマではありましたが、このテーマで統一されているわけではなく、パート毎に違った内容でした。二階。MBF「ハ
ンディキャップ・チャレンジ」、三つの体験をさせてもらいました。最初は目隠しをして手探りで同じものを探す体験、次は、耳栓をしてゼスチャーで相手に言葉を伝える体験(三分間で
かなりたくさん伝えられたと思います)、最後は、目隠しをした会員を受け付けまで誘導する体験でした。実際の体験は大切です。学びのコミュニティ集団形成助成を受けている団
体でした。この助成金を利用してどんどん自主的研究団体が増えることを期待しています。とるて「盲導犬ってなあに?」、盲導犬は必要としている人に対して3割しか満たせていないのだそうです。三階。Jollybe「もしフィリピンに生まれたら」、今年は、元はスモーキーマウンテンにいた人たちが移動したコミュニティでの、青年会活動支援と給食支援を行ったことの説明をしてもらいました。color-free「多様な性」、展示でした。サトウタツヤゼミ「占いの館」、サトウゼミの研究発表でした。会場でお会いしたサトウ先生は、集団的に研究できていないとおっしゃっていましたが、個々人でパネル一枚分を作るのは大したものだと思いました。四階。日本史研究会「日本史を考える」、個々人の関心に沿った研究の発表でした。TRPG倶楽部「TRPG展示会」、これまで詳しくは解説してもらっていなかったのですが、今年は、歴史から進め方など詳しくかつ情熱的に説明してもらいました。どの団体でも、取り組みへの情熱をもっている姿勢が見える説明がもっとも楽しいですね。
次は、恒心館一階。beleef「フェアトレード展示会」、いつもの展示。二階。たまごのきみ「絵本の国」、今年の作品の読み聞かせがあればいいなと思ったのですが、少し前の時間にclefとコラボしていたそうです、聞きたかったな。IVUSA「笑激的な展示」、今年は、熊野など高齢化が進む地域での祭り支援の説明をしてもらいました。RitsBLOH「花」、今年はインドネシアで家を建てたことの解説をしてもらいました。
最後に、諒友館一階。三弾鍵盤「コンサート」、今年は学部対抗の企画をしていたりと興味深かったのですが、学園祭が一日だけということもあって、時間のかかる演奏系は、三弾鍵盤以外も含めて、時間をとって聞くことができず残念でした。二階。メディア芸術研究会「メディけんっ!!」、班毎に部屋を分けての展示でした。いつもしっかりした研究をしているのですが、今回は、ゆっくりと話しを聞くことができませんでした。三階。cos-mate「コスプレ」、衣装は手作りだそうです。中国研究会「管「中」豹」、中国将棋の実演を見せてもらいました。中国将棋はもちろんこれまでに知ってはいたのですが、実際の対戦を見たのは初めてでした。減災X学びプロジェクト「減災X学びプロジェクト」、山口先生が指導しているプロジェクトでしたっけ? 四階。ゆるカメ「Photism」、絵画とのコラボの企画があったのですが、もっとしっかりとやれば面白いのになと思いました。
今年、情熱的に展示の説明をしてくれたのは、地理学研究会、考古学研究会、TRPG倶楽部、RitsCatの各サークルでしょうか。私の話しの持って行き
方にもよるのですが、情熱的に解説してくれる展示が増えることを願っています。今年は、スタンプラリーの台紙にアンケート欄があり、そこでは印象に残った
団体展示を書く欄もありましたので、上記の前3団体の名前を書いて提出しておきました。
2015年度卒業公演 「散歩する侵略者」 | 劇団月光斜 | 5(木) 6(金) 7(土) | 18:30 13:00/18:30 13:00/17:30 | 学生会館小ホール | 500円 |
OIC学園祭
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学園祭実行委員会
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7(土)
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12:00-17:00
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OIC
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無料
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*初めてのOICでの学園
祭です。キャンパスは大混雑で、学生の年代の者よりも親世代以上の人の方が多かったのではないかと思われるほどでした。キャンパス内もそうですが、音楽系
イベントの会場内だとよくわかります。Fizのコンサートなどグランドホールに半分以上は入っていたと思いますが、大半が親世代以上の人ばかりでした。三
弾鍵盤もそうでした。在学生の父母の方もいらっしゃるでしょうが、人数からして、地域の方が多かったようです。三弾鍵盤の演奏会会場で隣に座った方と話し
