4日目 湖州市呉興区から徳清県乾元鎮へ移動。 清河橋 明嘉靖年間の『徳清県志』によると、北宋に建設された橋。街中の細い川の上にこじんまりとかかる小さな橋で、趣がある。現在は道路の傍らにあるので、実際に橋としてはほとんど使われていないようだ。 文廟 『文物地図集』によると、文廟は清河橋の近くにあり、宋代に建てられ、清代に改修されたという。街の人に聞いてみたところ、場所を教えてくれたので行ってみると… こちらも改修中であった… その後、街の入り口にある、複数の川が合流する地点の閘門などを見学。今回行ったところは合流地点が多かったので、閘門をよく見たよ。運河や水門が好きな人には浙江省は見どころが多いね。 寿昌橋 清の道光年間に書かれた『武康県志』の記載によると、南宋の咸淳年間にかけられたものだという。『文物地図集』によれば保存状態が良いそうで、石材は現地で有名な武康石を使用しているとのこと。現存する宋代の橋として貴重なものだ。 |
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南湖 杭州市余杭区余杭鎮に位置する湖。 この辺りは古代から洪水に悩まされていたそうで、南湖付近からは古代の文物が多く出土しているとのこと。春秋時代には呉・越あたりに属し、戦国時期には楚に属していたという。秦以降は会稽郡、唐以後は杭州に属し今に至る。以前は洪水時に杭州手前で水を受け、杭州中心部に水が大量に流れ込まないようにするという役割も担っていたそうだ。 |
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晩い昼食をとった後、杭州市拱墅区へ。 拱宸橋・京杭大運河杭州段遺存 拱宸橋は杭州運河の終点だそうだ。はじめ明の崇禎4年(1631)に建てられ、現存するのは清の光緒11年(1885)に再建されたもの。このあたりの運河は年間を通じて100トン級の船舶が通行できるという。 香積寺塔 |
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5日目 閘口白塔 西湖の南、銭塘江の川ぞいに位置する。この塔はいつ建てられたものなのかはっきりしないそうだが、『文物地図集』では様式等から五代呉越後期に造られたものではないかとしている。現在はこの塔を囲んで公園になっている。白塔を詠んだ詩などが刻まれた石碑なんかも建てられていたよ。 梵天寺経幢 |
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