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立 命 館 法 學

 

2009年 第5・6号

生田勝義教授 大河純夫教授 退職記念号


 

論     説       
上 巻
裁判員裁判と刑法―「難解な法律概念と裁判員裁判」を読む― 浅 田 和 茂
社会的相当性の意義に関する小考―ヴェルツェルを中心に― 安 達 光 治
公害・環境法における割合的責任の法理―裁判例の分析と若干の考察― 石 橋 秀 起
不真正不作為犯と罪刑法定主義 井 上 宜 裕
「公務員」という言葉 鵜 養 幸 雄
行為原理と法益論 嘉 門  優
横領罪における不法領得の意思―「本人のためにする意思」について― 金  尚 均
大審院の迷走―昭和初期の民事部判決にみるそのいくつかの軌跡― 木 村 和 成
社会的迷惑行為のハイブリッド型規制と適正手続 葛 野 尋 之
譲渡担保等における「被担保債権の弁済期の先後」ルールの帰趨
―所有権留保等への拡張を素材として―
小 山 泰 史
ドイツ法における親子の交流と子の意思
―PAS(片親疎外症候群)と子の福祉の観点から―

佐 々 木  健
被害者の仮定的同意について 塩 谷   毅
生命保険契約の失効条項の効力 竹 濱  修
国際人権法における触法精神障害者の強制入院 田 中 康 代
イタリアにおける消費者法の状況・その1―消費法典の成立・施行― 谷 本 圭 子
民事訴訟における証明度論再考―客観的な事実認定をめぐって― 田 村 陽 子
弁護活動における瑕疵の被疑者・被告人への帰属 辻 本 典 央
不特定者に対する幇助犯の成否 豊 田 兼 彦
予備罪の中止について―予備罪に対する中止犯規定の類推適用の可否― 野 澤  充
下 巻
弾劾主義・当事者主義と訴因の防禦権保障機能
―麻薬特例法5条違反の罪に関わって―
久 岡 康 成
近時の刑事立法に対する批判的検討―何が問われているのか?― 玄  守 道
裁判員裁判と性犯罪 平 山 真 理
不実の抵当権設定仮登記と横領罪の成否
―最二決平成21・3・26刑集63巻3号291頁について―
平 山 幹 子
民刑峻別の軌跡 廣 峰 正 子
19世紀初頭のフランス民法学における解除条項理論の一断面 福 本  忍
法廷外弁護活動と公正な裁判―松川裁判運動と裁判批判論争に学ぶ― 渕 野 貴 生
ナチスの法律家とその過去の克服
―1947年ニュルンベルク法律家裁判の意義―
本 田  稔
ドイツにおける夫婦財産制改正の背景と概要 松 久 和 彦
みせかけの構成要件要素と刑法38条2項 松 宮 孝 明
建物吹付けアスベストと建物賃貸人の土地工作物責任
―大阪地裁2009(平成21)・8・31近鉄事件判決の検討を中心に―

松 本 克 美
障害のある犯罪行為者(Justice Client)に
対する刑事司法手続についての一考察
森 久 智 江
故人の追悼・慰霊に関する遺族の権利・利益の不法行為法上の保護
―靖国合祀取消訴訟をてがかりに―
吉 村 良 一
謝罪広告請求の内容とその実現 和 田 真 一
イギリス新裁判官準則期における告発後の取調べについて 和 田 進 士
「出入」の終了―江戸時代の民事訴訟手続― 大 平 祐 一
生田勝義教授オーラルヒストリー 聞き手: 本田 稔
      渡辺 千原 
大河純夫教授オーラルヒストリー 聞き手: 吉村 良一
      小山 泰史
生田勝義教授 略歴・主な業績
大河純夫教授 略歴・主な業績



第327・328号