ましたが、大阪の方で、立命館が大阪に来てくれてうれしいと話してくれました。どのイベントも大入りで、映画部の上映会などアンケート用紙が足らなくなっ
ていました。いいスタートを切れたのではないでしょうか。
ただ、衣笠以上に、団体企画の案内がまったくありませんでした。当日パンフがないだけ
でなく、衣笠にはあった建物のフロアにフロア毎の案内もありませんでした。A棟の三階で、元学友会委員長の柏倉君や、当時の学園祭事務局の人達の久しぶり
にばったりと会って話していたのですが、彼らも団体企画の案内がないことに不満を述べていたそうです。そのため途方にくれましたので、学園祭パンフをもっ
てその地図を見ながらまわりました。また、団体企画だけでななく、全体に案内が不備であったようです。上に書いた、三弾鍵盤の会場で会った方も場所がわか
らなかったとおっしゃっていました。このあたりは改善すべきことでしょう。団体企画
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OIC学園祭
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7(土)
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12:00-17:00
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OIC
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無料
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*団体企画の場所探しに苦労しましたが、結果として、シールラリーの結果、折りたたみ傘、水筒、お菓子の詰め合わせのすべての賞品をいただきました。
まず、A棟の一階。photo「初展」、写真の展示。新たな団体のようです、ぜひ継続してください。もっと人を撮ってほしいかな。4.25Nepal+R「ナマステ・ネパール」、この団体も新しい団体のようです。ネパールの地震被害の実相を伝えたい思いで展示を行っていました。二階。IVUSAOICクラブ「展示会」、今年の活動を紹介してもらったのですが、案内してくれた学生が自ら出かけたもの、常総市の水害復興や星野村の棚田保存を中心に説明してもらいました。琵琶湖漫画研究会「パネル展」、版権作品、創作作品、テーマ作品に分けての展示でした。衣笠の漫研についても書いたのですが、作品集が欲しいですね。漫画の同人誌があるのですが、これは作画があまりにも雑なので、一枚もののイラスト集の方がいいですね。三階。Jollybe「もしフィリピンに生まれたら」、受付の学生が私の顔を覚えていてくれたようで、衣笠と展示が同じ旨を教えてもらいました。説明を求めた学生もOICの学生ではなかったようです。OICの学生もぜひかかわってほしいですね。会計学研究会「熱い会計学!」、一回生と二回生が自ら調べた内容のポスター展示でした。課題設定が必要かな。丹後村おこし活動チーム「そうだ丹後、行こう」、今年は、棟の再建、これまではトタンであったのを笹葺きにもどす作業を行ったことを教えてもらいました。SPOT編集部「業界研究」、展示は、雑誌SPOTの内容紹介でした。今回販売している雑誌が第2号ですが、創刊号も持っていますが、それに比べて、問題意識が弱いように感じました。OIC社研「社研とは」、社研と名乗ってましたが、実際には、経済科学研究会のOIC支部という形で活動しているようです。OICを基盤としたサークルが育つといいですね。さらに、コンコースを利用して研究発表をしてほしい旨を依頼しておきました。探検部「前人未踏展」、今年は、昨年に引き続き行った八丈島のポットホール調査の説明をしてもらいました。八丈島観光協会と協力しての地図作りを行っているようです。村おこしにつながればいいですね。
続いて、C棟の一階。ミュージカルサークル「マスカレード」、カフェテリアの舞台を使っての公演でしたが、この場所には合わないような感じです。公演場所の条件は良くなかったのでしょうが、このようなサークルが活動を始めたことが大切ですので、ぜひ頑張ってください。二階。広告研究会「悪
役展」、衣笠での展示を見損なってしまったのですが、OICでの展示を見る限り、いつもの比べて小規模のような感じです。悪役とは、社会の進歩のためには
絶対に必要な存在だと思っています。新たなチャレンジをするには現行秩序に反することになるため、守旧派からは悪者と扱われますから。ただしそのチャレン
ジの方向性によって、結果として悪になったり善になったりします。このあたりを捉えた悪役像がほしかったな。三階。鉄道研究会「古
今東西鉄道三昧」、OICの教室条件を生かして、壁にスライドを投影する形で展示していたのはよかったですね。衣笠の展示を見て、機関紙のポイントが欲し
くなったのですが、会場で顧問の山本さんに会いましたので、山本さんに仲介してもらって、予約注文をすることができました。
そして、D棟。PEACE「PEACE FESTIVAL」、もっとひろい場所で演奏できればよかったのでしょうが。三弾鍵盤「演奏会」、こちらも同様です。少なくとも音が抜けるような場所の方がいいのでしょうね。
最後に、B棟。Fiz「2015演奏会」、グランドホールに半分ほど入っており、年齢層は高めでした。映画部「学
祭上映会」、今回はいずれも過去作品ばかり3作品を見ることができました。「京都1964」は、今から見ると不思議なテイストの作品でした。「The
Day for Night Murder
Case」、セリフが棒読み、カメラがちかちかして見にくかったですね。「JENGA」はアイデアはわかりますが、もっとリアリティがほしかったかな。落語研究会「秋
の立命寄席OIC」、立の家紋浪さんの「初天神」と、立命亭多妻来君の「狸賽」の二席を聞きました。いずれもよく聞くネタですが、紋浪さんは、もっと余裕
をもって演じられればいいなと思いました。多妻来君は顔が面白いかな、一回生だそうですのでこれから期待しています。It's トゥルットゥ−show | LUSTER | 8(日) | 13:00-14:00 16:00-17:00 | エポックホール | 無料 |
聞いて楽しい ふれあいコンサート | 応援団吹奏楽部 茨木市民生委員児童委員 協議会:主催 | 8(日) | 13:30-15:30 | OICグランドホール | 無料 |
第73回秋期本公演 「Quest-ce que cest que moi?」 | 西一風 | 12(木) 13(金) 14(土) | 13:00/18:30 13:00/18:30 14:00/19:30 | 学生会館小ホール | 前売300円 当日500円 |
BKC学園祭
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学園祭実行委員会
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15(日)
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10:00-19:00
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BKC
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無料
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団体企画
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BKC学園祭
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15(日)
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12:00-17:00
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BKC
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無料
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アトリエ展 | 美術研究部 | 17(火)-20(金) | 10:00-18:00 | 以学館多目的H1/2 | 無料 |
*19
日の昼に見てきました。入口には全員で作成した作品、その後に、テーマ展示・合作作品・通常展示と、バラエティに富んだ展示でした。通常展示では、本間は
る華「stereotype」が印象に残りました。浴衣姿で座る女性をモノトーンに近い色調で描いた油でした。サイズもしっかりとあって、
stereotypeな素材と表現ではあるかもしれませんが、見ごたえがありました。滝根甲斎「population」は、CDジャケット。小品ですが手
慣れた感じ。福村優「あいそんないこっちゃ」は、祖母を描いた油。こういう作品はいいですね。テーマ展のテーマは「皮」でしたが、皮から何を表現するか
しっかりと考えることが必要だと思いました。福村優「GHOST」は、皮をはぐと下から顔が、という趣向。佐藤出泉路「skin」は、そのままの造形物。
竹淵さゆり「抱擁」。合作作品は、共通テーマが「すし」、これこそ何を表現するのかが鍵でした。関友里「Sushi
construction」構成、ということで一つのアイデアだと思います。星野彩佳「S.K.」も造形物。秋定期演奏会 | PEACE | 20(金) | 18:00-20:30 | ユニオンホール | 無料 |
第42回独重奏会 | クラシックギターークラブ | 20(金) | | 府民ホールALTI | 無料 |
演奏会 | Fiz | 22(日) | 13:30開場 14:00開演 | エポックホール | 無料 |
立命能 | 能楽部 | 24(火) | 12:00 | 以学館2号ホール | 無料 |
秋季展 | 書道部 | 26(木)-27(金) | 9:00-18:00 | ユニオンホール | 無料 |
第114回定期演奏会 | 交響楽団 | 28(土) | 17:00開場 18:00開演 | びわ湖ホール大ホール | 1000円 |
*
最初は校歌の演奏から始まりました。交響楽団の定期演奏会では通常はないのですが、60周年記念ということで校歌演奏であったのでしょう。ただ、春の定期
演奏会はアンコール曲を準備する余力がなかったように、今回は、学生指揮用の曲を準備する余力がなかったのかもしれません。次いで、ヘーデンボルク・直樹
さんをチェロ独奏者に迎えて、ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」。第一楽章の最初、出だしの音が柔らかくていいですね、第二楽章は、フルートがチェロと対抗
するように頑張ってました。ヘーデンボルクさんへのアンコールに応えて、バッハ「サラバンド」。さすが、としか言いようがないです。協奏曲で聞くよりも、
ソロで聞いたほうが聞きごたえがあったような気がします。次が、チャイコフスキー「交響曲第5番」。これがすばらしい演奏でした。迫力があり、ノリにノッ
タ演奏で、これならば東京でも大丈夫と思いました。第一楽章最初のクラリネット、いいです。第二楽章、チェロがメロディラインを奏でる部分では涙がでそう
になりました。第三楽章はワルツの気分。なんと、ヘーデンボルク・直樹さんがオーケストラの中に入ってチェロの演奏。学生はうれしいでしょうね。練習に、
阪先生とヘーデンボルクさんを三日も拘束したそうですし、なんとも贅沢です。さらに、アンコールが楽しい演奏でした。オーケストラの中に、チェロでヘーデ
ンボルクさんが入り、ピアノに中橋先生が入り、パーカッションになんと阪先生が入って、バーンスタイン「ウェストサイドストーリー」。阪先生はパーカッ
ション・デビューだそうです。定期演奏会 | ピアノ研究会 | 29(日) | | OICグランドホール | 無料 |
*
いつものように三部構成、各4曲で計12曲の演奏でした。とりわけ、最後の山崎夏希さんによるリスト「死の舞踏(サン=サーンス)」の演奏がすごかったで
すね。柔らかくありながら、キレのよいタッチでしたし、情景が浮かんでくるような演奏でした。ドレスも素敵でした。順番に感想を。第一部。鷲田悠子・ド
ビュッシー「ケークウォーク」、楽しそうな演奏でしたが、もっと抑揚をつけた方がいいかな。中谷理沙・ムソルグスキー「キエフの大門」、しっかりとした迫
力のある演奏でした。樋口恵理花・シューマン「子供の情景より」とショパン「雨だれ」、思いを表現することが必要のように思います。高橋敬崇・ショパン
「バラード第1番」、悪くはないのですが、もっと各部分について表現を変えてはどうでしょう。第二部。安藤順彦・桑田佳祐「愛の言霊」、アレンジの際にい
ろいろと加えすぎて主旋律がわかりにくくなっています。川崎円馨・ドビュッシー「バスピエ」、手慣れた演奏ですが、もっと思いが伝わればと思います。南大
貴・Wato「幻想曲」。湯口理歩・ショパン「スケルツォ第2番」、強いタッチで、かなりしっかりとした演奏でした。第三部。西居克紘・プロコフィエフ
「ソナタ第1番」、演奏の難しそうな曲でした。水谷昂平・ショパン「ポロネーズ第6番」、もっと余裕をもった演奏がほしいですね。林雄希・リスト「愛の夢
第3番」、出だしのやわらかいタッチは魅力的ですが、後の旋律の演じ分けが必要ではないでしょうか。全体として、選曲がクラシックの古典的な作品ばかり
です。以前のピアノ研究会のコンサートでは、私の知らない作曲家のすばらしい作品の演奏があったのですが。挑戦的な取り組みも必要だと思います。
OIC
では初めての定期演奏会ですが、衣笠で開催したこれまでの定期演奏会は部員を除くと20人から30人程度の入場者であったように思いますが、今回は、年配
の方から子供まで100人以上、入場していたようです。また、今回からアンケートで名前を収集していましたが、これまでやるべきと私は思っていたのですが
やられていないことで、観客を組織しようとする動きはいいことだと思います。ホールは、ピアノの音がよく響きますし、スタインウェイもさすがにいい音でし
た。冬季写真展 | 写真研究会 | 30(月)-12/4(金) | 11:00-18:00 | 以学館多目的H1/2 | 無料 |
*30
日の夕方に出かけました。写真研究会らしく、様々な試みをしている作品が印象に残りました。たとえば、清水「世界を身に纏う」、イラストを写真にしている
作品。後藤「」、写真の処理が。五島「孤独」、金魚鉢の金魚を。梅村「月火水木金土日」。美しい作品としては、藤田「」、小森「」、戸山「」、浅井
「Remix」が挙げられます。出品リストが欲しかったな。Go to the
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